格安スマホって結局おすすめできるの?【メリット・デメリットを交えて解説】

2020/08/08

スマホ

格安スマホというものに少しでも興味がありますでしょうか。筆者はずっと格安スマホを乗り換え、スマホを取り換え続けてまいりました。

それで結局のところ格安スマホがおすすめなのかどうかをメリット・デメリットなどしっかり交えながらお伝えいたします。

格安スマホ・格安SIMとは何か?

SIMとは

そもそもの基本的なところから一応説明させていただきます。SIM(シム)というのは携帯電話に刺さっていて、通信を行うための小さいカードです。

これが刺さっていないと携帯は基本的には電話もメールもできません。もちろん例外もあります(wifi環境下ではメールは可能)。

最近ではeSIMと呼ばれる、端末内にSIMを内蔵していてオンライン上で契約を変更できてしまうものも登場しています。(これからはそちらがメインになるでしょう)

eSIMについて詳しくは次の記事で扱っています。

格安スマホ・格安SIMとは

格安スマホとは格安SIMを使ったスマートフォンのことであり、格安SIMとは、大手キャリア(MNO)のドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル(NEW)以外のSIMカード販売会社から出されているSIMのことです。

MVNOっていうのは?

時々耳にするMVNO (仮想移動体通信事業者) というのは他社(基本的には大手のキャリア・MNO)から無線通信のインフラを借りて、音声通信やデータ通信のサービスを提供する会社のことです。つまりMVNOとは格安スマホやSIMを販売している会社そのもののことですね。

格安スマホ・格安SIMの特徴

格安SIMの特徴はその名の通り、値段が安いということです。 大手のキャリアでは安くて4000円くらい、高いと10000円くらいでした(新プランも発表されています)

格安SIMなら容量3GBで月額1600円くらいという価格帯となっていることが多いです。しかしただ安いというだけでは、やはりよろしくない部分もあるわけです。格安スマホのメリット、デメリットを考えてゆきましょう。

格安スマホのメリット・デメリット

メリット

安い

先ほども触れましたが、格安SIMのメリットはとにかく安いこと、これに尽きます。なにしろ今まで5000円以上出していた携帯代が急に2000円くらいになってしまうわけですので。これは素晴らしいメリットというか最大にしてほぼ唯一のメリットかもしれません。

安いだけ?と思われるかもしれません。そうなんです。安いことに価値を見出さない方であればほとんど何のメリットも無いというわけです。かなり極端な書き方ですが、ほんとにこれに尽きると言っても良いです。なにせ「格安」SIMなので。そういうことです。

こう書いている私も格安SIMでiPhoneを使用していましたが、それまでのauやdocomoから変わったことで、とにかく利点は「安さ」であると言い切れます。

違約金もほぼ無い

「安さ」の中に違約金がほとんど無いという点も含まれます。 2019年10月1日の電気通信事業法の改正で大手キャリアの2年縛りの違約金が9,500円ほどだったのが、新プランへの契約であれば1,000円~0円へと変わりました。

とはいえ、旧プランのままではまだ違約金が発生する可能性がある・アップグレードプログラムなどという新たな縛りのシステムなどを開発してきているというのが現状であります。

格安SIMに乗り換えてしまえば、そのような違約金・縛りからはほぼ完全に釈放されます。(分割で払う場合の端末の代金などは残ることはあったり、MNP手数料3,000円くらいはかかってきます)

デメリット

先ほどメリットがほぼ1つだということに触れましたが、ということはデメリットはたくさんあります。これは否めないですね。

契約から設定からすべて面倒くさい

これは代表例です。大手のキャリアのドコモ、au、ソフトバンクはどれも店舗を構えて営業しています。これが基本的に格安スマホ・SIMとの違いになります。

格安SIMの場合、初期設定を自分でやらなければならないことが多いというところでまず挫折する可能性が高いです。もちろん店舗を構えてくれているMVNOもありますが、絶対数が少ないですね。

しかもスマホ端末とは別にSIMだけを購入して、自分の持っているiPhoneなどに入れて使おうとしようものなら簡単にはいかないことも多いです。

端末の「SIMロック解除」や使える周波数帯のチェックなど…いろいろと気にすべき点があり、自力でやろうとすると初心者にはつらい部分です。

通信速度が遅い時がある

格安スマホのデメリットでよく挙げられるのが通信速度の遅さです。MVNOという事業体の限界という部分と言えるのですが、多くの格安スマホ、格安SIMは体感していてインターネットなどの通信速度が遅いです。特に12時から13時のお昼時や、夕方の時間以降などは使う方が増えるためどうしても遅くなります

それ以外のタイミングではそこまでイライラさせられるということはないでしょう。もちろん、しっかりと通信速度のでる格安スマホ・SIMも存在しています。それでも通信速度では大手キャリアの安定感には及ばないのが普通です。

その他

上記2つはわかりやすいデメリットですが、それ以外もいくつかあります。

  • キャリアメールが使えない
  • キャリア決済が使えなくなる
  • 基本的に通話料金が高い(~分通話無料プランはあり)

これらがデメリットとなる方もおられるはずですが、それぞれに逃れ道がありますので、そこまで大きなデメリットではないかもしれません。

結局格安スマホはおすすめなの?

キャリアの値段設定はずーっと昔から変わらず、家計に大きな影響を与えてきました。店舗の人にいろいろと不要なプランをおすすめされて、通信量もそこまで使うわけではないのに無駄に払い続けてこられている方がたくさんおられるはずです。

月額10,000円というのが普通と感じている方も少なくないと思います。もしも4人家族で家族割など考えても約3万円の通信費がかかり、インターネットは光回線を別に引いていたりすればさらにかかってきているかもしれません。

これを格安スマホに一家で買えてしまえば通信費は3万円⇒1万円まで落とせる場合が少なくありません。3分の1です。圧倒的に安いです。年間24万円の減額です。

大手キャリアの囲い込みがうまい

正直、大手のキャリアはやり方がとても巧妙で、そこから抜け出すのが非常に難しいという現状もありました。

たとえば、端末が10数万円するのを半額くらいにするし、2年後にはまた半額で次の新しいスマホに乗り換えれるよ。しかも残債も無しにするよ。

などという謳い文句であたかもお得に思わせて、途中解約すると元の値段をしっかり請求してくる&結局4年くらいの縛りになっているという裏技的な取り込みの手口。

さらに光回線とのコラボレーションという手法も見事で「○○光と一緒に契約で○○キャンペーン、1回線につき月額1,000割引」などの戦略的な囲い込み。

光回線も○○だし、家族みんな○○だから乗り換えなんて考えないで良い…これが「大手キャリア」と呼ばれるにふさわしい商売の勝ち方を知っている戦略です。

ただ、2020年に大きく携帯キャリアが動き始めることになります。

2020年4月に楽天モバイルがキャリアへ

2020年4月8日から楽天モバイルがキャリア(MNO)となりました。キャリアにはなりましたが、値段設定も安く先着300万名の月額を無料にするという派手なキャンペーンを実施。

この新プランについてさらに詳しくは次の記事を参照ください。

2020年末からの大手キャリアの新サービスが発表

そして2020年末にドコモからの新プラン「ahamo」が発表され、大きく状況は変わり始めています。

格安スマホはこれまで安さが売りだったところにドコモさんがまさかの月額2,980円(容量20GB・5分以内の無料通話・5G対応)という圧倒的プランを発表。

私は格安SIMが確実に低価格であり「とりあえず格安SIMを始めましょう!」とひたすらおすすめしていたのですが、かなりの新展開と破格のプランが登場でどうしよう・・・。

ドコモにつられてauも似たような新プランを発表。ソフトバンクもLINEモバイルを吸収してなにやら画策中。

格安スマホの種類と選び方

このように、2021年からは激動の様子が見えてきましたが、その中でも格安スマホはまだ生き延びられるはずです。

大手とはことなり、1~3GBでの少ない容量でのプランでは「安さ」というメリットは失われていません。

格安スマホに乗り換えるために、まずは「端末をどうするか」を考えましょう。

・今の端末をそのまま使いますか?

・新規で購入しますか?

今の端末をそのまま使う場合

今の端末をそのまま使用されたい場合は、まずは他のSIMも利用可能かどうかをチェックする必要があります。

その場合「SIMロック解除」可能かどうか、というのを個別で調べる必要があります。

対応周波数に注意

SIMロック解除をすると、どのブランドのSIMでも使えるようになります。ただし、それぞれのキャリアによって使われている周波数帯が異なります。これにより、格安SIMをどう選ぶかが変わってきます。

例えば、ドコモのスマホのSIMロックを解除した後、そのスマホはすべての周波数帯に対応しない可能性があり、auやソフトバンクの回線のMVNOに乗り換えると掴めない周波数帯(バンド)が生じる場合があります。

これは端末ごとで異なるので一概には言えないですが、一番確実なのはドコモのスマホのSIMロックを解除したなら、ドコモ回線のMVNOを選ぶことです。

ちなみにiPhoneについては基本的にどのキャリアで使っていたものでも、対応周波数帯は変わらないのでご安心ください。

SIMロック解除ができたら、格安SIMに乗り換えるにあたって重視する点について考え、実際に乗り換えるブランドを選びましょう。

信頼性を重視する

信頼がおけるというのは重要な要素です。新規参入の格安スマホ事業者が本当に増えている中で長く続けている実績がある会社は安心ですし、ほかの会社がプラン変更してさらに良い値段設定になったりしたらそれに追従する形で基本的にとりあえずの安心感があります。

この点おすすめはIIJmioです。格安スマホ業界でも比較的長い実績があり、最近ではeSIMでの通信も可能にしているMVNOです。

IIJmioはSIMをドコモかauどちらかを選択することができ、料金も平均的です。サポートも充実しており、あまり知られていないであろう郵便局スマホを提供しているのもIIJmioだったりします。

信頼という面ではUQモバイルもおすすめのブランドです。auのサブブランドであり、確実な回線速度と店舗も構え、端末との同時販売でもかなり安く手に入るものが多いです。

店舗のあるところを選ぶ

サポートを確実に受けたいと思われる場合、店舗があるということを重視されるはずです。しっかりとした直営店があるのか、家電量販店での販売なのかといったことでおすすめが変わります。

おすすめはイオンモバイルワイモバイルです。イオンモバイルは全国に店舗があり、イオンからすぐに申し込むことが可能です。ワイモバイルも実店舗が多く、直接相談に行けるのが利点ですね。UQモバイルにも実店舗があり、活用できます。

安定した通信速度

通信速度を重視するならワイモバイルUQモバイルはかなり強いです。それぞれ大手キャリアがバックにあるため、回線が混雑しがちな時間帯であっても、しっかりとした通信速度が出ます。

端末も同時に購入する場合

OCNモバイルONEのキャンペーン

キャンペーンを利用する

キャンペーン期間に端末が異常に安くなるのがOCN モバイル ONE です。「端末1円セール」などをかなりの頻度で行ってくれます。これで新たに端末を手に入れて格安スマホをスタートさせるのも良い手法です。

OCNで端末を購入する際のチェックポイントをお伝えします。

1円端末は基本的に型落ちも多いので注意

1円の端末はほぼ型落ちのAndroidスマホです。発売時点でAndroidのバージョンが古いのものが多く、スペックもほどほどで全体的に古めのラインナップです。

正直アンドロイドは消耗品で、メーカーのサポートは格安端末ほど薄くなりがちなので発売日から2年くらいは使えるという感覚で見ていくのが無難です。

1円以外のスマホが超格安になっているのを見落とさない

1円まで値下げされているとちょっと目が奪われてしまうのですが、同時に実はかなりの値下げをされている超破格のモデルもあったりします。これらを見逃さずに最もコスパの良い、あなたにぴったりの端末をゲットされてください。

ちなみに購入できるモデルにはiPhoneもあります。中古の製品が多いですが、かなりお得なモデルも存在します。

中古端末と同時購入

あまり知られていませんが、UQモバイルゲオモバイルと提携して中古スマホとのセット販売を行ってもいます。オンラインストアもあり、キャンペーンでiPhoneが異様に安いことがあります。店舗でも契約可能です。

「ゲオモバイル×UQモバイル」もかなりお得にスマホを購入できる場合があるのでおすすめです。次の記事で解説しています。

中国メーカーの格安端末について

非常にコスパの高い端末のほとんどが中国のメーカー(Xiaomi・OPPO・TCL・モトローラなど)であるというのはすぐに気づかれると思います。

ですが、私の好きだったファーウェイのモデルはラインナップから姿を消してしまいました。これはアメリカの方針で中国のスマホメーカー(今の所ファーウェイのみ)にGoogle Playが使えないようにしているのが原因です。

そして、今後ファーウェイのみならずOPPOやXiaomiなどなどの中国メーカーへの規制も厳しくなっていく可能性は0ではありません

それでも現在売られているモデルは問題なく使用できます。(ファーウェイもそう)そして、今後ハイコスパなモデルが消滅しないことを願うばかりです。

契約解除料・事務手数料について

キャリアからのMNPを行う場合は通常、転出手数料の約3,000円と転入時の手数料も3,000円ほど取られます。(2021年から減額されそう)つまりどんなに端末が安くても事務手数料で最低6,000円くらいはかかるということです。

それに加えて以前は違約金も払う場合が多かったですが、最近のプランでは違約金を取られることは少なく、2019年10月からほぼ解約金はなくなったと言っていいです。ただし・・・

大手キャリアや上記のブランドでも2019年9月30日以前の契約の場合は契約解除料に8,000円~9,500円ほど取られる場合がありますのでご注意ください。

大手キャリアの解約金などについて詳細は次の記事をご覧ください。

大手キャリアの新プランも強力

格安スマホ・SIMの利点をいろいろと書いてきましたが、大手のキャリア(MNO)の新プランであるドコモのahamo(アハモ)やauのpovo(ポヴォ)がかなり強力です。

本家docomoやauの通信速度には格安SIMでは絶対にかなわないです。また、光回線などとの同時契約、家族割などを駆使して料金を抑えていくことも可能です。

そして、大手キャリアの強みは幾多ある店舗による手厚いサポートや、常に速い通信速度、そして最新のスマートフォンへの移行プランなどです。

新プランがどれほどの人気を博していくのか今後が楽しみですが、格安スマホ・SIMも使用用途によっては確実にお得になるので、ご自身のデータ使用量をチェックしつつ最善のプランを選ばられてくださいね。

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