iPad Air 2 & mini 4 はいつまで使える?【iPadOS 15のセキュリティサポート】
iPad Air 2とmini 4はいつまで使える?
2025年現在、iPadOSは15~18・(26※実質19)までが共存しiPadOSのサポートがややこしくなっています。
そんな中、発売から10年近く経つ「iPad Air 2」と「iPad mini 4」は2022年に登場した「iPadOS 16」へアップデートできませんでした。
しかし「iPadOS 15」にてセキュリティアップデートが継続していると思われます。(2025年3月※)
iOS 15/iPadOS 15でサポートされているモデル(セキュリティアップデート)
- iPhone 6s (すべてのモデル)
- iPhone 7 (すべてのモデル)
- iPhone SE (第 1 世代)
- iPod touch (第 7 世代)
- iPad Air 2
- iPad mini (第 4 世代)
要するに、iPad Air 2とmini 4がいつまで使えるか?
とは「iPadOS 15のセキュリティアップデートがいつまで続くのか?」という意味になるでしょう。
Appleは非常に長くOSアップデートを行ってくれますが、最新ではないiPadOSのセキュリティアップデートがいつ切れるのか明確なことは言えません。
ちなみに過去記事にまとめていますが、初代Airとmini 2・3は「iOS 12」で恐らく2023年でセキュリティアップデートも終了しています。
iPad mini 2&3はまだ使える?【2023年まではiOS12がギリギリサポート】 - plz-reference-blog
iPad mini2と3がいつまで使えるのかをセキュリティサポートや動作速度などの観点からみていきます。我が家のmini3の動きを実際にチェックしつつ検証します。
iPadOSのセキュリティアップデート期間を予想する
初代Airやmini2などの機種は2019年に「iPadOS 13」が登場した際「iOS 12」に取り残されて以来、約4年間もセキュリティアップデートを受け続けました。
つまり「iPadOS 15」も2022年から3~4年くらいは大丈夫なのでは?
→正直わかりません。(※現状2025年まで約3年間アップデートされている)
現状セキュリティアップデートの法則について
iPad Air 2とmini 4の最終OSであるiPadOS 15(2021年9月リリース)はセキュリティアップデートが2025年までは行われています。
ただ、Appleの新世代への買い替え圧力からすると「iPad mini 2/3、初代Air」のようにはいかないかもしれません。
今は「iPad Air 2とmini 4」のセキュリティ的にギリギリ大丈夫でも、いつアップデートが切れるかわからない状況です。
macOSに倣う可能性(※ちょっと違いそう)
macOSのセキュリティサポート期間については、以下の3つのバージョンに対してアップデートが行われてるようです。
- 最新
- ひとつ前
- ふたつ前
つまりmacOSは最新版から遡って2つ目までがサポートされ、それ以前のOSはサポート終了するようです。
そして、現在のiPadOSのラインナップは次の通りでmacOSに似ていると思いましたが、2025年に入って違いが出ています。
- iPadOS 18(最新)
- iPadOS 17(ひとつ前)
- iPadOS 16(ふたつ前)
- iPadOS 15(みっつ前:iPad Air 2 & mini 4)
2024年9月に「iPadOS 18」が登場し「iPadOS 15」のセキュリティアップデートは2025年3月が最新です。
とはいえ、iPad Air 2とmini 4はいつセキュリティアップデートが切れてもおかしくない状況であるのは間違いないでしょう。
iPad Air 2とmini 4 の動作について
さすがに10年近く経過するiPadの動きはサクサクとはいえません。特にmini 4はA8チップと2GBのメモリであり、iPhone 6と同じレベルの性能です。
とはいえ、ブラウザやX(Twitter)その他の軽いアプリは問題なく動作します。
iPad Air 2についてはA8Xという当時の上位チップを搭載し、mini 4より2~3割性能が良くて動きは軽いのでブラウジングや動画視聴などについては問題なく使えます。
ただ、普通に動作すれば良いわけではないのが電子機器です。すでに考えたセキュリティの問題が一番のネックになります。
さらに、すでにiPadOS 15に非対応のアプリも出てきているので、今後使い勝手は間違いなく悪くなっていきます。
今後のOSアップデートについて
iPadOS 16でストップした機種
「iPadOS 15」に続く「PadOS 16」にはできたけど「iPadOS 17」に上げられない端末は以下の通りです。
- iPad 第5世代
- iPad Pro 9.7 インチ
- iPad Pro 12.9 インチ 第1世代
これらの機種は「iPadOS 16」でストップします。
(※この点は最新OSへのアップデートの話であり、セキュリティアップデートとは別ですが関係はあります)
「iPadOS 17」へ行けたのは…
- iPad Pro 12.9インチ 第2世代 以降
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad Pro 11インチ 第1世代 以降
- iPad Air 第3世代 以降
- iPad 第6世代 以降
- iPad mini 第5世代 以降
iPadOS 17でストップした機種
さらに上記の機種のうち「iPadOS 18」に行けなかったのが…
- iPad Pro 12.9インチ 第2世代
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad 第6世代
これらの機種は「iPadOS 17」でストップします。
「iPadOS 18」に対応したのは以下の機種です。
- iPad Pro 13インチ
- iPad Pro 12.9インチ 第3世代 以降
- iPad Pro 11インチ 第1世代 以降
- iPad Air 第3世代 以降
- iPad 第7世代 以降
- iPad mini 第5世代 以降
アップデートの基準は?
OSアップデート可能かどうかは、スペックの問題だけで判断されるわけではなさそうです。
■ iPad 第5世代よりiPad Air 2の方がスペックは高い
→なぜか第5世代はiPadOS 16、Air 2はiPadOS 15止まり
■ iPad 第6世代よりiPad Pro 9.7インチがスペックは高い
→なぜか第6世代はiPadOS 17、Pro 9.7インチはiPadOS 16止まり
(※Geek Bench6のCPU性能での比較)
恐らくですが、CPUスペックやメモリ量などよりも、発売日の方が重要視されていそうです。
- iPad Air(A7)=2013年発売(iOS 12 ※2023でセキュリティアップデート終了)
- iPad Air 2(A8X)=2014年発売(iPadOS 15まで ※2021年リリース)
- iPad Pro 9.7(A9X)=2016年発売(iPadOS 16まで ※2022年リリース)
- iPad 第5世代(A9)=2017年発売(iPadOS 16まで ※2022年リリース)
- iPad 第6世代(A10 Fusion)=2018年発売(iPadOS 17~ ※2023年リリース)
年代で並べれば理解はできます。もちろん、スペックの高いProモデルのサポートは長めに設定されているようです。
これまでの傾向を見ると、最新OSアップデートの足切りは毎年起こることになりそうです。
これからiPadを買うなら
私は頻繁にAppleのセキュリティアップデートを見て、iPadやiPhoneがまだ使えるのかをチェックして記事に追記しますが、多くの方はそうではないでしょう。
つまりは、これからiPadの購入を検討される場合は、現時点で最新OSへのサポートが十分にされるモデルを買っておくのが安心です。
これから購入するなら少なくとも、現在最新OSを動かせる端末(2025年ではiPadOS 18・26)を選ぶことを勧めます。
最低ライン
・iPad 第8世代(2020年発売)
・iPad Air 第3世代(2019年発売)
・iPad mini 第5世代(2019年発売)
これらの機種はすべて「A12 Bionic」チップを搭載したモデルで、発売から4~5年が経過しています。
AppleはiPadを最新OSに5~8年アップデートしていくようなので、あと2年前後は付いていくはずです。
これらはいわばエントリーモデルで、iPadでブラウジングや動画視聴、簡単なタスクを行うためにはちょうどいいです。
今後はこれら以前のモデルを選ばないようにしましょう。もちろん全部分かっていて買うのは問題ないです。
長く使うなら
・iPad 第10世代(2022年発売)
・iPad Air 第5世代(2022年発売)
・iPad Pro 11インチ 第5世代(2021年発売)
・iPad Pro 12.9インチ 第3世代(2021年発売)
・iPad mini 第6世代(2021年発売)
これら以降のモデルはまだまだ使えます。
特にAir 5やPro 11インチ 第5世代、12.9インチ 第3世代は「Mシリーズ」チップを搭載していて、ほかのCPUでは実現できない機能が使えたり、非常に高速な処理が可能です。
個人的にはAmazonのセール時にiPad 第9か10世代、もしくはM1チップ搭載のAirかProを狙うのが良い気がします。(以下Amazonリンク)
■2021 Apple 10.2インチiPad (Wi-Fi 64GB)(第9世代)
■2022 Apple 10.9インチiPad (Wi-Fi 64GB)(第10世代)
中古購入の場合おすすめは「イオシス」です。保障も付いていて評価基準が高めなのがポイントです。(以下イオシス公式HP)
■ イオシス iPad一覧
実際にイオシスにてCランクのM1 iPad Pro 11インチを購入してみました。
イオシス CランクのiPad Pro 11インチ(M1)&iPhone 12の状態等レビュー - plz-reference-blog
イオシスにてiPad ProのCランク品を購入したので、状態についての詳細をレビューしてみます。
iPadじゃなくていいなら
最新iPadの高速な動作や、マルチタスクを求めるわけでもなく、読書や動画視聴、ブラウジング程度の作業ならiPadである必要もないです。
2022年に発売されたFire HDタブレットは性能的にiPad mini 4くらいになり、最低限の動作やAmazonのサービスを快適に使えます。
Fire HD 8(2022年モデル)と新しいiPadと比べると遅いですが、KindleやAmazonプライムビデオ、一応Youtubeも普通に見れます。
価格も1万5,000円前後くらいでライトユースならおすすめです。2022年モデルは2027年までのセキュリティアップデートを行ってくれます。
Fire HD 8 タブレット 第12世代(2022)の細かいデメリットを挙げる【実機レビュー】 - plz-reference-blog
Fire HD 8 第12世代を購入レビューします。特にデメリットをかなり細かく解説して、購入前のチェック事項としていただけると嬉しいです。
以上、iPad Air 2とmini 4はいつまで使えるか?でした。
正直、まだギリギリ使えますが今年中にセキュリティアップデートが切れる可能性があるため、早めに買い替えるのが安心です。