SOUNDPEATS Air6 Pro 実機レビュー【音質と機能が堅実に正統進化】
SOUNDPEATS Air6 Proは、音響設計にこだわり多くの点で過去モデルからのアップデートが施された機種です。
今回もSOUNDPEATSさんからの提供品ですが、いつもながら忌憚なく何でも書き連ねます。
ざっくり結論から言えば、1万円クラスのカナル型ワイヤレスイヤホンとして、繊細かつ温かみのあるサウンドと、長時間のバッテリー持ち、ワイヤレス充電など、日常での使いやすさのバランスがよく、幅広くおすすめできる製品です。
ある意味で尖ったところが無いですが、日常的に使うのに非常に重要な点をしっかり押さえてくれています。
SOUNDPEATS Air6 Proの特徴
デザイン
シックで落ち着いた色合いで、メタル調の部分はダークブラウンとなっています。
付属品はUSB-A to Cケーブルと交換用のイヤーピース4種類です。
いつも通りのステッカーと、ユーザーガイドも入っています。
ケースも開けやすく、取り出しやすい設計です。
スペック表
| 項目 | 仕様詳細 |
|---|---|
| ダイナミックドライバー | 11mm PU+PMI複合振動板 |
| カラーバリエーション | ブラック |
| コーデック |
LDAC / aptX / aptX Lossless aptX Adaptive / LC3 / AAC / SBC |
| Bluetooth | 6.0 |
| ANC | Adaptive ANC (最大-58dB) |
| ゲームモード | ○ |
| 再生時間 |
最大12時間(単体) 最大52時間(ケース併用) |
| 充電方式 |
ワイヤレス充電 / USB-C (急速充電対応:10min=4H) |
| マルチポイント | 〇 |
| 装着検知 | 〇 |
| Google Fast Pair | 〇(対応予定) |
| Dolby Audio | 〇 |
| 防水レベル | IPX5 |
| App | 「SOUNDPEATS」対応 |
Air6 Proの音質
自然で繊細な中音域を中心に、締まりのある低音域を持ち、高音域はディテールを保ちながらも聴き疲れしにくいバランスに仕上げています。
分離感も良く複雑な楽曲でもボーカルや楽器が埋もれにくく、音楽そのものを自然に楽しめるサウンドです。
音として前作「Air5 Pro+」ではMEMSドライバーによる精密で煌びやかなものから、比較的落ち着いた、長時間のリスニングにも良い調整になっていると感じました。
バランスは非常にいい音作りになっています。ドンシャリ系ではなく、フラットで温かみのある音です。
最大-58dBのアクティブノイズキャンセリング
Air5 Proでは-55dBでしたが、さらに強化された-58dBのノイズキャンセリングは確かに強力です。
使った感じでは、Air5 Pro+とほぼ同等かそれ以上に感じました。イヤーピースの選択肢も多くてしっかりフィットしているため、というのがあるのかもしれません。
本体のタッチによって「ノーマル」→「ANC(ノイズキャンセリング)」→「パススルー」・・・これをループするのに慣れる必要があります。
パススルーモードも自然に外音を取り込むので、このあたりの性能はかなり完成度が高くなっています。
バッテリー持ちの良さ
最大再生時間がイヤホン単体で12時間となり、ここも明確にスペックが上がったポイントです。とはいえ、ANCオンでは7時間程度であり、実際の利用ではそれより短い印象です。
ケースを含めると52時間となり、充電を忘れていてもかなりの期間使える余裕があります。
ワイヤレス充電
ワイヤレス充電に対応したのも明確なアップデート要素です。スマホ用のQi充電器を使って問題なく動作しました。
競合製品もワイヤレス充電に対応しているものが多かったため、このアップデートは地味に重要です。
フィット感
1時間以上使用した際の、疲れにくさと快適なフィット感。これはAir5 Proからほぼ変わらないのですが、イヤーピースが合計3→5種類に増えているのもあり、ぴったりフィットするものを選びやすくなっています。
イヤホンの重量も片側4.5g程度とかなり軽量なため、どんな場面でも扱いやすいです。
マイク性能
通話用のマイクが搭載されており、ノイズキャンセリングもしっかり効きます。
収録につかえるほどに高音質というわけではないですが、通話用途であれば必要十分な性能ですね。
アプリについて
SOUNDPEATSアプリを利用することで、細かな調整を行うことができます。
イコライザーの調整、タッチ操作の設定変更、マルチペアリング、装着感知のON・OFFなどが可能です。
ノイズキャンセリングも様々選べますが、個人的には「適用型ノイズキャンセリング」に設定しておけば良いかなと感じます。
アプリの初回利用時やログイン・アカウント作成時にメール認証が必要なので評判が悪いですが、基本的に問題なく動作しています。
Air5 Pro+との比較
現状でSOUNDPEATSの中で音質が最高クラスのAir5 Pro+との比較です。以前にレビューした機種でもあります。
デザインはかなり似ていますが、Air6 Proはシックな色味になっています。
スペック比較
| 項目 | Air6 Pro | Air5 Pro+ |
|---|---|---|
| タイプ | ワイヤレス | ワイヤレス |
| 形式 | カナル型 | カナル型 |
| 本体操作 | タッチ | タッチ |
| ドライバー方式 |
11mm ダイナミックドライバー (PU+PMI複合振動板) |
MEMSドライバー +10mm ダイナミックドライバー (PU+PEEK) |
| ハイレゾ認証 | 認証済み | 認証済み |
| Snapdragon Sound | 対応 | 対応 |
| LE Audio対応 | 対応 | 対応 |
| Dolby Audio | 対応 | × |
| 再生周波数帯域 | 20Hz~40KHz | 20Hz~40KHz |
| 対応コーデック |
SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX aptX Adaptive/aptX Lossless |
SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX aptX Adaptive/aptX Lossless |
| Bluetoothチップ | QCC3091 | QCC3091 |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 5.4 |
| Bluetoothプロファイル | HSP/HFP/A2DP/AVRCP | HSP/HFP/A2DP/AVRCP |
| 再生時間(本体) | 12時間 | 6時間 |
| 再生時間(ケース込み) | 52時間 | 30時間 |
| 重量(片耳) | 4.5g | 5.0g |
| 重量(ケース込み) | 51.1g | 50.3g |
| サイズ(片耳) | 32.0×22.2mm | 34.6×19.9mm |
| サイズ(ケース) | 66×49×27mm | 66×48×27mm |
| 充電時間(イヤホン) | 1時間 | 1時間 |
| 充電時間(ケース) | 2時間 | 2時間 |
| 充電コネクタ |
ワイヤレス充電 USB Type-C |
USB Type-C |
| 急速充電対応 | 対応(10分→4時間) | 対応(10分→2時間) |
| 内蔵マイク | 片側4基 | 片側3基 |
| Adaptive ANC | 対応(-58dB) | 対応(-55dB) |
| 通話用ノイズキャンセリング | CVC | CVC |
| 装着検知 | 対応 | × |
| Google Fast Pair | 対応(予定) | × |
| 風切り音低減 | 対応 | 対応 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 |
| ゲームモード | 対応 | 対応 |
| 専用アプリ | 「SOUNDPEATS」 | 「PeatsAudio」 |
| 防水性能 | IPX5 | IPX5 |
| 通常価格 | 12,380円 | 15,380円 |
Air6 Proの全体的なスペックや機能は、順当かつ堅実なアップデートに近いです。より強いノイズキャンセリング、より長いバッテリー持ち、ワイヤレス充電などの機能を持っています。
ただし、スペック表には出ない点ですが、Air5 Pro+のメリットはとにかく音の繊細さ、低域と高域、超広域までの描写が素晴らしいです。MEMSドライバーと専用アンプによりパワフルかつ、きめ細かい音を鳴らします。
Air6 Proは比較すると音の味付けがマイルドで聞きやすいです。個人的にはAir5 Pro+の音は明瞭で美しく、Air6 Proはボーカルを中心にバランスのいい音という印象です。好みが分かれるでしょう。
通常価格はAir5 Pro+が高いですが、実売価格ではほぼ変わらない場合が多いです。
Air6 Proがおすすめの人
- ボーカルをきれいに聴きたい・高音の刺さりや聴き疲れを避けたい
- ワイヤレス充電・バッテリー持ちの良さ・強いノイズキャンセリングが欲しい
- Air5 Pro、Capsule3 Pro+など従来モデルから音質・機能の進化を求める
Air5 Pro+がおすすめの人
- MEMSドライバーによる高精細な高音域を楽しみたい
- バッテリー持ちよりもできる限りの高音質を求める
総合的なまとめ
SOUNDPEATS Air6 Proは、1万円クラスの価格帯で温かみのある高音質、十分なバッテリー持ち、ワイヤレス充電、その他多くの機能が詰まったハイコスパモデルです。
Air5 Proで欲しいと言われていた機能がしっかり追加され、順当な進化が見て取れます。
カナル型の完全ワイヤレスイヤホンを探していて、1万円台の予算ならトータルバランスで非常に強力な選択肢になるでしょう。
【Q&A】
Q1. 音量調整がうまくいかない
A.
一部のAndroid端末(Xperiaなど)で、特定の音量ステップで音量が急に変化場合があるようです。近日配布予定のファームウェアアップデートでよりスムーズな音量調整に改善予定とのことです。
Q2. ノズルが楕円形ですが他社製イヤーピースは使える?
A. 市販のイヤーピースでも、楕円形ノズルに対応した製品や、伸縮性の高い素材の製品であれば使用可能です。Amazonでも対応製品が販売されています。
Q3. 不具合が疑われる場合
A. 左右の音量バランスや定位に違和感がある場合は、SOUNDPEATSカスタマーサポートまでお問い合わせください。
公式サポート: support@soundpeats.com











