2in1ノートPCはおすすめ?タイプ別でメリット・デメリットを検証

2020/10/04

Chromebook iPad PC ノートPC

2in1ノートPCが最近本当に多くなってきています。2in1にもいくつか種類があり、タイプごとにおすすめできるのはどんな方なのか…

2in1ノートPCとは、PCにもタブレットにもなる端末のことです

個人的に2in1のノートPCを何台か所有したり、借りたりしていろいろな機種を触ってきました。

これまでの経験から2in1ノートPC、特にWindows機をメインにメリット・デメリットを実機を見つつ解説していきます。

コンバーチブルタイプ

コンバーチブルタイプのPCは「YOGAタイプ」などと呼ばれていましたが、画面が360度画面が回転するタイプの2in1ノートPCです。

個人的にYOGA710という11.6インチのPCを長い間使っていましたが、なかなか便利でしたので実際のところのメリット・デメリットを解説してゆきます。

メリット

普通にノートPCであること

コンバーチブルタイプの2in1ノートPCのメリットはまず、普通のノートPCであるという点です。

これメリットなのか?という疑問が湧くと思いますが、このタイプの2in1は画面が360度回る以外は普通のノートPCなのです。

でも、これがいいんですよね。普段は普通のノートPCとして使えて、いざというときにタブレットなどにもなるというオールマイティー感

タイピングも快適で剛性も高い

基本的には普通のノートPCであるゆえに普段は何の違和感もなく、しっかりとしたタイピングもできます。それにプラスして画面が360度回転します。

この機構がダメになることもほぼ無いですね。私もYOGA710で5年ほどディスプレイをくるくる回転させてきましたが全く不具合は無いです

そしてデジタルペンなどに対応しているモデルであればペン入力もしやすいです。私としてはすべてのノートPCがコンバーチブルタイプの2in1でもいいなと思うくらいです。

デメリット

タブレットモードは微妙

コンバーチブル型のデメリットとしては、タブレットモードを常用したいとは全く思わないという点です。

これは構造上どうしてもしょうがないのですがタブレットモードに変更すると、裏面にキーボードが来ます。(そうではない変形をする異種モデルもありますが稀です)

これがどうしてもタブレットモードをほぼ使わなくなる理由ですね。個人的感想なので、全然気にならないという方もおられるでしょう。

タブレットモードにした際の裏面

でも、おそらく多くの方がタブレットモードは1回試してそれ以降使わない、というパターンもある気がします。

正直、私もYOGA710をメインで使っていた間は、ほとんどタブレットモードにはしなかったです。

ただ、ペン入力やデザイン用途でデジタルペンに対応したPCなら、タブレットモードにする機会は多くなるでしょう。

タブレットとしては重い

コンバーチブル型の2in1はタブレットとしては「重い」です。

通常のノートPCをそのままタブレットの形にしているので当然なのですが、重量が1kgを超えるような場合はタブレットモードとしては使いづらいこともあります。

もちろんコンバーチブル型でも、とても軽量に作られたモデルもありますが非常に高価な場合がほとんどですね。

コンバーチブルタイプの2in1はどんな人におすすめか

普通のノートPCが欲しい方

これは言い方の問題なのですが、コンバーチブル型の2in1も普通のノートPCもほとんど気にせずに買ってしまっていいと思います。

普通のノートPCを探していて、スペックなどで選んでいたら実は2in1だった。というようなパターンもあると思います。

実はそれくらいの方にちょうどいいのがこのタイプのPCです。正直なところ、タブレットモードやほかの形に変えて使うというのは比較的少ないかもしれません。

ディスプレイが360°回るタイプのPCを見たことが無い友達を、ちょっと驚かせたりする使い方になる場合すらあります。

それで、基本的には普通のノートPCとして使い、本当にたまーに違うスタイルを使いたいかなぁ。くらいの方にちょうどいいモデルです。

ちょっと特殊な使い方をされる方

ここを狙ってコンバーチブル型の2in1ノートを買われるというのは相当マニアックだと思いますが…。

360度ディスプレイが回る中でテントモードとスタンドモードと呼ばれるモードがあり、その状態で外付けのキーボードやマウスをつなげて使うというようなこともできます。

さらにその状態からサブディスプレイを加えてデスクトップ風に変えていくというような変則的な使い方も可能です。

もちろんPCを使ったプレゼンなどの機会があるなら、さまざまなスタイルに変化させれるのはメリットになるはずです。

このように「時々ちょっと変わった使い方もしたいかな」という方にもおすすめなのがコンバーチブル型2in1です。

セパレート(デタッチャブル)タイプ

セパレートタイプ(デタッチャブルタイプとも呼ばれる)の2in1ノートPCはディスプレイ部分とキーボード部分が完全に分離できるモデルです。

セパレートタイプは、マイクロソフトのSurfaceのようにキーボードがカバーになっている「タブレット+カバー型」が多くなっています。

iPadもキーボードカバーを付けると、セパレートタイプの2in1 PCとも呼べるレベルになってきています。

また、最近は少ないですが、しっかりしたキーボードから機械的に画面だけが取り外せるモデルも存在しています。

メリット

完全にタブレットになること

最近になってわたしもSurfaceにとても良く似たASUSの304TAというモデルを手に入れてしばらく使用しました。セパレートタイプのメリットは、完全にタブレットとして使える点です。

タブレットのスタイルをメインもしくは高頻度で使いたい場合にはこのセパレートタイプを絶対に選ぶべきです。

裏面にキーボードが来てしまうコンバーチブル型とは全く使い心地が違います。デジタルペンの使い勝手もとても良いです。

それでも、本格的にタブレットを使うならiPadが圧倒的に使いやすいので、タブレットの使用がメインなら、iPad + キーボードカバーがおすすめです。

Windowsのセパレートタイプは、やはりノートPCメインでプラスαとしてタブレットとして使うというのが無難ですね。

持ち運びやすさ

これは特にタブレット+キーボードカバータイプのPCの場合で、かなり軽量なモデルが多く、持ち運びに最適です。

キーボードを取り外し、タブレットだけにしてケースに入れて持ち運ぶということも可能ですので機動力はとても高いですね。

省スペース

スタンドを立てたままカバーをしまうとスペースを取らない

これはセパレートタイプを使っていて気付いた意外なメリットですが、写真のようにスタンドで自立させてカバーを閉じると結構スリムになり、テーブルのスペースを広く使えます

意外と我が家ではこの使い方が重宝していて「パソコンが邪魔」と言われることが確実に減りました。

デメリット

キーボードが使いづらいモデルもある

デタッチャブル型のデメリットは、製品によるのですがキーボードがちょっと使いずらいことがあります。

特にタブレット+キーボードカバータイプの場合には大体キーボードがたわみがちで、打ち心地がよくないということがあります。といっても最悪、別のBluetoothキーボードなどをつけることも可能です。

スペックが低い割に値段が高い

セパレートタイプのPCは値段の割に全体的にスペックが低めというのも特徴です。

コンバーチブルタイプであれば構造的に通常のノートPCと同じスペックが出せますが、セパレートタイプはディスプレイ側(タブレット側)に搭載するため、スペックで劣りがちです。

その上、技術的にいろいろ努力されているからと思われますが、コンバーチブルタイプよりも値段が張る傾向がありますね。

選択肢が少ない

セパレートタイプは選択肢が少ないこともデメリットと言えますWindowsでセパレートタイプのPCは「Surface」が有名ですが、それ以外の選択肢が少ない印象です。

しっかりしたキーボードドックがつくタイプも選択肢少なく、キーボード自体はノートPCと変わらないのですが、外した後がちょっと扱いづらいというのもあります。

比較的故障しやすい

私の使っているASUSの304TAは高負荷時にファンの異音が起こることがあります。

また、マイクロソフトのSurface Proシリーズについても、世代によって熱やその他の影響で電源が入らなくなる、キーボードが使えなくなるといったトラブルが比較的多いようです。

タブレットレベルの小さな本体にそれなりのスペックのパーツを詰めていくと、熱の影響などで故障率が高いのは致し方ないかもしれません。

デタッチャブル型2in1はどんな人におすすめか

タブレットモードを比較的よく使われる方

このタイプの2in1ノートPCは、半分タブレットであるという認識が必要です。それで、タブレットとしての利用頻度が高く、持ち運んで使うことが多い方にはおすすめできます。

逆に、家での使用がほとんどでタブレットで使うことはほぼない、という場合には正直あまりおすすめできません。値段の割にスペックが低いということが多いからです。

もしもタブレットモードを多用されるという場合は素直にiPadなどを購入するのがいいかもしれません。

iPadもキーボードを付けるとそれなりにPCライクに使えますし、iPadとPCを2台持ちにして使い分けてしまうという選択もあります。

セパレートタイプの2in1ノートPCを検討されている場合、使用用途を明確にしていることが大切です。

PCとしての性能を発揮させつつも、外出先にも良く持ち出す、さらにタブレットとしてもよく使うという方にはおすすめです。

PCのスペックには注意

このタイプのPCはどうしてもスペックで劣る部分が出てきやすく、万能に使えそうに見えて意外とそうでもないというモデルが多いです。

PCのスペックの見方があまりわからないまま購入してしまうと動作が激遅のいらいらするようなPCを買ってしまって後悔することにもなりかねないのでここは要注意です。

よくわからないけどこのタイプのPCがカッコいいなということで購入される場合は、Surface Proくらいのスペックを参考に選んでみてください。

もちろん低スペックモデルでも全く使えないわけではないのですが、本当にご自身の用途に合うものかどうかをしっかり考えましょう。

また、製品のレビューなどで故障率が高いモデルにも注意して購入を検討されてください。

2in1ノートPCのおすすめ利用方法

サブモニターを追加する

スタンドモードのPC+外付けディスプレイにキーボードとマウスを繋ぐ

コンバーチブルタイプとセパレートタイプの両方でおすすめの利用例なのですが、HDMIケーブル等でサブモニターを接続して運用するという方法です。

通常のノートPCではキーボードが邪魔になってしまうところが2in1だと配置の仕方を工夫することですっきりしたデスクになります。

外出の際にはコードを外してそのまま持ち歩くことができますのでノートPC1台ですべてこなせる感もありますね。

タブレットスタンドを利用してデスクトップ風に使う

タブレットスタンドを追加してデスクトップ風PCにする

タブレットスタンドにPCを置いてBluetoothキーボード・マウスを追加することでデスクトップ風にする使い方もなかなかいいです。

写真のタブレットスタンドはIMAFUというメーカーの剛性の高いスタンドで今気に入って使っています。レビュー記事も参考にされてください。

Windows以外の2in1

Chromebook

最近ではWindowsPCのほかにChromebookというモデルが多く出現しています。Chromebookでも2in1のタイプが多く発売されていて結構迷わされるのではないでしょうか。

ChromebookとはGoogleChromeだけが動くPCです。(端的すぎる言い方ですね)

タブレットとして使う場合にAndroidのアプリが動作するモデルもあるため2in1としても使いやすい場合も多いです。

GoogleChromeだけが動くとは?という方には次の記事で詳しく解説しております。

実際にChromebookの2in1PCの実機も試してみました。おすすめ機種のところでも紹介していますが、今後流行りそうな気はしています。

iPad

最近のiPadは純正キーボードカバーなどを追加して2in1PC的に使えるようになってきています。

個人的にもiPadの動きの良さと軽さは強力な武器となるので、外出先でとても使いやすいため軽い用途ならiPadで済ませてしまうことも多いです。

実際にiPadが2in1PCとして使い物になるのかどうかも次の記事で扱っています。

2in1ノートPCでおすすめの機種

2022年時点でのおすすめ2in1ノートPCをそれぞれのタイプで挙げてみます。個人的な感覚も入っていますので参考にしていただければ嬉しいです。

すべて画像がリンクになっていて、レノボ製品は直販サイトに(一番安く買える)それ以外はAmazonへ飛ぶようになっています。

コンバーチブルタイプ

Lenovo IdeaPad Flex550

レノボは昔からコンバーチブルタイプのPCを手がけていますが、最近ではFlex 5シリーズが圧倒的にコスパが高くておすすめです。

AMDのRyzenシリーズ搭載のモデルはパフォーマンスが高い割に安く手に入り、現在すさまじくおすすめですね。

購入はレノボ直販サイトが確実に安いです。

セパレートタイプ

Surface pro 8

セパレートタイプならSurface Proシリーズがやはりいいです。セパレートタイプとしての使い勝手はSurfaceのキーボードカバータイプが最も優れていると思います。

Microsoft Surface Pro 8はこれまでのSurfaceからもさらに性能も向上していて、それこそ幅広い用途においてこれ一台ですべて賄えるというところまできましたね。

お値段は最小構成でもどうしても張りますが、トータルでのバランスやデザインはSurface Proがトップクラスでしょう。

Surface Pro 8 - プラチナ、インテル® Evo™ Core i7、16GB RAM、512GB SSD
(Microsoft公式サイト)

Chromebookの2in1ノートPC

Chromebookの2in1は比較的性能も高く安定した動きをみせてくれます。とても評価が高いのがLenovoの「IdeaPad Duet Chomebook」です。

個人的にはChromebookもなかなかおすすめです。この端末はChromebookのタブレットとしても利用でき、Android端末に近い動きもできるのでタブレットとしての取り回しも良いです。

10.1インチとサイズも小型で持ち歩くのにはぴったりです。用途に合えばかなり良いチョイスになりうる端末ですね。レビューもしています。

レノボ直販サイト

2in1ノートPCの個人的まとめ

全体としてのまとめですが、2in1ノートPCにもいくつかの種類があり、それぞれの特徴を理解しつつ、用途に合った端末を選ぶことが大切です。

個人的にはiPadもかなりノートPCに近づいてきていて、結局AppleもGoogleもMicrosoftも「2in1」という形も一つの完成形になってきているようにも感じます。

最終的にはどれを選ぶかは好みの問題になってくるのかな、という部分も多いです(仕事での使用であれば限定される可能性が高いですが)。

それで、使用用途に合わせながらも「これが良い!」というものを素直に選んでいいんじゃないかなと、机に並べたPCたちに囲まれながら考えています。

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