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STRMD USBコンデンサーマイクを購入レビュー【恐怖のフルセット約2,000円】

STRMD USBコンデンサーマイク

USBコンデンサーマイクがAmazonで約2,000円で売っていました。

セット内容は…「マイク、ショックマウント、スタンド(卓上用&アーム式)、ウインドシールド、ポップフィルター、巨大なグリーンバックスクリーン

おそらく、スタンド関連だけでも2,000円はかかる気がするので、マイクとショックマウントなどのフルセットで2,000円程度というのは…怖いですね。

正直あまり手を出したくない製品ですが、数少ないレビューではまあまあ…

そしてブロガーとしてのチャレンジ精神という謎の動機から、いつの間にか製品は家に届いていました。

製品のチェック・STRMD USBマイクセット内容の確認

STRMDの段ボール

かなり大きな梱包の中にしっかりと付属品すべてが収まっていました。マイクに取り付けるポップフィルターはクシャクシャです。

マイクと付属品のすべて

映っていませんが付属のUSBケーブルは1.8mで、謎に大きいグリーンバックスクリーンはカバーに収まっています。

最大の疑問点「マイク性能は大丈夫?」

当然2,000円で買えるコンデンサーマイクの時点で音質は期待できません。

私も結構な量のマイクを調べてみたのですが、マイク単体で3,000円クラスならそれなりに使えるのもが多いようです。

しかし、今回は贅沢付属品込みで2,000円のコンデンサーマイク…果たして…

マイクの外観

コンデンサーマイクの外観

マイク自体の外観は普通にいい感じです。フルメタルボディで安っぽさはありません。底面やボタンのエッジは金属の地が綺麗に見えるようにカットしてあります。

サイズは長さ約150mm×幅約45mmくらいで、コンパクトに感じます。

マイクの底面

接続は最近あまり見かけないフルサイズのUSB Type-B端子がマイク側、PCへは普通のUSB Type-A。

マイク本体

スイッチ関係は音量コントロールの+・ーボタンがあるだけで、ほかの入出力端子はありません。

音量ボタンのどちらかを長押しでミュートになり、もう一度押すとミュート解除です。価格を考えれば機能が最低限なのは当然です。問題は音質ですね。

マイクの仕様・音質

マイクの使用感
電源を入れているとブルーに光る

マイク音質について、私の個人的な感想ですが普通に悪くないと思いますね。

利用用途はWeb会議や簡単なナレーションなどの作業なので、Zoomのマイクテスト機能でチェックするとしっかり細かい音まで拾いますし、ホワイトノイズはほぼ入りません。

PCでコンデンサーマイクを使う

Webカメラ(ロジクール製)やPC内臓のマイクなどと比較して、音質や集音能力は圧倒的にSTRMDコンデンサーマイクが上です。

他のアプリでも試してみましたが、約2,000円で付属品満載のマイクでここまでしっかり音が入って、妙な雑音も無く快適に利用できるのは驚きです。

私は高級なマイクを利用したことがないので、持っているチープなマイクとの比較となってしまうのですが、恐らく初心者にはちょうど良いコンデンサーマイクな気がします(私自身がマイク初心者なので)。

一応、指向性がどうなっているのか全方向から音を入れてみましたが、最も入力が強いのがマイクの前面(ロゴと+・-ボタンがある側)で、背面の音は弱めに聞こえます。

確かに製品説明にあるように単一指向性と言えるのですが、強い指向性ではないので結構幅広く音を拾います。

もちろん、付属のアームスタンドを使ってキーボードなどから離して設置すると余計良いですね。

さらに高音質を求めたいという場合には、マイクアームを流用して別のコンデンサーマイクに交換すればOKですし、とりあえずお試しで買っても損にはならないであろう製品ですね。値段が値段ですから…

ただ、この金額が果たして今後どこまで継続されるかは謎なので、気になった方は早めに買ってしまって良い気がします。(※製品精度にバラつきはあると思いますが)

操作はちょっと癖がある

マイク自体はプラグ&プレイで即認識し、音がしっかり入るまで±ボタンで調整してあげればすぐに使えます。

マイクミュートも一応可能なのですが、音量ボタンどちらかを長押しなのでちょっと手間取ります。普通にソフト側でミュートするのがいいでしょう。

音量ボタンはおそらく10段階になっているようで、私の環境では1段階の調整でかなり音量が変化するように感じました。

そして、ボリュームがどの程度なのかが判断しずらい(ソフトの入力レベル等で確認するしかない)ので、基本100%で使っていい気がします。

(私もマイク・カメラ関連にそこまで詳しくなく申し訳ありません)

※マイクの性能はAmazonの表記と若干異なる様子

  • Amazon:感度‎30 dB(おそらく‐30dBの意味)
  • 取扱説明書:感度‐45dB±3dB

付属の取扱説明書に記載されているスペック表を信じるなら、やはり高額なコンデンサーマイクよりも感度は低め(ハイスペックなものは‐40dB以内が多い)という印象です。

この表記上の違いは実際相当大きいのですが、それを問題にするかどうかはそれぞれのご判断になるかと思います。

その他は表記の無いものもあるがほぼ同じでした。

・極性:単一指向性

・周波数特性:20Hz~20KHz

・S/N比:78dB

PC上で確認すると「Q9-1」という型番で登録されています。

「Q9」を型番で調べると「TONOR」のマイクが形状やセット内容がとても似ています。このマイクの評判も良いようです。(日本のAmazonで20,000円弱・USでは60ドル程度)

付属品の使い勝手

マイクアームはそれなりに使いやすい

マイクアームの使い勝手

アーム自体は非常に軽くて細いのですが、可動自体はスムーズでマイクをストレスなく動かせます。(ケーブルの配線はダイソーのマジックテープを利用)

アームのサイズは長さがどちらも約35cmで、私の机では大きすぎる(120×40cm)くらいでした。

マイクアームへの取り付け

取り付けには3/8インチ→5/8インチへの変換が入っての接続となります。アーム自体はそこまでの強度は無いため耐荷重は500g程度だと思います。

マイクアームはいろいろ使える

取り付け部の3/8インチネジを1/4インチに変換してダイソーのスマホ三脚用のホルダーも取り付けてみましたがいい感じに使えます。

スマホホルダーを付けた状態

3/8⇔1/4インチ変換のアダプターがあると、この手の接続に便利ですね。

ネジ径変換アダプター

別の取り付け方法を模索


Ulanziのクランプで取り付けた

その後、収音能力が高いのでテーブルに直付けがスマートかも?と感じたため「Ulanzi」のスーパークランプを購入して取り付けてみました。

Ulanziのクランプ

Ulanzi製クランプとの接続は1/4インチなので「3/8⇔1/4インチ変換アダプター」も併用しています。

この方法だと非常にシンプルな設置ができますが、机の幅によっては遠くなりすぎるなどの弊害もあるので参考までにお願いします。

ちなみに、Ulanziのクランプと変換アダプターだけでこのマイクセットの金額を上回るのが恐ろしいポイントです。

付属の3脚もちゃんと使える設計

付属の3脚

付属の三脚は5/8インチのオスネジで、ショックマウントに直付けするタイプです。

三脚との取り付け部分

三脚は結構幅広く開くので安定感があり、いろいろな取り付け角度に対応しています。その分場所は取りますね。

ショックマウントも普通

ショックマウントと三脚を使用

付属のショックマウントは単純にマイクを挟み込むタイプの構造で、機能的にも十分だと思います。チープな感じもありません。

ポップガードだけは保持力が弱くて使いづらい

付属のポップガード

唯一、使いづらいのがポップガードで、保持力が弱くて一定の角度を保つのが難しいです。私はクシャクシャで入っていたフィルターだけを付けています。

グリーンバックはしまうのが大変

付属のグリーンバック

私は使っていないのですが、非常に大きいサイズのグリーンバック(約100×180cm)も付属しています。送付時の箱の大きさはこのグリーンバックによるところがほとんどです。

使い方によっては便利と思いますが、元の形(3つ折り)にするのが難しいです。横長の左右を持って捻じりながら折っていくと綺麗に畳めました(30分くらいかかった)。

まとめ

STRMD USBコンデンサーマイク

繰り返しになりますが、STRMD製USBコンデンサーマイクはマイク、アーム、ショックマウント、ポップフィルター、グリーンバックのセットで約2,000円です。

正直マイクは使い物にならないレベルかと思いましたが、意外にも十分使えてしまい付属品も豪華すぎる内容。

投稿時点では恐らく最強クラスのハイコスパ製品なので、このタイプのコンデンサーマイク入門として試してみるのはアリです。(※価格は変動し在庫も不安定です

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