【当サイトではアフィリエイト広告等を利用しています】

Anker Compact Wireless Keyboardのレビュー【2,000円以下でスタンド機能付きで頑丈】

Anker Compact Wireless Keyboard

Ankerが2023年に発売していた薄型のBluetoothキーボードが非常に安かったので、また買ってしまいました。

これで何台目のキーボードなのか不明ですが、いつも通りレビューしていきます。正直、価格の割に良い製品でした。

Anker Compact Wireless Keyboardの特徴

キーボードと付属品

スペック

  • サイズ:約 287 × 129 × 17 mm
  • 重さ:約 431g(電池込・実測)
  • 配列:US配列
  • 接続方法:Bluetooth
  • 駆動:単4電池2本
  • その他:最大3台のマルチペアリング機能・タブレットスタンド機能付き

実際の使用感・メリットなど

打鍵感

Anker Compact Wireless Keyboardは、パンタグラフとして普通に打ちやすくて、引っ掛かりもないです。キーストロークも2mmくらいはとってある感じ。

個人的にはタイピング感はちょっと硬めに感じますね。よくあるエレコムやバッファローの薄型キーボードよりしっかりした押し心地です。

角度調整はできなくて、かなり浅め(iPhoneの計測では約3°)なのは好みが分かれるかも。ちなみに良くあるこの種のキーボードは6~8°くらいの傾斜が付くのが多いです。

各キーピッチは一般的な19mmとなっています。また、キーボード自体は薄いですが重量は400g以上あり、安定感は高いです。

US(英語)配列について

このキーボードは完全なUS(英語)配列です。知っていて買うなら問題ないですが、知らずに買うと少々ややこしいことになるかもしれません。

個人的には好きな配列なのですが、Enterキーのサイズや記号キーの位置が異なります。

また、いままでJIS(日本語)配列を使っていた場合、設定変更の必要があります。

Windowsでは、設定 → 時刻と言語 → 言語と地域 → 日本語の「…」マーク → 言語オプション → キーボード レイアウト...レイアウトを変更する → 英語キーボード(101/102キー)を選択

さらにUS配列では「半角/英数キー」が無く、英語⇔日本語変換は「ALTキー+‘(左上)」がデフォルト(Windows)です。

安価なのでUS配列のお試しでiPadなどに繫げて使うのも良いと思います。iPadではUS配列への変更も比較的スムーズで、Caps Lockキーで英語⇔日本語変換も設定できます。

英語⇔日本語変換等の設定についてはOSごとに記事にまとめてあるので参考にされてください。

US配列で日本語入力の切り替えを簡単に行う方法【各OSごとに解説】 - plz-reference-blog

US配列で日本語入力の切り替えを簡単に行う方法【各OSごとに解説】 - plz-reference-blog

US配列キーボードで日本語入力の切り替えを素早く簡単に方法を各OSごとにまとめました。JIS配列での英数/かな変換の方法も解説しています。

FnロックもFn+ESCキーで可能です。ファンクションキーかメディアキーどちらをよく使う方でも対応できるのはメリットですね。

キーボードは30分間使用しないと自動的に電力節約モードに入ります。

3つの機器に同時接続

Bluetoothで3端末にマルチペアリングができるところもAnker Compact Wireless Keyboardの特徴です。

接続方法

接続は1台目は電源ONですぐにペアリングモードになるため、PCやタブレットでBluetooth機器を追加すればOK。

※WindowsのデスクトップPCの一つ目のキーボードには向きません(ペアリング画面まで行けないかもしれないため)

ペアリングの方法

2台目以降は、Fn+WかEでペアリングモードに入るので、あとは1台目と同様に設定すればOK。切り替えはFn+Q・W・Eでそれぞれ変更されます。

Bluetoothの安定性

Anker Compact Wireless KeyboardのBluetooth規格は「5.1」です。通信強度は十分に高いので、安定感は十分です。

※個人的にはWindowsデスクトップPCの場合、Bluetoothはあまりおすすめしません。スリープ解除ができないパターンが多く、BIOS(UEFI)の操作ができないなどのデメリットがあります。そのため、Windowsデスクトップでは有線か2.4GHz無線をおすすめします。

幅広い対応OS

一応スペック表には「iOS/Android/Mac/Windows対応」と書いてあります。

ただ、キーの印字的にはWindowsがメインで考えられています。

iPadではWinキーがCommandキーになるようです。そのほかいろいろ変わるのですが、OS切り替え機能はないので、ちょっと手探りになる感じです。

タブレットスタンド機能

付属のタブレットスタンド機能

キーボード自体に付属しているタブレットスタンドも十分に使い物になります。

iPadを立てて使ってみると、とてもコンパクトなスタイルでキーボードと一体感が出ます。(よくあるタブレットケースを使えば良い気もしますが)

スタンドを出した状態

出てくるスタンド部分の位置や角度調整はできないので、小さいスマホなどを立てることはあまり考えられていないように感じました。

いえ、実際にはスマホも置けましたが、左右どちらかに寄ってしまうので個人的には使わないかな…という印象。でも工夫すれば活用できそうな感じはありますね。

スタンド部分

折りたたみスタンドは背面にマグネットで付いているため、カチッと収まりタイピングにも影響はないです。

ただ、この機構を使ってキーボード自体の角度調整を行うことはできませんでした。

デメリット

US配列である

すでに特徴のところでも触れましたが、このキーボードは完全なUS配列であって、これまで日本語(JIS)配列に完全に慣れている場合は問題になることもあります。

この配列の違いによって、安いのですが簡単にはおすすめできない製品になる印象です。

今までJIS配列で使っていたWindowsやMacの場合には、配列の変更を行う必要があり、日本語⇔英語変換や記号キーの場所に慣れる必要もあります。

ノートPCの配列がJISだったりして、US配列と行き来すると混乱する場合もあります。

まあまあ重量がある=持ち運びにちょっと不利

キーボード自体はかなり薄いのですが重量が実測値で約430gあり、タブレットなどと一緒に持ち歩くとなると結構重いです。

iPad Air 3と一緒に重量を測る

iPad Air 3(ケース無し)と一緒に測ってみると880gとなり、これにケースを足すと1kgを超えました。

薄型キーボードの多くが300g程度のことが多いので、比較してみるとずっしり感があります。

ただ、タブレットスタンド機能を有効に使えるならタブレット側のケースを外すか軽量なものにすることでトータルの重量は抑えられます。

キーがちょっと固め(重め)

個人的にはキータッチは少し重めに感じます。

しっかりした打鍵感が好みの場合にはちょうど良いかもしれません。キーボード全体の強度が高くて耐久性もあるのでガシガシ使うことができます。

以前にレビューして、最近よく使っているE-win製ワイヤレスキーボードと並べて比較してみました。

E-winキーボードと並べた

Anker製ワイヤレスキーボードはデザインが良く、印字もシンプルなところが良いですね。

E-win製マルチペアリングキーボード(2,500円くらい)はデザインは普通ですが、キータッチが軽くて私はこちらが好みでした。若干変則の日本語配列で扱いやすいです。

Ewin Bluetooth+2.4GHz無線対応コンパクトキーボード実機レビュー【新型】 - plz-reference-blog

Ewin Bluetooth+2.4GHz無線対応コンパクトキーボード実機レビュー【新型】 - plz-reference-blog

EwinのBluetooth+2.4GHz無線対応コンパクトキーボードを購入レビューしました。 一部特殊配列なことを除いてかなりコスパの高いモデルだったので詳しく見ていきます。

まとめ

全体としてAnkerらしくクオリティは十分に高くて、癖のないUS配列キーボードです。

US配列が好きかどうか、US配列に変更してもOKかどうかが、選択の際の最も重要なポイントになりそうです。

ただ、価格はかなり安いので試しに買ってみるレベルでも良いかなと思います。

また、打鍵感はちょっと固めでしっかりタイピング感があって、静音性も低めであるという点もご留意ください。

価格を考えれば非常に出来が良いので、利用するスタイルに合えばコストパフォーマンスはとても高い製品です。

Next Post Previous Post
No Comment
Comment
comment url