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SquarespaceからXServerへのドメイン移管手順【Blogger利用の場合】

SquarespaceからXServerドメインへ

Bloggerについての久しぶりの記事で、ドメイン関係の少々マニアックな内容です。

当サイトはBloggerにSquarespaceのドメイン(旧Googleドメイン)にて運用していました。

前々からSquarespaceドメインから別のところに移管したいと思っていたところ、Squarespaceよりドメインの価格が年間約400円上がるというお知らせがありました。

良いタイミングだと感じたので、価格が安く扱いやすい「XServerドメイン」に移行しました。

実際の作業工程を残しておきます。

ドメイン移管の条件

ドメイン移管にはそれなりに時間がかかり、以下のような条件もあります。

  • 「XServerドメイン」へ移管する場合、一ヶ月以上の有効期限が必要
  • JPドメイン以外の場合、移管元の管理会社でドメイン登録を行ってから60日が経過していること

ドメイン移管の下準備(Squarespace側)

条件を満たした上でSquarespace側でドメイン移管の準備を行います。焦らずに待つことも必要になります。

  • レジストラロックの解除
  • DNSSECをOFFにする
  • Whois代理公開設定はONでもOK
  • Whois情報の登録メールアドレスを確認
  • AuthCode(認証コード)の発行

レジストラロックの解除

最初のレジストラロック解除はわかりやすいです。

レジストラロックの解除

Squarespaceのドメイン管理画面「ドメインロック」をOFFにします。上の状態になっていればOKです。

DNSSECをOFFにする

DNSSECをOFFにするのはちょっとだけややこしいです。

DNSSECをOFFにする

方法は移管するドメインを選択して「DNS」→「DNSSEC」ここのトグルをオフにし「確認」ですが、反映されるのに最長2日くらいかかるらしいのでしばらく待ちます。

Whois代理公開設定はONでOK

Whois代理公開設定はSquarespace⇒XServerドメインではONのままで問題ありませんでした。

ただ、Whois情報に登録されているメールアドレスがしっかり使えるものかどうかは重要なのでチェックしましょう。必要なら変更するのですが、ここの変更もタイムラグがあるようです。

厳密には分かりませんが、私もメールアドレスを変更後すぐにAuthCode(移管コード)をリクエストしたら古いメールアドレスに届いていました。

登録してあるメールアドレスが全く使えないものである場合、Whois情報の変更後しばらく待つ必要があります。(後述の移管コードが新しいメールアドレスに届くまで繰り返す)

AuthCode(移管コード)をリクエストする

AuthCodeを要求する

ドメイン管理画面の左下にある「移管コードをリクエストする」からAuthCode(認証コードとも言う)を要求できます。しかし…

AuthCode(移管コード)はなかなか送られてこない

AuthCode(移管コード)は要求してから3時間後くらいに先ほどのWhois情報のメールアドレスに送られてきます。

私はSquarespaceからの移管コード発行があまりにも遅く感じたので、約2時間後に2回目の申請をしました。その直後に1つ目の移管コードが来て、入力を終了したタイミングで2つ目のコードが送られてきたのです。

そして、AuthCodeは最新のものしか使えないらしく、その後、XServer側から「このコード使えないので新しいのを入力して」と言われました。

…なので移管コードが送られてくるまでは気長に待ちましょう。

事前のネ⁠ームサ⁠ーバ⁠ー変更は不要(方法を完全に理解していればしてもいい)

事前にネームサーバーを変更することは一応できるかもしれないけど、この時点でネームサーバーに変更を加えるとサイトが表示されなくなる危険性があると思い、やめました。

結果として、ドメイン移管が終了してからXServerドメインでの設定後、1時間くらいでサイトは表示されたので、個人的には事前変更はしなくて良いと感じます。
(Squarespaceヘルプページ:https://support.squarespace.com/hc/ja-jp/articles/4404183898125-ネームサーバーの変更#toc-nameserver-registration--aka-glue-records-

XServerドメイン側での作業

ここまで進めたら、XServerドメイン側での作業を行います。

XServerドメイン:https://www.xdomain.ne.jp/

XServerドメイン ドメイン移管

自分のドメインが移管可能かをチェックし、Squarespaceから入手した認証コード(移管コード)を入力して進めていきます。

認証コードを入力する

さらに、XServerドメインのアカウントが必要となりますので、未作成の場合は以下のリンクを参考に作成しておきます。

XServerドメインのアカウント作成方法:https://www.xdomain.ne.jp/manual/man_order_domain_transfer_other.php

XServerドメインにてドメイン認証コード・アカウント作成・支払い方法まで入力して移管申請を送ると、1日後くらいにSquarespaceからドメイン名移管のメールが届きます。

Squarespaceからのメールはそのままにしておけば移管が進行し「再確認を依頼」ボタンを押してキャンセルすると移管は停止します。

このメールは若干分かりづらいので、内容をよく読みつつ間違って移管を停止しないよう注意が必要です。

ここでXServerからのメールがあり、クレジットカードの自動決済のキャンセル通知がきました。特に間違った登録をしたわけではなく、正式な契約がまだない(?)という理由でした。

できることはなさそうだったのでそのまま放置しました。するとドメイン移管申請中となり、1週間くらい待つことになりました。

XServerドメインの管理画面

(XServerドメイン移管方法:https://www.xdomain.ne.jp/column/domain-transfer/

移管が終了する前に、一応Squarespace上で「DNS設定」の「カスタムレコード」の欄をスクリーンショットするか全てテキストとして保存しておくと良いです。(移管が完了すると見れなくなるため)

SquarespaceのDNS設定画面

この画面ですね。私はサブドメイン(cub.plz...)も作成していたのでその情報も使いました。(※詳細情報は白く消しています)

移管後の作業

SquarespaceとXServerよりドメイン移管完了のお知らせメールが届きます。その時点でサイトが見れない状態になるので、できるだけ早く作業できるとベストです。(このタイミングを事前に教えてくれれば良いんですが…)

ネームサーバー設定

XServerドメインにネームサーバーを変更する必要があります。

XServerドメインにてネームサーバー設定

「ドメイン適用先サービス」を「XServer Domain」にして確認画面へ進むと自動的に以下のネームサーバーに変更されます。

  • ネームサーバー1:ns1.xserver.jp
  • ネームサーバー2:ns2.xserver.jp
  • ネームサーバー3:ns3.xserver.jp

ネームサーバー設定が自動で行われる

設定を変更するをクリックすればネームサーバー設定はOKです。

DNSレコード設定

続けてDNSレコード設定を行います。まずは以下のように記載します。

DNSレコード設定
内容のgnsは誤字でghsが正しいです

  • ホスト名:www
  • 種別:CNAME
  • 内容:ghs.google.com

新規独自ドメインへの変更の場合にはもう一つのCNAME入力が必要でしたが、Bloggerのドメイン移管の場合、つまり今回のようにすでにBloggerと独自ドメインを接続していると2つ目のCNAMEは不要の場合があるようです。

※厳密にはサーチコンソール等での所有者確認ができている状態らしく、Googleのヘルプページには「ドメインを設定するときに、2 つの CNAME を入力する必要がない場合もあります」と記載されています。
https://support.google.com/blogger/answer/1233387?hl=ja&ref_topic=6321959

※ちなみに2つ目のCNAMEはSquarespaceの「DNS」⇒「DNS設定」⇒「Googleレコード」にあります。(どうしても接続しないようなら入力してみても良いと思います)

「Aレコード」も4つ追加する必要があります。
(https://○○○.com/⇒https://www.○○○.com/へのリダイレクト用)

※すべて種別は「Aレコード」でホスト名は無し

  • 216.239.32.21
  • 216.239.34.21
  • 216.239.36.21
  • 216.239.38.21

最終的に記載したのは以下のようになりました。(サブドメインの分も含まれています)

すべてを記載したDNSレコード設定

記載したNS(ネームサーバー)とCNAME(メインとサブ)及びAレコードです。

私の場合には不要でしたが、2つ目のCNAMEが必要ならそれも記載します。
(Bloggerのヘルプページ:https://support.google.com/blogger/answer/1233387?hl=ja

設定後1時間くらいでサイトが見れるようになりました。

一応他の端末などでwww抜きのドメインにて検索を行って問題が無いかなど確認しておきます。

時間軸

■5月21日21時頃:Squarespaceでドメイン移管申請(約3時間後に認証コード到着)

⇒そのままXServerドメインでの手続きを行う

⇒5月22日11時頃:Squarespaceよりドメイン移管確認メール(「5/26までにキャンセル可能」をそのままスルー)

⇒5月28日13時頃:SquarespaceとXServerよりドメイン移管完了のお知らせあり、サイトが見れなくなる

⇒ネームサーバーとDNSレコード設定を行う

⇒約1時間後に無事、本サイト、サブサイトの両方が表示された

最後に

XServerドメインで「ドメインプロテクション設定」もできるので、設定しておいてもいいと思います。

最後にSquarespaceで「ドメインの接続を解除」で終了です。私はアカウントごと削除しました。

XServerドメインは価格的にも安く、管理画面もとても見やすいためドメイン移管先として結構おすすめできますね。

【参考】

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