MacBook Pro(2015)を今さら購入レビュー【Mac初心者の苦悩】

2021/10/27

Apple PC

今回、MacBook Proを手に入れたのでレビューします。最新のProではなく、2015年発売モデルです。しかも買ったのは半年前です…

そもそも、なぜMacをレビューするのかというと、私は今までMacbookに触ったことが無かったからです。

さらに言えば、ガジェット系ブログの運営者がMacを使ったことが無いと「Macbookと比べてどうなんですか?」などという質問になにも答えられなくなる危険性があるのです。

これは何としても避けたい…。ということでMacbook Pro 13インチの2015年モデルを買って、いろいろ弄ってレビューに至ったのです。

なぜ2015年のMacBook Proなのか

Macbook Pro 2015ディスプレイ

値段とスペックのバランスが良い

最新のM1チップ搭載モデルはもちろん性能も高く、話題性に富みますが、初めてMacBookを使うのであればそこまでのスペックは不要ではないかと思いました。

というか、自宅にPCは何台もあるのに、ただMacOSを触るだけの目的で10万円以上出して最新のMacbookを買う気にならなかったのです。(妻が許してくれなかった)

それでちょうどコスパの良いモデルを探しました。

いろいろ検索すると、無印MacBook(2015~17)やMacBook Airでは古いモデルでスペック不足が起こりやすいですが、MacBook Proならかなり年式が落ちても大丈夫そうです

そして値段とスペックのバランスが高いです。私が中古(メルカリ)で購入した時点では4万円ほどで手に入りました。

2015年のMacBook Proと同等のスペック(Retinaディスプレイなど)を求めると、Macbook Airでは2018年以降のモデルを狙う必要があり、無印Macbookは論外です。

2018年以降のMacBook Airは値段的に2015年Proよりもかなり高くつため、コスパが悪いです。

Proは2016年から大きく変化があった

2016年からMacBook Proは小型化、薄型化し、USB-CのThunderbolt 3に対応しました。そのため、2016年以降のモデルはほぼ現行のProと見た目は変わりません。

また、15インチモデルではTouch BarとTouch IDを搭載しています。もちろんCPUの性能も向上しました。

これらの変更によって中古での相場がかなり違います。正直2016年モデルからは中古でも値段が高いです。

というわけで結局は値段、コスパで選んだわけです。Macに初めて触る私には、スペック的にも値段的にも2015年のProがちょうど良いのです。

リンゴが光る最後のモデル

光るリンゴマーク

Macbookは背面にあるリンゴマークが光るモデルと光らないモデルがあります。

2015年のMacbook Proはリンゴマークが光る最後のProです。この年以降のモデルはiPadと同じく、金属のリンゴになってしまいました。

もちろん金属リンゴもかっこいいですが、開けると無駄に光る、しかも自分では見えないという設計は遊び心とAppleらしさを感じるポイントです。

2015年モデルはいつまで使えるのか?

サポート期間について

アップルのOSアップデートに対応できるかどうかが重要になってきます。最長使える期間はセキュリティアップデートの対応が切れるところでしょう。

最新のOSより2世代前までセキュリティアップデートをしてくれるApple。

MacOSアップデートは7年くらいは最新のものについていけるようになっていて、Macbook Pro2015(13インチ)も最新についていけます。おそらく2022〜3年まではついていくことが可能でしょう。

そこからセキュリティアップデートは+2年行けるということになります。つまりセキュリティ的には約10年は使えるという計算です。

もちろんマシンスペックは厳しくなっていきますが、発売から6年しか経っていない2015年式Macbook Proは、あと4年間、2025年くらいまでは使えるという計算です。

スペック

  • CPU:2.7GHz Intel Corei5-5257U(Pass Mark マルチ:約4400)
  • メモリ:8GB 
  • ストレージ:128GB〜
  • ディスプレイ:Retina(2,560×1,600ピクセル)
  • 重量:1.58kg

Macbok Proは2018年以降でCPU性能が大きく上がっているため、それ以前のモデル(2011〜2017)はそれほど大きな差はないです。 

そうは言っても、2020年に登場したAppleのM1チップ搭載Macbookは圧倒的に高性能です。Pass Markのマルチ性能は約15,000で2015のMacbook Proの3倍以上!

ただ、2015年モデルのMacbook Proでも正直私の利用用途では十分すぎるスペックを備えてくれていました。

もちろん動画のエンコードやら重いアプリをガリガリ動かすなら新型のMacbookは買いですが、通常の業務用途では6年くらい前モデルでもOKです。

MacBook Pro(2015)の素晴らしい点

かっこいい

Macbookをサイドから

小学生みたいな感想で申し訳ないのですが、Macbookは普通にかっこいいです。

6年以上も経つ2015年モデルですら薄さやデザインは抜群で、アルミの質感は私の所有しているLenovoのPCなどと比べてなぜか高級感を感じます。

また、全体の精度も高く、ディスプレイを開閉する際の滑らかさ、キータッチの絶妙な調整などが地味に所有欲を満たしてくれます。

トラックパッドが素晴らしい

Macbookはトラックパッドが使いやすいということをずっと聞いてきましたが、実際につかってみて確かにそうだということを実感しました。

トラックパッドはクリックがどこでもできます。Windowsでの右か左クリックという概念がありません。Windowsでいう右クリックは2本指タップでできます。

ちなみに、どこでもクリックといってもクリックしている感覚になるように振動しているだけです。

それだけでなく、2本指、3本指でのジェスチャーも超スムーズに認識してくれます。

私の触ってきたWindowsのノートPCではここまで直感的にタッチ操作を行うことができたことはないので、さすがAppleという部分です。

ディスプレイがものすごく綺麗

もはや当たり前となったAppleのRetinaディスプレイ。もちろん、iPhoneやiPadでは見慣れていたのですが、PCでこの鮮明な画質とフォントは素晴らしいです。

これまでFHD(1920✕1080)くらいまでの解像度でしか見ていなかったPCモニターですが、2,560×1,600まで精細になるとやっぱり感動を覚えますね。

ちなみに2012年以前のMacbook ProではRetinaディスプレイが搭載されていないので注意です。

画面の美しさが損なわれるという意見もありますが、画面の反射を抑えるアンチグレアフィルム(パワーサポート製)も購入してレビューしています。

接続端子が充実していて拡張性が高い(2015モデルまで)

Macbook Proは2016年以降、リンゴマークが光らなくなったと同時に拡張性が非常に低くなりました。

USB-C端子のみという大胆な削減によって、デザインは精錬されましたがハブを購入しないと拡張させることはほぼ不可能になりました。

2015年Macbook Proは拡張性が十分に保たれた最後のモデルです。USB3.0が2つ、HDMI、イヤホンジャック、SDカードスロット、謎の「Thunderbolt2端子」が2つ。

もちろん最新のMacBookのUSB-Cポートだけというシンプルさも嫌いではないですが、あまりにも簡素化しすぎではないかと感じてしまいますね。

めずらしいUKキーボード配列もある

UK配列のキーボード

購入したモデルはJISでもUSでもなく、UK配列のキーボードでした。私はこれまでJIS配列キーボードしか使ったことがなかったのでちょっと違和感を覚えました。

でも、使っていくうちにこの配列の良さもわかりました。USキーボードが使いやすいという意見が多かったですが、USとJISの間のような形状のUKキーボードもありです。

メリットはエンターキーが縦長であり、バックスペースキーも大きく、ホームポジションが中央付近に来るというところです。

とはいえ、やはりJIS配列に慣れているとそもそも日本語入力に切り替えることすらままなりませんでしたけどね…。

また、キーボードの打ちやすさもMacBookの魅力です。キーストロークは深くないですが、チャキチャキした軽快な打鍵感はタイピングスピードも若干上がる気がします。

さらに追加アイテムとして、フリップスタンドを使うとより打ちやすくなることがわかりました。

悩んだポイント

日本語変換に大苦戦(UKキーボードだから)

日本語キーボードならスペースキーの隣の「かな」キーでOKですが、US、UKキーボードで日本語に変換するのは難しいです。

基本的には「ctrl」+「space」キーで変換が可能ですが、私は日本語⇔英語をよく切り替えるので、なんとか一つのキーだけで変換したかったです。

一つの方法は、US、UKキーボードの場合に日本語切り替えはCaps Lockキーを使用することで1キーのみで変換できます。

「左上アップルマーク」→「システム環境設定」→「キーボード」→「入力ソース」

ここの「Caps Lockキーを使用して入力ソースを変更する」にチェックを入れます。これで「Caps Lock」キーで英語→日本語の変換ができるようになります。

アプリ「英かな」も良いです。「cmd」キーだけで日本語⇔英語の切り替えが可能です。

Mac標準の日本語変換が微妙

Macの標準のかな変換がちょっと私には合いませんでした。(これは完全に好みの問題だと思います)

それで「Google日本語入力」を導入しました。すると今度は「Caps Lock」キーでの日本語⇔英語の切り替えができなくなります。

そのため、Google日本語入力以外の変換はすべて無効にし「Karabiner」アプリを使って「Caps Lock」キーでも変換できるようにします。

ここからは、UKとUSキーボード限定の方法になります。

アプリのダウンロード後に「Complex modifications」から「Add rule」を選択。

上に出てくる「Import more rules from the Internet(open a web browser)」でページを開き「International(Language Specific)」を選びます。

そのなかの「For japanses(日本語環境向けの設定)」を「Import」します。

追加するのは「コマンドキー(左右どちらでも)を単体で押した時に、英数・かなをトグルで切り替える。」と「英数・かなキーをtoggle方式にする」です。

そして「Simple modifications」でFrom keyを「caps_lock」としto keyを「英数キー」とします。

これでGoogle日本語入力を使ってもしっかり「cmd」キーと「Caps Lock」キー両方で日本語⇔英語の切り替えができるようになります。

画面分割を素早くできない

正直、通常のSplitviewでは分割しづらいです。画面を分割すると自動的に全画面表示がされ、戻すのにはもう一度画面上部で操作しないといけません。

画面分割は「Shiftlit」か「BetterTouchTool」を使うのがおすすめされますが、個人的には「BetterTouchTool」が使いやすいです。

理由としてはタッチパッドのジェスチャーのみでいろいろな操作を感覚的に行うことが可能だからというのが大きいです。

ちなみにBetterTouchToolを導入するには正規では永久ライセンスでは2,000円以上しますが、BetterSnapTool(360円程度)を購入すると特典で付いてきます。

これは謎の値段設定なのですが、とにかくBetterTouchToolを導入する場合にはBetterSnapToolを購入→BetterTouchToolをインストール→45日間の機能制限を外す。

この方法をとることで、最安でBetterTouchToolを導入可能です。

使いたかったSidecarは2016年モデルからだった

Macbookで使いたかった機能にSidecarがあります。これはiPadを手軽にサブディスプレイにしてしまうという機能です。

しかし、調査不足によってSidecarが使えるMacbook Proは2016年モデルからで、しかも結構PCのスペックを要求するとのこと。

Sidecarはかなり新しめのMacbookでないと動きもスムーズに行かないというレビューもありました。それはともかく、2015年モデルでは使えないのです。

諦めて今までも使っていたDuet Displayとさらに検証用でYam DisplayをインストールしてiPadをサブディスプレイにしました。

でも、意外なことにMacbookで作業していると私の業務的にはサブディスプレイがほしいと思うことはほぼなかったです。

Retinaディスプレイの解像度の高さやスムーズな全体的な操作感が作業効率を上げてくれているように感じますね。

Windowsと比べる

結局WindowsなのかMacなのかという論争の行き着くところは、好みの問題なのかなと思います。

ほとんどのことはどちらのOSでも行えますし、現段階ではどっちが優れているという言い方も出来ないと実感しました。慣れたらどっちでも良い、ということです。

仕事で必要ならWindowsになるでしょうし、Macの方が開発環境として使いやすい場合もあるでしょう。

そして、そこまでどちらかしかないという状況でないのなら、使ってみて自分に合う方を選ぶというありきたりな結論に至ってしまいました。

個人的にはどちらも良いところがあって、どっちも使える状況にしておくのが良いかな、という中途半端な気持ちでいます。

WindowsのデスクトップPCも使いやすいので、家での作業にはデスクトップを、そして外に持ち出す場合にはMacを使うというのが定番スタイルでしょうか。

結局使っているのはGoogle chromeでブラウザ上で済む作業がほとんどなので、MacでもWindowsでも変わらないのです。

OSの利用期間は互角か

Windowsは10で終わるはずがなぜか11が出てきて、しかも大体2018年以降に出たモデルしか11にアップデートできないという厳しさを見せています。

私のノートPC(2016年発売の第7世代Intel CPU)もWindows 11にアップデートできず、2025年にWin10がサポート終了でトータル9年くらいの寿命ということになります。

この点でAppleのサポートはどうかというと、最新のOSに7年くらいはついていってくれるようです。その後のセキュリティサポートまで含めると10年ほどです。

まあ、Windowsも10年以上前のモデルが未だに現役で動いていたりしますし、OSを入れ替えてしまえば本体の寿命までは生き続けるという意味ではWindowsが強いのかな?

macOSをBig Surにアップデート

世間ではWindows 11が話題ですが、私のMacbook Pro(2015)ではM1 Macと共通のmacOSの「Big Sur」にアップデートすることで満足感を得られます。

これまでは「Catalina」というOSでしたが、2020年に発表されたBig Surに今さらながらアップデートしたわけです。

正直これまでMacに触ったことがなかった私にはCatalinaもBig Surも、そこまで変化を感じることはできませんでした。

しっかり変化を実感できたのは、デスクトップの壁画がおしゃれになったことです。ちなみにBig Sur登場から約1年経っているのでアプリの相性問題なども全く生じません。

ちなみに最新のmacOSは2021/10/26リリースの「Monterey」です。このアップデートは結構危険(古いMacでは動かなくなる可能性あり)なので様子見です。

Windows 11もデザインがほとんどMacOSに近づいているようで、もう一緒になっちゃえばいいんじゃないかな?という気がしてきます。

まとめ

Macbookを見下ろす

ということで、MacOSを使ってみたいという目的のためだけにMacbook Pro 13インチ(2015)を購入したという話でした。

これで「Macと比べてどうですか?」などという質問にも容易に回答できるわけです。

そして、今さらですがMacbookは慣れればとても使いやすいです。ノートPC1台でほとんどのことがストレスなくこなせます。特にトラックパッドが秀逸です。

また、M1チップ搭載のMacbookがとても話題になりましたが、M1搭載Macbook Airの記事は大量に出まくっているので個人的には全然興味が湧きません。

いや、もちろんタダでくれるなら貰いますけどね。いや、さらに新型が出て値段が下がってきたら買っちゃうかもしれないですけどね。

だってスペックが高すぎるのに10万円程度、Mac miniなら8万円くらいから買えるのはルール違反ですよね?

そして、あまりにもM1チップの性能が高くてイライラしたので自作PCで対抗した件については次の記事にまとめてあります。

結論として、今後ノートPCを買うならM1かそれ以降のチップを搭載したMacを選ぶことにします。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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