UGREEN ワイヤレスマウス Bluetooth & 2.4GHz 実機レビュー
USBハブや充電器などで有名なUGREENがワイヤレスマウスを出していて、価格的にも性能的にも良さそうだったのでAmazonで買ってしまいました。
全体的な使用感のレビューや同価格帯のエレコム製マウスとの比較などを行いました。
UGREEN ワイヤレスマウスの詳細
UGREEN ワイヤレスマウス Bluetooth & 2.4GHzの全体的なスペックをまとめてみます。
スペック
- ボタン数:6(静音仕様)
- 接続方法:Bluetooth/2.4GHz無線
- マルチペアリング:2台まで可能
- DPI:800/1200/1600/2000/4000まで切り替え可能
- 電池:単三乾電池1本(別売り)
- バッテリー持ち:約1年(公称)
- 重量:約90g(電池込み実測)
- 価格:2,000円弱
- 対応OS:WindowsOS ・ChromeOS・macOS→(サイドボタン不可)
■単三電池が別売りなのがちょっとした注意点です。
■iPadOS非対応なのも注意です。
裏面にON/OFFスイッチがあり、カバーの中にUSBドングルが入っています。
机に接地するラバー面にはすべてフィルムが貼られていますね。(もちろん技適も通っています)
UGREEN ワイヤレスマウスの特徴・メリット
UGREEN ワイヤレスマウスは、スペック的に抜群に良くて価格も安いのが魅力です。メリットから挙げていきます。
握りやすい人間工学デザイン
いわゆるエルゴノミクスデザインは普通に握りやすくて、男性の普通サイズの手の方にはぴったりだと思います。サイズ的にはかぶせ持ちが想定されているのでしょう。
グレー部分は艶消しで落ち着いていて、そんなに目立たないし全体のデザインも悪くないです。
ボタンは静音仕様
左右クリックは「コツ・コツ・・・」という控えめな音で、サイドボタンとホイールクリックについては「カチ・カチ」と静か目に鳴ります。ホイールスクロールはほぼ無音でコトコトとスムーズに動きます。
通常のマウスと比べると明らかに静かなので、クリック音が気になる環境でも問題なく使えます。
DPIは4000まで上げられる
最高DPI「4000」というのはかなり高く、4Kモニターでも余裕で使えるくらいの性能があります。
フルHDクラスのモニターなら1600か2000DPIで十分かと思いますね。多くの安価なマウスが最大2000DPIくらいです。
DPI変更方法
DPI変更はスクロールホイール下のボタンを長押し(2秒くらい)です。
1回点滅=800DPI・・・5回点滅=4000DPIの5段階の調整が可能です。5段階のローテーションなので、素早く切り替えることはできないです。
2.4GHzとBluetoothのマルチペアリングが可能
DPI変更ボタンを短く押すと切り替わり、ブルー点滅でBluetoothのペアリングモードになり端末とのペアリングが済むと消灯します。
2.4GHz無線はグリーンに光って、ドングルがPCに刺さって認識されると消灯します。認識が遅い場合、クリックやマウスを動かすなどすると識別してくれる感じでした。
低価格
これだけ多機能で十分に高い性能を持っているUGREEN ワイヤレスマウスは価格が2,000円以下であることも魅力です。
単3電池が別途必要であるのは繰り返しですが注意です。
気になった点
トラッキング性能は若干低い
UGREENワイヤレスマウスはブルーLEDを使っていますが、天然木のテーブル上ではガクガクとカーソルが揺れてしまうことがありました。
もちろん、マウスパット上や表面がなめらかなテーブル上で使うなら全く問題ないです。
1,500円程度のエレコム製ブルーLEDマウスはどの机でも問題なかったですし、上位のレーザー式マウスなら完璧に読み取ります。これらと比べるとUGREENワイヤレスマウスは若干ですがトラッキング性能は劣っています。
他にもセンサーが赤く光る光学式マウス(さらに性能が低め)の場合も同様に机の表面によっては影響を受ける印象です。
マウスパットを使わなかったりテーブルが天然木(表面に凹凸がある)の場合は、最低エレコムのブルーLED以上の製品が良さそうです。
スリープ解除にちょっと時間がかかる
このマウスは恐らくバッテリー消費を抑えるために、10分程度でスリープモードになるようで、マウスカーソルが消滅します。
その時にマウスを動かすか、クリックするかすればスリープ解除されるわけですが、この間隔がちょっと(0.5秒くらい)あるのが気になりました。
といっても、普通に使っていてスリープに入るのが早すぎて作業に支障がでることはほぼないので最初だけ「あれ?」と思うくらいです。ちょっとした癖みたいなものですね。
他のマウスとの比較
エレコム M-BL21DBSKBKと、ロジクール MX Master 3Sを並べてみた様子です。
ちょうど中間くらいのサイズ感です。MX Master 3Sはかなり大きいですが、フィット感の高い形状で持ちやすいです。
色合い的にはUGREENが一番明るいグレーで、ロジクールのグラファイト、エレコムはよくある完全ブラックです。
MX Master 3Sとは価格差がありすぎてほとんど比較にならないのでスペックをエレコムと比べます。
エレコム M-BL21DBSKBKと比較
エレコム M-BL21DBSKBKはコンパクトで軽く、扱いやすいです。つかみ持ちがしやすい形状ですね。(私が普段使いしているマウスです)
どちらも静音仕様のスイッチになっていて、DPI変更ボタン、戻る/進むボタンを備えています。
エレコムのほうはUSBレシーバーで1台のみに接続で、UGREENは2台までのマルチペアリングが可能。
同じブルーLEDを使っていますが、トラッキング性能はエレコムのほうが高いです。価格差はほとんどなく、どちらも1,500~2,000円程度で購入可能です。
完全に好みの問題で選べる両者。コンパクトで細かな作業が得意なエレコム M-BL21DBSKBKと、マルチペアリング可能で少し大きめなUGREEN。
個人的にはトラッキング性能重視でエレコムが使いやすいですが、マウスパッドやなめらかな机の上ならそこまで差はないので多機能なUGREENもいいですね。
まとめ
UGREEN ワイヤレスマウスをおすすめできる方
- 表面がフラットなテーブルか、マウスパッド上で使う
- 2端末で使い分けたい(2.4GHzとBluetooth)
- ちょっと大きめなマウスが好み(かぶせ持ち派)
- 静音仕様がいい
UGREEN ワイヤレスマウスをおすすめしない方
- 利用するテーブル表面が木目でフラットではない(細かな段差があるなど)
- 高精度なトラッキングを求める
- iPadでも使おうと考えている(非対応)
UGREEN ワイヤレスマウスは、コストパフォーマンスに優れていてエルゴノミクスデザインで握りやすく、最高DPIが4000であるなどの特徴があります。
ただし、トラッキング性能が若干低く、一部のテーブル表面でカーソルが揺れる場合があったり、スリープ解除に少し時間がかかる点は注意です。
フラットなテーブルやマウスパッド上で使用する方や、2つのデバイスで使い分けたい方、静音仕様が好みの方におすすめですが、高精度なトラッキングを求める方にはおすすめしません。