楽天モバイル「UN-LIMIT」契約してみてわかったメリットとデメリットについて徹底解説

2020/04/06

スマホ 楽天モバイル

楽天が2020年4月8日よりこれまでのMVNOいわゆる格安SIM事業から、MNO(docomoやauに並ぶキャリア)に参入しました。その新プランが「Rakuten UN-LIMIT」です。

わたしも勢いで申し込み、しばらく利用してみた具合を報告します。

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」とは

楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)の売りは300万名対象の1年間無料キャンペーンだったのですが、2021年4月7日で終了しました。

現在は、契約から3ヶ月間、通信量・通話料無料のキャンペーンを続投しています。

そして、無料期間後のプランとしての特徴は料金設定です。(UN-LIMIT Ⅵ 2021/4/1〜)

1GBまで 0円/月

3GBまで 980円/月

20GBまで 1980円/月

20GB以上 2980円/月(無制限)

こんな具合です。これはドコモの新ブランドAhamoの影響を受けての新プランです。ちなみに昔の料金プランは月額2980円(税抜)のみでした。

この新プランは2021年4月1日より、自動的にすべての契約者に適用されていきます。300万人無料期間が終了後も超低価格でサービスを続けることで契約者の引き止めを行う戦術です。

あとは「UN-LIMIT=無制限」という意味の通りの仕様です。

  • 国内通話かけ放題
  • グローバル無料(海外との通話無料・一部制限)
  • 5G対応(2020年9月30日より)

すべてが無制限というのがUN-LIMIT(アンリミット)の由来でしょうね。

そして2020年11月4日から「ZERO宣言」を発動。(UN-LIMIT V2.0)1年間のプラン料金、5G、国内通話料「0円」に加えて

  • 契約事務手数料
  • SIM交換・再発行手数料
  • MNP転出手数料
  • 契約解除料

以上すべてを「0円」にしてしまいました。

他のMVNOやキャリアの料金と比較

ここでちょっとほかのSIMとの比較を行ってみましょう。データ使い放題&通話無制限のプランとなると現状では格安SIMでは存在せず(データ使い放題は基本無い・500kbpsでの制限で無制限は存在)

ドコモの5Gギガホでは(~100GB)通信費だけで7,480円、かけ放題(1,700円)を追加すると9,180円!!という金額になります(割引無しの金額です)

使い放題ではこのような値段になるのが通常ですし、そもそも容量無制限のSIMというのが実現不能という説もあるくらいです(WiMAXでも3日で10GBという縛り)。

UN-LIMIT Ⅵでは利用するギガに応じて金額が変わっていくプランであり、無制限に使っても2980円(税抜)というのはなかなか良いプランです。

UN-LIMITのデメリット

楽天回線の通信可能範囲が狭い

最大の懸念点は、 無制限で使用できると謳う楽天の回線の範囲が非常に狭いということです。そして今後どれぐらい広がるかという点です。

現時点で楽天回線エリアに入るのは、ざっくり言えば関東圏では東京23区を中心として、神奈川県の川崎市や横浜市、埼玉県のさいたま市周辺、千葉県の東京寄りの一部。関西方面では名古屋、京都、大阪、神戸など。

楽天回線エリアでは使用できるエリアを市や区ごとに記載されていますが、その全域が楽天回線のエリアではないパターンもあるため、 さらに詳しくは「楽天回線サービスエリアマップ」を見る必要があります。

5Gに対応したが…

さらに2020年9月30日より「Rakuten UN-LIMIT V」となって5Gにも対応したわけですが、それこそ5Gのサービスエリアを見ていただければわかる通り局所的すぎる状況です。

でも他社もそこまで広くカバーできているわけではないのでものすごく不満というわけではありませんが…

そもそも4G回線の整備が十分でない状態での5Gの導入。楽天の今後が心配になる感じですね。この状態で5G対応!UN-LIMIT 「V」!と大々的に宣伝できるのか…疑問です。

ちなみに最新はUN-LIMIT「Ⅵ」です。

でも料金は据え置きなので、奇跡的に5Gの入るところにお住いの方にはメリットしかないですね。5G対応端末も数機種のみであることもご了承ください。

首都圏や大都市近郊以外は通信量の制限がある

楽天回線の対応エリアの場合は、無制限の完全データ使い放題を行うことが可能です。しかし、それ以外の場所ではどうなるのでしょうか?

その場合は、auの回線での使用となります。5GBの制限です。パートナー回線にてこの制限を超えると通信速度は1Mbpsまで落ちます。

そうは言っても、筆者も月5GBで不満は無く、制限を超えても意外と使えるので満足しています。お住まいの地域がパートナー回線であっても十分おすすめできますね。

実際に1Mbpsに落ちた状態でテザリングしてみてもPCでの軽い作業などには問題なく使えました。

使える端末が限られる⇒かなり改善

楽天モバイルはもう格安SIM、MVNOではなく、docomoやauと肩を並べるキャリア、MNOとなったわけです。それにより端末の利用制限も生じました。

詳しくは楽天モバイル回線対応機種を確認いただければと思いますが、当初はすべてAndroid端末しかなく、iPhoneが入っていない!?

という状態だったのですが…ついに2020年7月になってiPhone使えるようになりました

日本のiPhone使用率は全体の約5割という状況ですからね、iPhone使えないのはありえないよねー…と思っていたんですが、今は使えます。

対応している機種を見てみるとiPhone11やXS、XRなどが利用できるようです。SE2が無料通話出来ないのが謎ですが。詳しくは以下リンクを参照されてください。

楽天モバイルでiPhoneは使える?使えない?

いくつかの報告聞きますと、楽天モバイル対応の機種でなくてもそのまま利用できるパターンが多いようです。(端末の種類によって変わるので自己責任という感じ)

日本のスマホシェアについてこちらも参考にどうぞ。

パートナー回線(au)での圏外発生トラブル

auとのパートナー回線の契約で楽天回線の網羅率70%以上でau回線をカットできる取り決めになっているらしく、これによって都心等でも圏外になるという事態が発生しました。

これはなかなかのニュースになり、圏外になってしまった場合には代替の端末が提供されるという対応…いろいろすごいです。

今後もパートナー回線から楽天回線に切り替わる場所で利用されている場合には注意が必要です。

通信が途絶えるとどうしても困る場合には、DSDV機能(2つのSIMを同時に使える機能)のあるスマホでもう一枚SIMを契約しておくのが確実かもしれません。

サポート体制が崩壊する時がある

これは私も契約時に体験したことですが、300万人無料キャンペーンのスタート時などにはサポートへの電話が1時間以上待たされるというような状態でした。

キャンペーン時に明らかに人員が足りていないと思われる報告が多く、チャットでの相談も返信が異様に遅い、返信内容が毎回異なるといったことも生じました。

現在は大きなキャンペーンが終わったので比較的安定していると思いますが、今後何かトラブルが生じた際にサポートに大きな負担がかかり、対応しきれない可能性は高いです。

今はカテゴリー別で整備されているお客様サポートがあります。ここを見て解決できなければチャットや電話での問い合わせが可能です。

UN-LIMITのメリット

いきなりデメリットから挙げてみましたが改善されている部分もあります。ここから楽天モバイルに自ら契約した私自身も感じたこのプランのメリットを挙げてみます。

通信速度はかなり速い(パートナーエリアでも十分)

正直、楽天回線は一切掴めていないので(田舎すぎ)そちらのほうは口コミを見ての判断なのですが、速度は十分に速いです。

また、変な縛り(1日3GB以上で制限など)というのは今のところ聞かないので楽天回線の通信環境はかなり良さそうです。

私のいるパートナーエリア(au回線)でもお昼時や夕方などの込み合う時間帯にもそれほど速度低下を感じることはなく、速い時は100Mbpsくらい出ています。

容量制限の5GBを使い切ると、その後1Mbpsに落ちますが、必要十分な速度です。この辺りの使い勝手は今まで使っていたLINEモバイルの10倍くらいは速いです(個人的感覚)。

テザリングも十分高速に可能

ちなみにサポートエリア(au回線で5GB分)の回線速度は田舎でも十分早いです。PC等を接続してインターネットや動画を見るには何も困りません。

5GBまでのテザリングの速度は非常に快適で、30Mbps~100Mbpsくらいの速度でWi-Fiテザリングを行うことができていました。(端末はOPPO Reno A)

速度制限後にも試してみていますが、楽天モバイル回線外(パートナーエリア)での制限後の1Mbpsという速さはそれなりに使えます。

例えば、一人暮らしの方でPCで重い作業や多くのダウンロードをしないなら、光回線を引くよりも、UN-LIMITの端末1台のテザリングで済ませるとコスパが高い場合もあります。

通話料とSMSがRakuten Linkアプリで無制限

Rakuten Linkアプリの使用で通話がだれとでも無制限通話可能なのも利点です。

楽天回線を使えなくても通信をそれほど気にされないならば、この通話無料というだけで十分に魅力を感じます。

すでに楽天モバイルに加入されており、端末がアップデートで使用可能であれば、通話を良く利用される場合このプランは確実に選択肢の一つとなるでしょう。

また、Rakuten Linkアプリを使うと通話だけでなく、SMSも完全に無料というのも珍しいです。SMS、電話を重視されているならかなりお得になるはずです。

3ヶ月無料&お得なキャンペーン

1年間無料キャンペーン終了からの、次は3ヶ月間の無料キャンペーンです。ドコモやauの新プランも強力なのでなんとか対抗していますね。

無料期間が終わったとしても通信1GBまでの利用なら基本無料なので、とりあえず1回線契約していてもいいのではないかと思いますね。

いろんなポイントバックキャンペーン

「Rakuten UN-LIMIT 」申し込みと「Rakuten Link」アプリの使用で誰でも5,000ポイントをゲットできます。SIMのみでも端末セットでもゲットできます。

「ZERO宣言」のおかげで契約事務手数料・SIM交換再発行手数料・契約解除料までも無料なので、SIMのみの場合、転出する側の事務手数料分以上が恐らく帰ってきますね。

Webまたは店頭での申し込み+「Rakuten Link」アプリの使用(10秒以上の通話とメッセージの送信)が必要です。

スマホも同時購入で最大20,000ポイント(機種によります)がゲットできます。機種によってはタダ同然で手に入るものもあります。

「楽天ひかり」1年無料キャンペーン

2020年10月より終了日未定で「楽天ひかり1年無料キャンペーン(先着10万名)」が再開しています。楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」との両方の契約が条件です。

ただし、かかる費用も当然あります。初期費用、オプション費用(オプション加入は任意)は別途となっています。

初期費用

初期費用には初期登録費と標準工事費の合計がかかります。

・完全新規の場合

→初期登録費800円+工事費(2,200円~19,800円:集合住宅か戸建かなどにより変化、支払いは分割のみ。詳しくはこちら

・他社光コラボ、フレッツ光からの乗り換えの場合

→初期登録費1,800円のみ

このように、他社の光コラボ(auひかり、NURO光等以外)やフレッツ光からの乗り換えの場合は初期費用も1,800円しかかからず、通信費は1年無料ですので驚くほどの安さです。

ただし、現在NTTのフレッツ光回線でプロバイダに「楽天ブロードバンド」を利用中の方の転用は特典対象外となっています。

契約期間

契約期間: 3年間(36ヶ月)で自動更新、36ヶ月後の1ヶ月間のみが契約解除料なし(契約解除料は9,500円)3年契約というのは光回線では平均的ではあります。

1年後の料金(通常の料金): 戸建4,800円、集合住宅3,800円。この料金設定も平均的な光回線の料金です。

利用可能エリア

NTTからフレッツ光回線を借りて「楽天ブロードバンド」というプロバイダーでの通信を行っているため、NTTのフレッツ光が利用可能なら「楽天ひかり」も問題なく使用可能ということになります。

ルーターは別売

今回のキャンペーンではルータープレゼントということは無いようで、自分で用意する必要があります。

IPv6(クロスパス)対応ルーターを選ぶことで高速な通信速度を維持できます。楽天ひかり公式で接続するだけでIPv6接続が可能なルーターを案内してくれています。

楽天モバイルUN-LIMITと楽天ひかりセットで本当にお得?

楽天モバイルUN-LIMITと楽天ひかりの同時申し込みによって通信費を1年間ほぼタダにできます。

UN-LIMITの方は3ヶ月で無料期間が終わりますが、その後も通信を押さえれば無料に近い運用も可能です。

金額的には50,000円以上を自動的にキャッシュバックしてくれるイメージなので、かなりお得と言っていいでしょう。

楽天ひかりキャンペーン詳細はこちら

注意点

現在使わている携帯会社からの全移行を行おうとした場合は、携帯と光回線の違約金などがどれほどかかるかも考える必要があります。

ソフトバンク光のような違約金保証のシステムは無いので、乗り換えのタイミングが良いかどうかの見極めが必要です。

その他のキャンペーンや詳細については楽天モバイル公式ホームページをご覧ください。

正直注記が多すぎて書ききれない部分が多いので、公式ページで確認していただけると間違いないです。

契約時の注意点

楽天モバイルUN-LIMITにて、端末を同時に購入される場合に、製品保証・アクセサリーを選択するところがあります。

この際に「スマホ交換保証プラス」というサービスが自動的に選択済みになっています。

月額650円で故障時にすぐに端末を交換してくれるというサービスですが、不要であれば選択を解除しておきましょう。

つぎの画面です。なぜ勝手に選択されているのか…

製品保証・アクセサリーの欄

個人的にはせっかく月額無料で申し込んでいるのに結局650円でも毎月払うというのは嫌でしたので選択解除しました。選択済みのところをクリックます。

製品保証の選択を解除する

製品を申し込んだあとでの加入はできないので、もしも高価なスマホを購入された場合などは加入しても良いですが、月額650円払うなら他のスマホ保険などのサービスもあります。

モバイル機器全般の保証をしてくれるモバイル保険では月額700円で修理費用10万円まで保証(しかも1契約で3台まで)してくれたりするのでね…。

その他の注意点

  • プラン料金3ヶ月無料というのは1回線までで、同じ楽天アカウントを使用して2回線目からの使用は通常料金となります。

  • 端末を一括購入なら問題ないのですが、分割払いの場合は楽天カードを使用しないとクレジットカードごとの手数料が取られます。

  • 分割払いはできるだけ楽天カードで購入されることをおすすめします。

楽天モバイル限定スマホ

Rakuten Mini ・Hand・BIG並べた
楽天モバイルホームページより

楽天モバイルではRakuten Miniをはじめ、いくつかの限定端末が売られています。それぞれの特徴を挙げてみます。

Rakuten BIG(とにかくでかい5G対応端末)

Rakuten BIGは6.9インチの有機ELディスプレイ搭載のでかいスマホです。重量は約230gと重く、その割にバッテリーは4,000mAhと微妙な容量です。

ただ、特徴としてインカメラが画面内にあり、指紋認証も画面内という近未来感のある仕様が興味くスペック的には楽天専用端末でトップで、4眼レンズのカメラ性能もまあまあ高いです。

ただ、顔認証非対応なのは謎で、インカメラ部分のテキストがぼやけてしまうというのもちょっと難点。そして物理SIMが無く、eSIMのみというのも気になります。

Rakuten Hand(コンパクトで高性能)

2020年12月8日発売のRakuten Handは5.1インチというちょっと小ぶりな画面サイズで約130gと軽量、CPUはSnapdragon720Gというなかなか高性能な機種です。

有機ELディスプレイを搭載で電池持ちも良く、カメラも2眼で4800万画素+200万画素としっかりしています。

デメリットとしてはBIG同様に物理SIMが無く、eSIMのみであり、基本的に楽天UN-LIMITでしか使用できない点です。

Rakuten Mini(サブ機に良い)

Rakuten MiniとiPhone8を比較
Rakuten miniとiPhone 8のツーショット

友人がRakuten Miniを購入(1円セール時)したので、現物を見させてもらいました。本当に小さくて可愛いです。

「バッテリー持ちとカメラ性能は微妙で、画面も小さすぎていろいろ操作するのはしんどいけれど、サブ機として持ち歩くにはとても良い」とのことです。

テザリングも可能ですし、モバイルWi-Fiルーター代わりに持ち歩くのも良いです。ただ、メイン機として利用するには小さすぎるという印象ですね。

OPPO Reno A(楽天版)

楽天で同時購入したOPPO Reno A

OPPO Reno Aは通常版と楽天版が存在し、違いはストレージが通常版=64GB、楽天版=128GBとなっている点と楽天版には楽天のアプリが大量にプリインストールされているという点です。

CPUなどの処理性能の高さや、防水防塵に対応していて、DSDVにはもちろん対応。バッテリーは3,600mAhと十分。おサイフケータイに対応しているのも興味深いです。

サクサクな性能やあらゆる機能を詰め込んでいるので全部入っていてほしい人におすすめです。

私が買った機種なので、レビュー記事もあります。

その他の販売機種や、各機種の詳細情については楽天モバイル製品一覧で確認できます。

最新のキャンペーン情報も楽天モバイル【キャンペーン・特典情報】にてご確認ください。

楽天モバイルUN-LIMITの今後

楽天モバイル の「Rakuten UN-LIMIT」のデメリット、メリットなどについて考えてきました。

楽天モバイルの回線範囲はまだ狭く「アンリミット」というには到底及ばない状況ですが、これから範囲も広がってゆきますし、通信通話が基本無料というのはかなりの強みです。

キャンペーンもやたらと行うので、それらを利用すると信じられないくらい安くスマホを持つことが可能です。

とはいえ、なかなかトラブルが絶えない楽天モバイルですので、手放しにみなさんにおすすめできるわけではないです。

特に楽天回線が普及し始めているところでの突如圏外の可能性や、サポート体制が不安な部分を承知の上で申し込む必要がありますね。

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