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US配列で日本語入力の切り替えを簡単に行う方法【各OSごとに解説】

US配列で日本語入力切替

US配列キーボードで日本語⇔英語入力の切り替えを素早く行うための方法を各OSごとにまとめてみました。

JIS配列でも素早い切り替えの方法は役立つので後半で解説しています。(各方法は一例で他にも手段はいろいろあると思います)

Windows US配列の場合

  • Alt+`(デフォルトの方法)
  • CapsLockキーを使う
  • Altキー等を使う

WindowsのUS配列の場合に日本語入力に切り替えるデフォルトの方法は「Alt+`」や「Ctrl+Space」だったりですが、やはり面倒に感じます。

(操作はWindows10を想定しておりWindows11では多少異なっている場合があります)

CapsLockキーを使う方法

おすすめなのはCapsLockキーで日本語⇔英語の入力を切り替える方法です。設定方法はいくつかあります。

まず、US配列のキーボードだけを使うならWindowsの「PowerToys」でキーのリマッピングでOKです。

設定「時刻と言語」→「言語と地域」の「日本語」→「言語のオプション」→キーボードの「レイアウトを変更する」にて「英語キーボード(101/102キー)」を選択している前提です。

PowerToysの使い方(USキーボードだけを使う場合)

PowerToys(Microsoft Storeからダウンロード)

PowerToysが開けたら「Keyboard Manager」→「キーの再マップ」でキーを変更します。

直接入力で「CapsLock」を選択。マップ先に「IME Kanji」または「Alt + `」を入力します。

これでUSキーボードだけを利用する場合に、CapsLockキーで日本語⇔英語入力切り替えができます。

JISとUSキーボードと併用する場合には「ULE4JIS」を使います。

ULE4JISを使う方法(JISとUSキーボードを併用する場合)

たとえばノートPCでJIS配列、外部キーボードがUSの場合には次の方法がいいです。

入力はJIS(日本語)配列のままにしておきます。US配列になっていたら以下の手順でJIS配列にします。

スタートメニューの設定「時刻と言語」から「言語と地域」へ
優先する言語で「日本語」をクリックし「言語のオプション」を選択
「レイアウトを変更する」にて
日本語キーボード(106/109キー)」を選択
「変更はPCの再起動後に有効に有効になります」
「今すぐ再起動する」

この状態で「USL4JIS」を使います。

ULE4JISのダウンロードはこちら→https://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se476294.html(Vector経由)

zip解凍後「ULE4JIS」を起動すると「US Keyboard Layout Emulator for JIS Driver」が出現します。

このエミュレーターが起動している間はUS配列となり、この状態でCapsLockキーは日本語⇔英語変換となります。(JISキーボードと同じ動作)

JIS配列に戻すにはタスクバー右下で「ULE4JIS」を右クリックして「エミュレーション停止」します。

「ULE4JIS」を起動時にONにしたい→「ULE4JIS」をスタートアップに登録する

  1. 「Ule4Jis.exe」のショートカットを作成する
  2. Windows+R(ファイル名を指定して実行)
  3. 「shell:startup」と記載してEnter
  4. 作成したショートカットを「スタートアップ」フォルダに入れる

WindowsのUS配列ではCapsLockキーでの変換が一番使いやすいと思いますが、CapsLockをよく使う場合には違うキーに割り当てます。

Altキー等を使う方法

Altキーを英数/かなの切り替えに使うこともできます。(その他WindowsキーなどでもOK)

ただ、USキーボードはスペースバーが長い場合が多くてAltキーが打ちづらかったり、キー配列を変える必要が出てきたりするのが難点です。

Altキー等を変更してしまうならやはり「Microsoft PowerToys」を使ってキーリマッピングするのがおすすめです。(US配列レイアウトの状態)

PowerToys(Microsoft Storeからダウンロード)

PowerToysが開けたら「Keyboard Manager」→「キーの再マップ」

トグル方式の切り替え(1つのキーで英語⇔日本語が交互に変わる)なら「Alt」等を「IME Kanji」または「Alt+`」に変更します。

個々のキーにIMEオン/オフを別々に割り当てる場合には「IME Convert」と「IME Non-Convert」を使えば登録可能です。

例えば「Alt(Left)」→「IME Non-Convert」、「Alt(Right)」→「IME Convert」で左Altが英語、右Altで日本語入力になります。

このようにキー配列を大きく変える場合は、頻繁に利用するキーは避けつつ操作しやすいキーを選ぶ必要があります。

Mac US配列の場合

  • Control+Space(デフォルトの方法)
  • Commandキーを使う
  • CapsLockキーを使う

MacのUS配列はデフォルトの方法がControl+Spaceでやはり2キーの同時押しが必要です。

(操作はmacOS Venturaで行っていて他のバージョンでは異なるかもしれません)

Commandキーを使う方法

簡単に日本語入力するにはCommandキーを使う方法が良いですね。

英かなアプリ

Commandキーでの変換なら「英かな」アプリもシンプルでいいと思います。

アプリをインストールしたら、設定は不要で簡単にCommandキーが「英数/かな」の変換に使えるようになります。

英かなアプリの場合は左右のCommandキーを「英数⇔かな」にしたり、左Commandで「英数」右Commandで「かな」を割り当てることも可能です。

Karabiner-Elements

Karabiner-Elementsでも、左のCommandに「英数」を右のCommandに「かな」を割り当てることができます。

Karabiner-Elementsインストール後「Devices」から変更を加えたいキーボードのModify eventsをONにしておきます。

Complex Modificationsの「Add rule」をクリック。

「Import more rules from the Internet(Open a web browser)」で「International (Language Specific)」を選択。

「For Japanese(日本語環境向けの設定)」をImport。

「コマンドキーを単体で押した時に、英数・かなキーを送信する(左コマンドキーは英数、右コマンドキーはかな)」を選択。

以上の設定で左Commandに「英数」を右Commandに「かな」を割り当てることができます。

CapsLockキーを使う方法

MacでもCapsLockキーが使いやすいのは、MacのUS配置では「a」の隣りにある良い立地だからです。

設定方法は、システム設定から「キーボード」「入力ソース」の編集をクリック。

「Caps LockでABC入力モードと切り替える」にチェックを入れます。

これでCapsLockキーが英数/かなの変換キーとなります。

外部キーボードだけがUS配列の場合

例えばMacBookがJIS配列で外部キーボードがUS配列の場合もあったりするでしょう。

Macではキーボード接続時に配列の確認がありますが、その都度変更するのはやはり面倒なので「Karabiner-Elements」を使います。

Karabiner-Elementsの設定方法

MacBookのキーボードだけの状態でKarabiner-Elementsを起動して「Profile」から現在のプロファイルを「JIS」などの名前に変更します。

外付けキーボードを接続し、新しいプロファイルを追加作成してプロファイル名を「US」などにして選択。

「Devices」にて外付けキーボードの「Modify events」をONにします。

「Virtual Keyboard」はUSキーボードなら「ANSI」を選択。

「Simple Modifications」にてUS配列のキーボード設定を行います。

キーボードごとに違いがあるはずなので、好みの設定に変更しましょう。

すると右上にあるKarabinar-Elementsのマークですぐにプロファイル変更ができるようになります。

時々JIS⇔USの切り替えがうまくいかない時があるので、その場合はKarabiner-Elementsを再起動すると大体治ります。

iPad US配列(外部キーボード)の場合

  • Ctrl+Space(デフォルトの方法)
  • CapsLockキーを使う

iPadでUS配列の外部キーボードは「Ctrl+Space」が基本的な変換方法です。

CapsLockキーを使う方法

CapsLockキーを使って変換することも可能です。

「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」

「Caps lock 英字切り替え」を有効にします。

ちなみに2022年10月にiPadはようやくJIS配列の社外キーボードにも対応しました。
「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」→「Keybord Type」から「JIS(日本語)」を選択

Chromebook US配列の場合

  • Ctfl+Space、Ctfl+Shift+Space(デフォルト)

Chromebookは日本語切り替えの方法が固定されていて、2キー以上の同時押しが必要です。

厳密には「Ctfl+Shift+Space」が言語の切り替えだそうです。「Ctfl+Space」はひとつ前の言語に戻すだけ(これでも大体変わります)。

ChromebookのUSキーボードが一番厄介で(調整が効かない)ChromebookだけがCapsLockキーを使った変換に対応しません。

ChromebookのJIS配列(純正)では左上の「かな/英数」キーとスペースバー左右の「英数」「かな」キーでそれぞれ変換できます。

JIS配列でも日本語入力の切り替えは改善できる

Windows JIS配列の場合

  • 半角/全角キー(デフォルトの方法)
  • CapsLockキーを使う
  • 無変換・変換キーを使う

Capslockキーを使う方法

WindowsのJIS配列なら半角/全角キーもありますが、CapsLockキーを使う方法が個人的にはおすすめです。(JISの場合は設定不要)

無変換・変換キーを使う方法

JIS配列ならスペースバーの左右にある無変換・変換キーを使うのもよくおすすめされます。

MacのJIS配列と同じようにWindowsでも使いやすいです。

一番手軽に変えるのは次の方法です。

タスクバーの右下「A/あ」を右クリックして「設定」へ

「キーとタッチのカスタマイズ」→「キー割り当て」ここで

「無変換キー」を「IME-オフ」

「変換キー」を「IME-オン」へと変更します。

この変換方法は今がどの入力になっているかに関係なく、日本語か英語の入力を強制できるのがメリットです。

Mac JIS配列の場合

  • 英数・かなキーを使う(デフォルトの方法)
  • CapsLockキーを使う

MacのJIS配列の場合はデフォルトの方法で十分に使いやすいと思います。スペースバーの左右に配置されている英数・かなキーを使う方法です。

CapsLockキーを使う方法(個人的に好き)

MacBookのJIS配列の場合にはControlキーをCapsLockキーに変更してCapsLockを英数/かな切り替えにする方法もあります。

これは私の個人的に好きな設定なので、参考程度に読み飛ばしてください。

設定方法(参考程度)

システム設定から「キーボード」「入力ソース」の編集で「Caps LockでABC入力モードと切り替える」にしてCapsLockで英数/かな変換をON。

同じシステム設定の「キーボード」にある「キーボードナビゲーション」の「キーボードショートカット」その一番下の装飾キー。

「CapsLock」→「Control」

「Control」→「CapsLock」に変えます。

これで本来Controlキーがある部分をCapsLockに変更することで、aの隣にCapsLockが来るので英数/かな変換がしやすいです。

本体JISと外部USでWindows配列バージョン

私はJIS配列のM1 MacBook AirでCapsLockを英数/かな変換に使い、ControlをCommandにしてCommandをControlにしています。(Windowsと同じ配列)

さらにはUS配列の外付けキーボードも混合して使うために設定を加えています。(外付けUSキーボード優先の設定)

設定方法(参考程度)

システム設定の「キーボード」にある「キーボードナビゲーション」の「キーボードショートカット」その一番下の「装飾キー」にて

「Control」→「Command」

「Command」→「Control」に変更。

「CapsLock」は「CapsLock」のままです。

この状態でKarabiner-Elementsに移動し「Profiles」にてプロファイル名を編集(JISなど)。

「Devices」でApple Internal Keyboardの「Modify evennts」をONにします。

「Virtual Keyboard」はJISを選択。

「Simple Modifications」に「CapsLock」→「Left Control」と「Left Control」→「CapsLock」を追加します。

これで本体JISの設定はOK。

次に「Profile」でプロファイルを追加してプロファイル名「US」を作成。

「Devices」にて外付けキーボードの「Modify events」をONにします。

「Virtual Keyboard」はANSIを選択。

こちらは基本的に何も設定しないでOK。(キーボードごとに好みに変更)

これでMacBookのキーボード(プロファイル名:JIS)はControlキーで日本語切り替えができ、CapsLockでCommand、CommandでControlが押されます。

さらには外部キーボード(プロファイル名:US)ではCapsLockで日本語切り替え、CtrlでCommand、Command(alt)でControlとなります。

私の環境がWindowsをメインで利用することが多く、MacをWindowsの操作に合わせた結果です。
特にMacのCommandキーとWindowsのCtrlキーは動作が近いのに双方で位置が異なり、誤入力が多発したので上記のキー割り当てに変更しました。
JIS配列のMacはControlキーが「a」の隣にありショートカットキーを使いやすいため人によって設定は異なるはずです。

まとめ

US配列で日本語入力の切り替えを行う際に、ほぼすべてのパターンで共通して使える方法はCapsLockキーです。

もちろん各端末や使用するキーボードごとに使いやすい方法があると思います。

もしも、いくつかのOSを横断して利用する必要があるならCapsLockでの切り替えに慣れてしまうのも一つかもしれません。(特殊な環境ですが)

WindowsのJIS配列なら、Macに合わせてスペースキーの左右にある変換/無変換のキーを変更してしまう方法もいいですね。

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