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iPad Pro 9.7・10.5・12.9インチ(第1&2世代)はいつまで使える?

iPad Pro 9.7インチ

iPad Pro 9.7インチから12.9インチ(第2世代)という歴史的iPadがいつまで使えるのかをOSとセキュリティアップデートの観点からまとめてみました。

■iPad Pro各世代ザックリまとめ

  • 9.7インチ:iPad Proの初代コンパクト版で持ち運びやすい。
  • 10.5インチ:バランスの取れたサイズで作業効率向上。(サイズはiPad Air3と同じ)
  • 12.9インチ(第1&2世代):12.9インチ第1世代は元祖iPad Pro。第2世代で基本スペックが向上。

各iPad Proの最終OSバージョン

現行&最新OSは、2024年リリースの「iPadOS 18」および2025年秋にリリースの「iPadOS 26(実質19)」です。

残念ながら、今回取り上げるiPad Proは全て最新OS(iPadOS 18以降)には更新できません。

それで、各モデルがどの世代のOSでストップしたのかを確認します。

iPadOS 16」でストップしたモデル

  • 9.7インチ iPad Pro ※2016年発売
  • 12.9インチ iPad Pro(第1世代)※2015年発売

※iPadOS 16は2022年10月24日にリリース(ステージマネージャなどの機能が追加)

iPadOS 17」でストップしたモデル

  • 10.5インチ iPad Pro※2017年発売
  • 12.9インチ iPad Pro(第2世代)※2017年発売

※iPadOS 17は2023年9月18日にリリース(ロック画面カスタマイズやPDF編集などの機能が追加)

iPad Pro 9.7インチ・10.5インチ・12.9インチ(第1&2世代)の全てが最新のOSにアップデートできないのですが、使えないわけではありません。

セキュリティアップデートはしばらく継続

最新OSでなくてもセキュリティアップデートがしっかり継続してくれるのがApple。

2025年では、iPadOS 16も17もセキュリティアップデートは継続しています。

Appleのセキュリティリリース:https://support.apple.com/ja-jp/100100

ただし、2025年時点では以下のような状況となっています。

iPadOS 16【9.7インチ iPad Pro & 12.9インチ iPad Pro(第1世代)】

アップデート頻度が低くて2025年でギリギリのセキュリティサポート…

※2025年3月31日にiPadOS 15とともにセキュリティアップデートあり。

iPadOS 17【10.5インチ iPad Pro & 12.9インチ iPad Pro(第2世代)】

もう1年くらいセキュリティは大丈夫かな…

※2025年5月12日と5月19日にセキュリティアップデートあり。

9.7インチと12.9インチ(第1世代)はそろそろセキュリティアップデートが打ち切られそうで、徐々にアプリの制限もかかってきています。

10.5インチと12.9インチ(第2世代)はiPadOS 17のセキュリティサポートが「まだある」感じです。

見方を変えると、2015年発売の12.9インチiPad Pro(第1世代)は約10年に渡って使えているのです。(※iPadOS 16はセキュリティアップデートがもうすぐ切れる)

そう考えるとiPad Proは価格的には高額ですが、耐用年数を考えればトータルでのコストパフォーマンスは高いです。格安Androidタブレットなどは2年程度で怪しくなるのと比べると桁違いです。

旧モデル使用時の注意点

端的に言うと今回取り上げた、9.7インチ・10.5インチ・12.9インチ(第1&2世代)iPad Proはギリギリ使えるものの、今後も古いモデルを使用する場合にはいくつかの注意点があります。

セキュリティリスク

セキュリティアップデートについてはAppleの公式ページから確認できますが、厳密にいつサポートが終了するのかはわかりません。

そのため、最新から2世代以上前のOSバージョンでストップした機種では、重要な情報(クレジットカードなど)は入力しないようにしていくのが無難です。

アプリの互換性問題

旧式のiPadOSだとアプリ側がサポートされない場合があり、特にセキュリティサポート終了間近な場合は、各アプリ側からもアナウンスがあったりします。

バッテリーの劣化具合

iPad Proのバッテリーは、通常の使用で約10時間の持続が可能ですが、使用年数が経つにつれて劣化が進みます。

それで旧世代のモデルではバッテリーの劣化具合が気になるのですが、以下のモデル以外はiPadから直接最大バッテリー容量を確認できません。

  • 13インチ/11インチiPad Air(M3、M2)
  • 13インチ/11インチiPad Pro(M4)
  • iPad mini(A17 Pro)

これらのモデル以外は別の方法で確認する必要があります。

調べてみると、以前のAppleサポートから教えてもらう方法がなくなっている様子…

私はみずおじさん様の「バッテリーチェッカー」を使わせていただいています。(詳細はYouTube動画を参照ください:https://www.youtube.com/watch?v=w4I46jwoHxM

iPadを買い替えるなら

旧世代のiPad Proからの買い替えを行う場合の選択肢を考えてみます。まずは最新OSへの対応状況をまとめます。

最新のiPadOS 26(※実質19)に対応する端末

  • 11インチ iPad Pro(第1世代)以降
  • 12.9インチ iPad Pro(第3世代)以降

「Pro」を選ぶなら、これらのiPadが最新OSについていくために必要です。Proモデル以外では以下の端末が対応します。

  • iPad Air (M2以降)
  • iPad Air (第3世代以降)
  • iPad (A16搭載モデル)
  • iPad (第8世代以降)
  • iPad mini (A17 Pro搭載モデル)
  • iPad mini (第5世代以降)

ここから新型iPadを選ぶ際に気を付けたい点を取り上げます。

M4 iPad Proは別次元に突入している

2024年発売のM4チップ搭載モデルは「スペックも価格も」圧倒的に高く、ロ用途以外では超オーバースペックです。(個人的意見)

iPadでのプロ用途とはiPadがMacよりも強いジャンル、例えばペン入力や高い処理能力とコンパクトかつ軽量な筐体を最大限活かすような用途を想定しています。

プロ用途で使わない場合(≒ほとんどの場合)現時点では最新のiPad Proはもちろん、Airですらオーバースペック気味になるでしょう。

私は2021年製のiPad Pro 11インチ(M1)を使っていますが、M1チップの性能は現在でも非常に高く、最新のミドルクラスWindowsノートPCと戦えるくらいです。

M4チップはM1チップより1.5~2倍くらいの性能差をたたき出しており、あまりにも強力です。(M2、M3ももちろん強い)

しかも、この性能を活かせるかどうかは、今後のiPadOSの進化やアプリの充実度に左右されます。

また、M4 iPad Proは11インチでも最安でも約16万円と、M4 MacBook Airが買える値段帯であり、慎重に選ぶ必要があります。

iPadとMacの境界

2025年秋リリースのiPadOS 26からマルチタスク機能は向上し、iPadはさらにMacに近い操作も可能になります。

しかし、macOSとiPadOSは明らかに異なる設計であり、同じアプリでもMacとiPadでは若干の機能差があります。(=iPad版は簡素化されているものが多い)

つまり、PCとして利用するならやはり最新のMacを選ぶのが無難なのです。(もちろん最新最強のiPad Proが大いに活躍する場面もあります)

通常のiPad(無印)の性能もかなり良くなっている

現在iPad Pro 9.7インチや10.5インチ、12.9インチの初期モデルなどを使っておられる場合、通常のiPad A16(第11世代)に買い替えても性能は格段に上がります。

iPad A16(第11世代)はCPU性能が初代iPad Proの3~4倍、ストレージは最小で128GB、カラーバリエーションも豊富で価格は比較的抑えられています。

キーボードやマウス(専用のMagic Keyboard等)と一緒に使うと、最新OSではかなりMacに近い動作が可能です。(外部ディスプレイへの完全対応はMシリーズチップ搭載モデルのみ)

AirやProの選択肢

現在iPad Air M3・M2でも圧倒的に高性能です。約10万円の予算をiPadに割いても良いならiPad AirのM3やM2モデルを選ぶのがコスパ的には良いと思います。

もしくは中古でiPad Pro M1やM2モデルという選択肢もありです。

2018年以降のiPad Proはディスプレイが最大120Hzのリフレッシュレート(Airは60Hz)で、4スピーカー(Airは2スピーカー)だったり、Face ID※顔認証(AirはTouch ID※指紋認証)などの違いがあります。

ほかにもUSB-C端子がProはThunderbolt 3以降に対応していたり、カメラ性能も若干異なっていたりと長所は多いです。

個人的なおすすめはiPad Pro M1以降のモデルを中古オンラインショップで購入することです。(※慣れている方以外はフリマサイト等はあまりおすすめしません)

M1チップ搭載モデルは「2021年発売」の11インチ第3世代と12.9インチ第5世代です。これ以降で予算に合うモデルが良いと思いますね。

中古オンラインショップなら「イオシス」が保証も長くて安定しています。私もイオシスにてiPad Pro 11インチ 第3世代(2021年 M1)を購入しました。

>>イオシス‐iPad Pro シリーズ一覧
イオシス CランクのiPad Pro 11インチ(M1)&iPhone 12の状態等レビュー - plz-reference-blog

イオシス CランクのiPad Pro 11インチ(M1)&iPhone 12の状態等レビュー - plz-reference-blog

イオシスにてiPad ProのCランク品を購入したので、状態についての詳細をレビューしてみます。

まとめ

9.7インチ、10.5インチ、12.9インチの第1世代および第2世代iPad Proがいつまで使えるのかを考えました。

iPad Proの最初期モデルが現在でも使える(セキュリティアップデートが行われている)のは凄まじいことです。さすが「Pro」です。

そして、これからのiPadの買い替えについては、それぞれのニーズに基づいて慎重に選ぶ必要があります。

最新のiPad Proはやはり最強ですが、価格も桁違いなので利用用途が明確でなければ選択肢には入らないでしょう。

また、iPadとMacとの差別化は今後もしばらくは続くはずなので、やはり別物として考えていく必要があります。


…ここまでいろいろ書きましたが、iPad Proはやっぱり凄いマシンです。薄い板の中にロマンが詰まっています。

私はいつかMシリーズチップの圧倒的性能が完全に生かせるようになることを願いつつ、今日もiPad Pro(M1)でWeb上の記事を読み、YouTube動画を再生しています。

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