「探す」機能内蔵 ESR Geo ウォレットのレビュー【無くさない財布】
この記事はESRさんからの提供品であり、先行レビューであるため実際の販売製品とは多少異なる点があるかもしれません。
ところで、財布をどこかに置き忘れて焦ったことありませんか?
…今まで無かったかもしれませんが、今後いつかあるかもしれません…
そんなトラブルを解決してくれるのが「ESR Geo ウォレット」です。
Appleの「探す」アプリに対応し、財布自体の位置情報をスマホで確認できるという画期的なアイテムです。(財布にAirTagを組み合わせたイメージですね)
今回は、実際に使ってみた感想を交えながら、ESR Geo ウォレットのメリットと注意点をレビューします。
ESR Geo ウォレットの概要
製品仕様
- サイズ:厚さ15 × 長さ115 × 幅90 mm
- 重量:約85g
- 素材:ヴィーガンレザー(RCS環境保護基準 適合)
- カラー:カーボンファイバー・ココア・エレファントグレー・オパールグレー・エイジドレザー・タンジェリン・トワイライトブラック(※予定)
- バッテリー容量:110mAh
- 充電時間:約2時間
- 連続使用時間:約5ヶ月
- 収納(ざっくり):紙幣10枚+小銭15枚+カード9枚
- 機能:Apple「探す」アプリ対応(AirTag不要)/ RFIDブロック
付属品
- ESR Geo ウォレット本体
- 専用充電ケーブル
- クイックスタートガイド/ユーザーマニュアル
- 保証書
USB-C対応の充電器は別売りとなってます。ユーザーマニュアルは日本語にも対応していました。
Geo ウォレットの「探す」機能
この製品の目玉である「探す」機能によってAppleのAirTagは必要なく、財布そのものが「探せるデバイス」になります。
iPhone等の「探す」アプリ(Apple Find My)からウォレットを登録すれば、位置特定はもちろん、サウンドを鳴らして探すことも可能です。
設定方法
Geo ウォレットの電源を入れる
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充電端子下にこっそりと電源ボタンがある |
財布に電源ボタンがあるのは初の体験でした。ボタンは浅くもクリック感のあるタイプで、誤動作はほぼ無いと思います。
Geo ウォレットの電源ボタンを1回押すと、ウォレットのインジケ ーターランプが3秒間緑色に点灯し、通知音が鳴ります。
また、電源ボタン3秒長押しで電源OFFとなり、電源ONから10分以内に設定をしないと自動でウォレットの電源が落ちます。
Geo ウォレットのペアリングを行う
- iPhoneのセットアップ※とウォレットの電源が入っていることを確認します。
- 「探す」アプリを開きます。
- 「デバイスを探す」タブで「+」をタップ。
- 「その他の持ち物を追加」をタップ。
- 「ESR Geo Wallet」が検出されたら「接続」をタップ。
- 画面の指示に従って名前を付けてApple IDに登録します。
- ウォレットが「持ち物を探す」に表示されていることを確認します。
※細かな設定方法は付属のユーザーマニュアルに記載されています。
これで、Geoウォレットの電源が入っている限りiPhoneなどを使って見つけ出すことができます。(同じApple IDを使っているiPadやMacでも可能)
一度設定すれば基本的に電源ONのままバッテリーは5ヶ月ほど持つのですが、定期的に充電してあげる必要はありますね。
サウンドを再生する
- 「探す」アプリを開きます。
- 「持ち物を探す」タブをタップ。
- リストからウォレットを選択し「サウンドを再生」タップ。
サウンドはiPhoneがネットワークに接続されており、ウォレットが iPhoneのBluetooth範囲内(約50メートル)にある場合のみ再生されます。
設定は思ったより簡単で、サウンドも結構大きな音で「ピロピロピロ!!!」と鳴ります。
この機能を使うと家の中や車内で無くしてもすぐに見つけられます。地味に便利ですね。
Geo ウォレットの外観&デザイン
上品でミニマルな仕上がり
ESR Geo ウォレットは、手触りの良いヴィーガンレザーを使用しており、見た目は非常にスタイリッシュ。
素材であるヴィーガンレザー(合成皮革)はRCS基準(再生材料の含有率が5%以上)に準拠しており、品質の高さと環境への配慮を両立しているとのこと。
リアルレザーの横長財布との比較 |
ヴィーガンレザーの多くは撥水性がよく汚れに強い特性があります。リアルレザーよりもメンテナンスが簡単なため、デイリーで使いやすいですね。
カラーバリエーションも豊富で、7色(製品仕様書の情報)展開で好きな色味を選べます。
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ESRロゴは控えめな主張 |
品質の高さはESRの15年以上に渡るiPadケースの製造で培った技術が発揮されています。(※私もESR製ケースはいくつも使いました)
ブラックやカーボン柄など、落ち着いたカラー展開でビジネスシーンにもしっかり合います。
厚さはデフォルトで約1.5cmとかなり薄く、重量も約85gと非常に軽量です。
カードや紙幣などを入れてもコンパクトで、ポケットに入れてもかさばらないのが好印象です。
若干大き目なスマホと比較するととてもコンパクトなのが伝わるかと思います。
薄型コンパクトなのにしっかり収納できる
デザインと共に収納力も結構優秀で、財布を開いてみると内側にカードや身分証明書を入れるためのスペースが確保されています。
内側右のカード収納部分もスタンダードで扱いやすい作りです。
紙幣を入れるスペースは2段構造になっていて、普通に使いやすいです。
小銭入れが独特なスタイルで、ここは正直少々使いづらく感じます。(使い方を簡単に撮影してみました※音声は無いです)
ジップなどは無く、上から自然とカバーされるので落ちてくることはないですが、取り出しにくさは若干あり、慣れが必要です。
最大で紙幣10枚・小銭15枚・カード9枚程度が収納可能で、必要最低限のものはしっかり持ち歩けます。
開閉で中身が飛び出す心配もなく、取り出しもスムーズです。
身分証明書などをさっと見せられる仕様にもなっています。
カードや紙幣や小銭など最大限いろいろ入れてみた状態で一番厚いところで4cmくらいになりました。
厚みを抑えるには小銭はあまり多く入れないようにするのが良いかもしれません。
バッテリーの充電方法
専用のUSB-C⇒充電用コネクタを使って充電します。USB-C対応の充電器は別途用意する必要があります。
ちなみにUSB-C充電器が無くても、USB-C端子のあるPCやスマホなどから充電可能です。充電中はランプがオレンジに光り、満充電でグリーンに光ります。
RFIDブロック機能
RFIDスキャナーと呼ばれる機器を使って識別情報を盗む手法があります。
これはスキミング攻撃と呼ばれ、特にクレジットカードやデビットカードがターゲットになります。(※なかなか難しい手法らしいですが)
ESRのGeo ウォレットにはRFIDブロック機能があり、それらの攻撃から守られます。
試しにiPhoneのNFC機能(RFIDの一種らしい)を使ってマイナンバーカードの読み取りを防げるか実験してみました。
結果として、内側のカード収納部分にあると読み取れませんでした。
財布の外側(紙幣などを入れる側)にマイナンバーカードがあると、普通にiPhoneで読み取れました。
それで、恐らく財布のバッテリー部分などがRFIDブロック機能を果たしているようです。
RFIDブロック機能を活用しつつ決済等でカードを使うには、財布の内側にカードを収納し、必要な時には財布を開いてタッチするといった運用になりますね。
正規版ではこの機能のアップデートが行われる予定とのことです。
実際に使って感じたメリット&デメリット
メリット
- 「探す」アプリ対応で紛失の対策ができる
- スリムでかさばらず軽量設計
- シンプルで高級感あるデザイン
- 収納も必要十分
- RFIDブロック機能搭載
デメリット
- 小銭の出し入れがしづらい
- Apple製品がないと機能を活かしきれない
まとめ:デザインが良くて 「無くさない」財布
ESR Geo ウォレットは「財布を無くしがち・家の中で財布を探すことが時々ある」方にとって強力な味方になります。(Apple製品ユーザー向け)
スマホでほとんど完結する時代とはいえ、財布をお持ちならその位置をいつでも確認できるという安心感は結構大きいです。
そして、コンパクトかつデザイン性も高く、デイリーユースにも十分耐えられる作りなのもGoodで、今後ゴリゴリに使っていきます。
- 財布をよく置き忘れる・落としてしまう
- あまり小銭は持たない方
- スリムで機能的な財布を探している方
- Apple製品ユーザー
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