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FIFINE AmpliGame A8 いまさらレビュー【デザインだけでなく音質も良い】

今回、2022年に発売されたFIFINE AmpliGame A8をいまさら選んで購入レビューしてみました。

A8を選んだ理由は、近い値段帯の製品レビューも多数見た上で、新型のA8 Plusの追加機能も特に不要と感じたからです。

FIFINEと同じく低価格で高機能な製品を出しているMOUNOのマイクも気になりましたが、デザインの好みでAmpliGame A8にしました。

FIFINE AmpliGame A8の詳細

包装されたAmpliGame A8

基本スペック

  • 対応機器:Windows10以降、macOS、PS4/5、OBS
  • インターフェイス:USB(PC側 USB-A、マイク側 USB-C)
  • 入力モニター用の3.5mmピンジャック搭載
  • マイク方式:コンデンサ型
  • 指向性:単一指向性(カーディオイド)
  • 入力感度:-40dB±3dB
  • 周波数帯域:50Hz-20KHz
  • サンプリングレート:48kHz
  • ビット深度:16bit
  • サイズ:約100mm(幅) × 122mm(奥行き) × 220mm(高さ)
  • 重量:約420g
  • 価格:約8,000円前後

付属品

■マイクアーム取付用マウント、3/8⇒5/8変換ネジ(金色のパーツで取り外し可能)

付属品のマイクアーム用マウント

■USBケーブル(約2m)

付属品のUSBケーブル

付属品はシンプルで、2mと十分な長さのあるUSB-A to USB-Cケーブルと、マイクアーム取り付け用のマウントが入っています。

AmpliGame A8の外観や使い勝手など

全体的なデザイン

AmpliGame A8のデザイン

FIFINEの製品は、他社ブランドと比較して高いデザイン性を持っています。洗練された外観と機能性を融合させて魅力的な製品を生み出しています。

AmpliGame A8も、マイク本体からショックマウント、ポップガード、そしてスタンドに至るまで、細部にわたって考え抜かれたデザインを採用しています。

各パーツが調和し、全体として美しく機能的なバランスを実現しています。マイクとその付属品の形状や配置は、単なる機能性だけでなく、視覚的な魅力も考慮されており、デスク上で存在感のあるアクセントとなります。

AmpliGame A8の主要部分にはプラスチック素材が使用されていますが、その質感や仕上げは高級感があります。

表面処理や色調の選択が巧みで、安っぽさを感じさせることなく、むしろ上質な印象を与えてくれます。カラーバリエーションもブラック・ホワイト・ピンクから選べます。

RGBライティング

RGBライティングの種類

FIFINE AmpliGame A8のRGBライティングは、多彩な発光パターンを選択できる点が大きな魅力の一つとなっています。

特に注目すべきは、上下のグラデーションカラー(固定)で、これは洗練された美しい色彩を演出し、デスク周りの雰囲気を向上させます。

色彩のバリエーションも豊富で、単色カラーとグラデーションカラーがそれぞれ6色ずつ用意されています。

グラデーションの自動ループ機能や単色の自動ループ機能も搭載されており、動的なライティングも可能です。

RGBの切り替えボタン

RGBの切り替えはマイク裏側にあるタッチ式のスイッチで行えます

綺麗なRGBライティングは、配信時のアクセントとして活用できたり作業環境に応じて適切な色調を選ぶことで、集中力や創造性を高める可能性もあります。

FIFINE AmpliGame A8のRGBライティングは、機能性とデザイン性を高次元で融合させた特徴的な要素となっています。

ミュートボタン(タッチ式)

ミュートボタン OFF時

マイク上部にミュートボタンがあり、タッチ式なのでノイズが乗らずに素早くミュートON・OFFを切り替えられます。

ミュートボタン ON時

ミュートボタンの反応は非常に良くて、軽ーく触れただけでしっかり反応してくれます。

マイクアームなどで利用していると上部のミュートボタンが見えない位置に来る場合もあるので、その際は簡単にON/OFFできるのが逆に使いにくくなる可能性はありますね。

できればミュート時に上部のインジケーターだけでなく、マイク全体のRGBも赤くなったら完璧だったかなと思います。

FIFINE AmpliGame A8の音質

AmpliGame A8のマイク音質は、声の録音に最適化された設定がなされており、非常に優れた性能を発揮します。クリアで明瞭な音声を捉える能力が高いです。

ホワイトノイズの抑制に関しても優れた性能を示しています。以前使用していたコンデンサーマイクと比較すると、ノイズの低減効果は顕著で、音声の明瞭度が大幅に向上してます。

さらに、AmpliGame A8は低音域のノイズに対して特別な注意を払っているようです。低周波ノイズを効果的にカットすることで、音声の純度を高めています。

また、音割れを防ぐための洗練された調整機能も搭載されているようで、高音量時でも安定した音質を維持できます。

ただし、このマイクの特性上、全音域を均等に捉えることは難しいかもしれません。特に音楽録音など、幅広い周波数帯域が必要な用途には適していない可能性があります。

しかし、Web会議やゲームでのボイスチャットなど、人間の声を中心とした通信に焦点を当てた製品としては理想的な性能を備えていると言えるでしょう。

音声の明瞭さと安定性を重視するユーザーにとって、AmpliGame A8は非常に魅力的な選択肢となります。

音質に貢献している要素

ショックマウント

ショックマウント

FIFINE AmpliGame A8の音質は、ショックマウントによる固定によって向上しています。

このショックマウントは、マイクに伝わる振動を効果的に吸収し、録音時のノイズや不要な音の混入を大幅に低減します。これにより、クリアで安定した録音が可能となります。

ポップガード

ポップガード部分
ポップガードには薄っすらニコちゃんマークがあるけど目立たない

さらに、標準装備されているポップガードも音質向上に貢献しています。

ポップガードは、発声時に生じる破裂音(特に「パ」「ポ」などの音)を和らげ、音割れや不自然な音の発生を防ぎ、自然で聞き取りやすい音声が得られます。

滑り止めスタンド

滑り止め付きのスタンド

滑り止め付きスタンドは、マイクをほど良い高さに設置でき、安定性も結構高いです。そのため使用中の振動などによる音質の変化や雑音を防ぐことができます。

デザイン的にもスタイリッシュでコンパクトなため、卓上に置いても自然に馴染みます。

使い勝手の良さ

USB-C to USB-Aケーブル1本を接続すれば設定は必要なく使える手軽さも魅力です。ドライバーやソフトウェアのインストールは不要です。

ゲイン調整用ノブ
マイク裏側にゲイン調整用ノブがある

AmpliGame A8はUSBをPCにつなげて、ちょどいい場所に置いてゲインとRGBの調整をマイク側で行えば準備OKです。

マイクのモニター調整

背面のイヤホンジャック

AmpliGame A8には、イヤホンジャックがあって入力した音をそのままモニタリングすることができます。

マイク音声と同時にPC側の出力も聞くことができるため、自分の声と同時にゲームやその他の音も聞くことができます。

ただし、モニタリング用の音量調整を個別で行うことはできません。(A8 Plusならこれが可能です)

注意点

マイクのゲインがちょっと低め

そこまでの問題ではないですが、ゲイン調整で最大にしてもちょっと入力される音量が低く感じました。(必要十分ではある)

個人的にはマイク側でゲイン100%、Windows側のマイク音量も100%にして使っていてちょうど良いかなと感じています。(マイクから離れて使う場面が多いため)

もしかすると、音割れ防止を防ぐような機能が働いて自動的にゲイン調整が行われている可能性もあります。

マイクアームを使う方法

配置が許せば、マイクアームを利用して口元に近づけることでもより鮮明な音を拾うことができ、キーボードのタイピング音なども拾いにくくなります。

RGB消灯が維持できない

RGBは消灯できるけど、再起動後には最終設定でまた光る仕様になっており、PCを再起動(スリープ状態からの復帰などでも)またLEDライトがついてしまいます。

つまり、完全なRGB消灯モードで運用できないのは注意点ですね。

RGB輝度を強引に下げる方法

RGBが強く感じる場合、ストッキングを利用して輝度を無理やり抑える方法があります。

RGBライティングをOFFにしても、PCがスリープモードに入ると再度点灯するので、消しておくことはできないのですが、輝度を無理やり調整することはできました。(物理)

RGBの明るさを抑えた

ストッキング(礼服用)をカットして、被せるだけです。これで輝度はかなり低くなり、かつ音質はほとんど変化しません。(ブラックモデルだけが目立たずにできます)

STRMD製マイクとFIFINE AmpliGame A8を比較

STRMD製とFIFINE AmpliGame A8の比較

以前に購入したフルセット約2,000円のSTRMD製マイクとの比較も行ってみました。

STRMD製マイクはマイクアームまで付属しており、トータルのコスパは異常に高かったです(※Amazonでは最近この価格では出品されていません。)

性能的にはFIFINE AmpliGame A8の方がノイズが入りにくくて声の入りが良いです。また、タッチ式のミュートボタンなのもFIFINE A8の使いやすさが上回ります。

AmpliGame A8はスタンドとショックマウント、ポップガードがセットになっていて、机にそのまま置いてUSB-C接続で使えます。

FIFINE AmpliGame A8は実売価格約8,000円と、金額面での大きな差がありますが、音質面やデザイン面を考えると予算が許すならAmpliGame A8をおすすめしますね。

まとめ

FIFINE AmpliGame A8をデスクで使った状態

FIFINE AmpliGame A8の購入レビューをお届けしました。Web会議やオンラインゲームでのボイスチャットなど、多様なデジタルコミュニケーションの場面で活躍する、オールインワンのUSBマイクです。

価格面でも魅力的で、10,000円を下回る実売価格にもかかわらず、高品質な音声キャプチャ能力を備えています。

セットアップが簡単なのも特筆すべき点で、USBを接続するだけですぐに使用可能です。この手軽さと高い性能のバランスが、製品の優れたコストパフォーマンスを実現しています。

さらに、ショックマウントやポップガードなどの付属品が標準で付いていることも、総合的な価値を高めています。

FIFINE AmpliGame A8は、ハイコスパで性能の高いゲーミングマイクを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢になります。

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