JOBSONのアルミ製フリップスタンドのレビュー【高い剛性とちょうど良い傾斜】

2021/04/20

PC 周辺機器

ノートPC用のスタンドを探していて、単純にかっこいいなという理由で購入したJOBSONのアルミ製折りたたみスタンドのレビューです。

ノートPCの背面後方に貼り付けて傾斜を付けるタイプのスタンドで、なかなかおすすめの商品でした。以前に購入していた中華製(MIIIW)のフリップスタンドと比較もしています。

JOBSONのアルミスタンドの概要

本家というか一番有名フリップスタンドはBlueLoungeの「Kickflip」というモデルです。現在はこれと似たモデルが多数出回っています。

「JOBSON」というメーカーは2016年に愛知県で創立されたブランドで、一応日本製ということのようですが、製造は中国でした。

本体のスペックは以下の通りです。

  • 素材:アルミ製
  • サイズ:横200✕縦48✕厚さ7(mm)
  • 対応PCサイズ:13〜15インチ
  • 重量:107g
  • 付属品:シリコンパッド
  • 傾斜角:12°(Macbook Pro13インチの場合)

多くの似たモデルはプラスチック製ですが、アルミ製の本作はめずらしいです。裏面には強力な吸着シートが付いていて直接PCに貼り付けて使います。

デザイン的にはMacbookに合うように作られているようですが、接着面は平面なので他のPCでも15インチくらいまでなら問題なく使えます。

JOBSONフリップスタンドのメリット

キーボードが打ちやすくなる

キーボードに12°の傾斜が付いている

13インチのMacbook Proに付けた場合には傾斜は12°とちょっと角度は多めに付きます。これが、とてもいい具合の傾斜なので非常に打ちやすいです。

PCのサイズによっても若干傾斜が変化しますが、10〜12°くらいの角度はタイピングしやすさにかなり貢献してくれています。

最初に立てた時はちょっと高すぎるかなと感じましたが、キーを打ち始めるとすぐに慣れてきます。

画面が見やすくなる

約4cm上がったPCの側面

画面高さも4cm以上持ち上がるため、画面の見やすさも上がります。動画の再生時や、いろいろなPCでの作業時の目線も高くなり、姿勢も若干良くなります。

ノートPCのみでの作業を長時間行う場合、このスタンドは総合的にかなり良い効果を発揮してくれるので、相当おすすめです。

アルミ素材で剛性感がとても高い

JOBSON製アルミスタンドの全体

素材のアルミニウム合金は、プラスチック製のタイプと比較して圧倒的に剛性感があります。

横幅が狭めな設計ですが、全体的に精度の高い加工が施され、接地面のアール処理もうまくされているため安定感も高いです。

質感も高くデザインも良い

Macbook Proの背面に取り付けると違和感が無い
色味はほんの少しMacbookより白い

JOBSONのアルミスタンドの特徴はデザインの良さ、質感の高さでしょう。シルバーとスペースグレイの2色展開で、Macbookにちょうど合う色合いになっています。

私の購入したシルバーはMacbook Pro(シルバー)の色合いとかなり近く「JOBSON」のロゴマークも目立たないため、純正品かと思うほどです。

もちろんMacbook以外のPCでも使えますし、どのPCに合わせても高級感が出る美しいデザインをしています。

冷却効果も高くなる

PCの底面と机までの空間がかなり広く開くため、冷却効率が上がります。バッテリーの消耗や、CPUの負担が減るというメリットがあります。

Macbookでは一番熱くなる部分に貼り付けることになるので、全体の素材がアルミであるということからも冷却性能はプラ製に比べて若干高いと思われます。

私の作業でそこまで高温になることはなかったので、実際にどれくらい効果があるかはよくわかりませんが、結構違うみたいです。(曖昧)

JOBSONフリップスタンドのデメリット

フリップ機構のバネが強く勢いよく戻るので注意

私の場合、Macbook Proに貼り付けてそのまま使い終わって閉じると「バチンッ」という音が響いて完全にアルミ同士が当たっている音がしました。

JOBSON製スタンドの背面ラバー部分

傷が入ることはなかったのですが、なかなかの重みと遠心力によってラバーパーツの弾力を上回る力でPCを叩いてくれます。

対処法は単純に手を最後まで添えて戻す、という単純なものですが、気をつけていないと簡単にバチンといくのでちょっと気になるポイントです。

戻りが強い分、しっかり収まるという意味では良いのですが…。

スタンドを立てたままPCを動かすと机が傷つくことも

これも素材がアルミ製だからこそ生じる問題です。先端部分の形状は面取りのアール加工が施されています。

ただ、やはり強度の高いアルミニウム合金を使っているため、木製の塗装されているテーブルなどの場合、こすりながら動かすと机側に傷が入ってしまう可能性があります。

対処方法は「一度置いたらあまり動かさない」ことです。(接地面が細すぎてラバーを貼ろうとしても無理そうでした)とはいえ、そこまでガリガリになることはないです。

重量は重め

重量が107gという重さも若干のデメリットでしょう。プラスチック製のフリップスタンドと比べると2倍くらいの重さです。

持ち運ぶ機会が多く、軽量なタイプを求めておられる場合にはプラ製のものやMOFTなどを選ぶといいかもしれません。

どちらかと言えば室内での使用が多く、高級感と剛性を重視する場合にはJOBSONアルミスタンドはおすすめです。

シリコンパッドは1枚中央貼りだとちょっとぐらつく

付属のシリコンパッドを前の中心に装着
通常の取り付けではぐらつきやすい

もともと付属のシリコンパッドを、そのまま本体の前方中央に貼り付けて使うとキーボードの左右でちょっとぐらついてしまうことがあります。

対策:シリコンパッドを左右に配置する

付属しているシリコンパッドの横幅が狭すぎるというのがそもそもの問題ですが、1枚を真ん中に貼るというのは安定しなくて当然です。

シリコンパッドを2枚にカットして利用
真ん中でカットして2枚貼りすると安定

ということで、2枚に切って左右に貼ってみました。ざっくりとハサミで2つにカットし、前方の両端に取り付けるという簡単な作業です。

結果として、中央1枚貼りの場合よりもかなり安定感がアップします。このスタイルは結構おすすめなのでぜひ試してみてください。

PCが高温になると剝がれやすい

しばらく作業してキーボードを打ち込んでいると、折りたたむ際にスタンドが剥がれかけていることが度々ありました。

原因の一つは、ちょうど貼り付けている部分がPCの中で最も高温になる部分なため、吸着部分の接着力が低下することが影響しているようです。

また、吸着部分とアルミが剥き出しの部分の高低差も多少影響を与えているようです。

対策:吸着部分の段差を無くして貼り付ける場所を見直す

原因は吸着部分とそれが無い部分の段差と、スタンドを貼る場所にあることがわかったので改善していきました。

まず吸着部分の高さとテープの無いアルミ部分の高さを合わせるためにマスキングテープで約0.5mmほど高くしました。

テープを重ねて面をフラットにする

さらに、これまではMacbookのかなり後方に貼り付けていましたが、フリップスタンドを貼る位置を少し前方に寄せ「Macbook Pro」と書いてある部分の真下あたりに移動させました。(モデルは13インチ Macbook Pro 2015)

スタンド固定位置を少し手前に移動

定規で底面のアール(曲がり具合)を確認すると「Macbook Pro」の手前辺りからカーブし始めていることがわかり、その手前にスタンドが収まるように位置を調整しました。

恐らくPCの形状によって、それぞれちょうど良い位置があると思います。わたしはこの調整によって、剥がれもなくなったので、少しでも参考になると嬉しいです。

中華製MIIIWのフリップスタンドと比較

同じような製品で中華製のMIIIWのフリップスタンドも以前に購入していたため、そちらとも比べてみます。

ちなみに執筆時にはAmazonでは売られておらず、楽天市場かYahoo!ショッピングでしか購入できない商品です。値段は1,000円程度。

質感や強度は明らかにJOBSON製が良い

MacbookにMIIIWのフリップスタンドを装着

MIIIW製フリップスタンドは材質がプラスチックで少々たわみます。サイズ的にはJOBSON製よりも一回り大きいです。

デザインや質感、強度面ではアルミ製のJOBSONスタンドが明らかに上回っています。値段が倍くらい違うのでしょうがないところかもしれません。

角度やディスプレイ高さの違いは好みの問題

高さは3cm程度上がる

MIIIWのフリップスタンドは角度が8°程度と少しなだらかで、有名なBlueloungeのKickflipと同じような角度になります。(パクって作っていますね)

ディスプレイ部分は約3cm程度上がります。JOBSON製アルミスタンドは4cm以上上がったので、少し低めです。

キーボードは傾斜があると打ちやすいというのは同じですが、高さ1cm、角度4°ほどのちょっとした変化がほんの少し影響を与えます。

JOBSONとMIIIWのスタンドの高さの違い
左がJOBSON製、右がMIIIW製

個人的には角度は8°の方が若干打ちやすいように感じました。ただ、ディスプレイの高さ的にはJOBSON製のアルミタイプのほうが高く、見やすい印象です。

このあたりは好みの部分があると思います。PCの裏に本などを挟んでみて、自分に合う角度を見つけてから製品を選ぶのもいいかもしれません。

ただ、この違いはわずかなので、高級感や剛性感という点を重視するならJOBSON製を選ぶのが間違いないでしょう。

スタンドと一緒にリストレストを使うのもおすすめ

JOBSONフリップスタンドとリストレストを合わせて使う

フリップスタンドと一緒にリストレストを使うことで手首への負担が減る場合もあります。

ノートPCでもリストレストの効果は確実にあるので、長時間のタイピングをされる場合にはぜひ試してみてください。

私はサンワサプライのレザー調リスト(75cm)を合わせて使うことでタイピングしていても疲れをかなり軽減してくれました。

まとめ

JOBSON製のアルミ折りたたみスタンドをレビューしてみました。製品としてはかなり高級感があり、剛性も高いです。

値段的には中華のプラスチック製のものも悪くはない作りですが、トータルで考えるとJOBSON製のフリップスタンドは買って損はない良い製品です。

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