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Windows 10・11のPCはメモリ4GBで足りる?【8GB以上を推奨】

Windowsのノートパソコンを新しく購入される場合にメモリ容量がどれくらいのモデルが良いのか悩むところです。

パソコンでそんなに大掛かりな作業をしないから…という理由で値段だけで4GBのメモリのPCを選んでしまう前に、この記事を参考にされてください。

メモリの基本情報

現在のPC、ノートパソコンはWindows 10と11のモデルが売られており、その中でも安いモデルが基本的に4GBのメモリ(Windows 10)を積んでいます。

ちなみにWindows 7は2020年1月にサポート終了し、2021年10月にはWindows 11がリリースされました。

今回は2025年10月まではサポートされるWindows 10と、最新のWindows 11のどちらの場合でもメモリ搭載量は重要な要素なので検証していきます。

メモリとは

メモリとは、イメージとしては作業スペース、机のようなものです。メモリの量が多ければ作業机が広がり、同時にいろいろな作業を行えるようになります。

このほかにCPUと呼ばれるものは、いわば脳です。計算の速さなどがCPUで決まってきます。

記憶媒体(HDDやSSDなど)はいろいろなものを置いておく倉庫や本棚をイメージしてもらえると良いでしょう。

HDDやSSD、から必要な道具や情報などを取り出して来て、メモリという作業スぺースでCPUという頭脳を用いていろいろなことを行っています。

Windows10で最低限必要なメモリは?

Windows10で最低限必要なメモリは「32bit版=1GB/64bit版=2GB」となっています。

これはWindowsを動かすために必要なメモリ数であり、それ以上のメモリを積んでいないと他の作業はほぼできないということになります。

加えて、今では32bit版のWindowsを搭載したモデルは中古で見つける以外ほとんどありません。そして4GB以上のメモリを搭載するには64bit版である必要があります。

Windows 10では余裕を持って作業するためのメモリの最低ラインは4GBということになるわけです。

Windows 11ではどうか?

2021年の10月にリリースされたWindows 11についてはインストールの最低システム要件がメモリ4GBとなっています。

また、Windows 11に対応のスペックは大まかに第8世代Intelか第2世代Ryzen以上のCPUと、かなり厳しいです。

その他のWindows 11に関しての詳細な必要条件についてはWindows 11のシステム要件を確認されてください。

実際にWindows 11にアップデートしたPCを使ってみたところ、Windows 10よりもメモリ使用率も若干高いため4GBメモリでは厳しいと感じました。

ちなみに友人のPCを借りてWindows 11をインストールしてみた記事もあります。正直、すぐにアップデートする意味は感じませんでした。

メモリが4GBでも十分な場合

  • Windows 10である
  • 1日のパソコンの使用時間が短い
  • 使用用途はメール・Office・動画再生くらい

    以上ような場合にはメモリ4GBでも一応大丈夫です。Windows 10でとても軽い作業を行う分にはそれほど問題は生じません。

    実際にLenovo YOGA710ではWindows10で第7世代core m3のCPU、128GBのSSDそしてメモリ4GBという構成ですが「それなりに」動いています。

    ただし、将来的にWindows 10のサポートが切れるのも見えていますし、次回購入する際には最低8GBのメモリがほしいと感じます。

    8GB以上のメモリのモデルを選ぶべき場合

    • PCを今後いろいろな用途で利用する方
    • Windows 11を動かす

    この場合には、たとえ多少値段が上がったとしても「8GB以上のメモリ」を搭載したモデルを選ぶべきです。なぜそうすべきかを簡単に言ってしまえば…

    「メモリ4GBじゃ足りない…あの時8GBのパソコン選んどけばよかった…」

    と思う瞬間が訪れてしまうのです。そう、私のように…。では、具体的にどのような場面なのかを考えましょう。

    ゲームをしたい場合

    もちろんオセロのような軽いゲームなら問題ないですが、FPSなどでがっつり遊びたいという方であれば4GBメモリでは絶対に足りません。

    最近の3Dゲームを動作させるだけで1GB以上使用し、推奨メモリが8GB以上などと記載されているなら、それ以上(16GB以上)のメモリは必要でしょう。

    もちろん重いゲームを遊ぶならCPUやGPUの性能も高いものが要求されるので、メモリだけでなくトータルでのスペックを上げる必要があります。

    Google Chromeのタブを5つ以上開くような時

    Chromeのメモリ使用率は異常に高いなと感じる日々です。

    Google Chromeだけで軽くメモリを1GB以上使用してきて、さらにタブを増やすごとにガンガンメモリを食います

    筆者自身もメモリ4GBのYOGAちゃんには酷すぎるっ…どうにかならないのかなぁ…と思う時がたびたびあります。

    バックグラウンドでアプリを起動しつつ他の作業もしたい時

    これもChromeと同じようなシュチュエーションですが、バックグラウンドでのアプリの動作中や更新中に同時作業を行うと、メモリ4GBの限界を感じます

    また、重いプログラムを動かしたりメモリをかなり使うゲームをする時にもメモリ不足を感じるはずです。

    Windows 11を動かす場合

    最近のPCではWindows 11がインストールされている場合が多く、それらのほとんどのPCは8GB以上のメモリを搭載しています。

    これは、Windows 11がWindows 10よりも容量もメモリ使用量も若干上がっているということが理由の一つです。

    もしもWindows 10から11にアップデートできるPCでメモリが4GBしか搭載されていない場合には、アップデートによって動きが悪くなる場合があります。

    Windows 10も2025年10月まではアップデートされるので、それまで粘って使うというのも一つの手かもしれません。

    最初は気づかない【罠】

    最初のうち、メモリが4GBで低スペックなPCでも、意外とさくさく動くように感じます。

    しかし、それなりにパソコンを使っていると、いろいろなアプリやプログラムを入れていきます。

    すると当然メモリも余計に消費し、Google Chromeや他のアプリを同時に立ち上げただけで常時メモリ使用率が80%を超えるようになっていきます。

    さっき開いていたChromeが再読み込みするようになったり、ゆーっくりとしか動かなくなったり…

    最悪、突然のフリーズが起こり、データの破損の可能性もあるのです。

    今より先を考えて購入を検討する

    以上のことから、将来的にそれなりにパソコンでの作業を行うことがあるかもしれないなら、メモリ8GB以上のPCを買っておいて後悔は無いです。

    「後悔先に立たず」というのはパソコンなど高価な買い物で特に顕著に現れます。個人的にも実感しています…。

    私自身もメモリ4GBのノートPCでは、徐々に同時作業が厳しくなりました。基本的な作業はメモリ4GBのYOGA710で可能ですが、本格的な作業には正直スペック不足です。

    それで、Chromeのタブを10くらい同時に開いて、画像を編集しつつブログを更新する際などには、デスクトップで16GBのメモリを積んだモデルで作業しております。

    今思えば、最初からメモリ8GB位を積んだノートPCを買っておいたら良かったかな、と感じることもあります。

    メモリ4GBのモデルを買ってしまう理由

    ⇒安いから…。

    私もよくわからずに値段を見て安さで4GBメモリのモデルを選んでしまったところがあります。

    調査不足というのもあるのですが…あといくらかプラスしてでも8GBモデル選んでおけばよかったと感じたのは購入から1年後くらいの時でしたね。

    そのような失敗を皆さんにはしてほしくないという思いでこの記事を書いております

    なので4GBメモリのLenovo YOGAを購入してむしろ良かったとさえ思います。

    逆にこういう経験ができた故に力説できるということですから…

    4GBのメモリでもなんとかやっていく方法

    でも買ってしまったものは仕方ないということで、4GBのメモリしか積んでいないYOGAちゃんでなんとかやっていけないかと何かとやってみました。

    これらの策を講じてPCの動きが改善した部分もあったので、メモリ4GBのPCでも諦めずにやっていこうとされている方は参考にしてください。

    メモリ不足になっているかの確認

    とりあえず、今のパソコンのメモリの使用状況を「タスクマネージャー」でチェックしましょう。

    ホーム画面の一番下のタスクバー上を右クリックすると「タスクマネージャー」が並ぶのでクリック、表示された画面のパフォーマンスをさらにクリックします。

    タスクマネージャーでメモリの使用率を確認する

    この画面で現在どのくらいのメモリ使用率なのかがわかります。この70%使用中の状況は、4GBメモリのPCで、Chromeタブ5つとDropboxがバックグラウンドで動いている状況です。

    ちなみに以下に挙げた対策を施してる状態でこのくらいの使用率です。この値が90%を超えてきているといろいろ厳しくなります。

    Windows 11には極力アップデートしない

    比較的新しいPCでWindows 11にアップデートできる場合には、できるだけアップデートせずにWindows 10を使われるのをオススメします。

    一度Windows 11にアップデートしてからWindows 10に戻すことも可能ですので、動作が重くないかなどを確認してから利用するのもいいと思います。

    PCの設定

    不要アプリをアンインストールする不要ファイルもできる限り削除することでメモリの消費を減らせます。

    メモリ不足の原因の一つにHDDやSSD容量が無くなってきていることもあるからです。また、周辺機器のプリンターなどでもメモリは消費されます。無駄な機器は繋がないようにします。

    デフラグ」も行います。エクスプローラーの「Windows(C:)」で右クリック→「プロパティ」→「ディスクのクリーンアップ」でOKです。

    バックグラウンドアプリの制御」も行いましょう。「スタート」→「設定」→「プライバシー」と進み、バックグラウンドで動作するアプリを選択します。

    私はセキュリティアプリ以外はすべてオフにしました。

    メモリ開放アプリの使用

    個人的に非常に効果が高かったのはメモリ開放のアプリを導入したことです。「Reduce Memory」というアプリで、Gigazinさんで紹介されていて、かなりいい具合にメモリを解放してくれます。

    Gigazin「放置しておくだけでメモリの使用を激減させてくれるフリーソフトReduce Memory」で詳しく扱われていますので、ぜひ参考にされてください。

    このアプリによって一定の時間で定期的にメモリが解放されるため、私のYOGA710でもChromeタブを5つくらい開いても動作は重くなくブログも書けます。

    最後の大技:メモリの増設

    これができれば一番最強の方法、メモリの増設です。ちなみに私のYOGA710ではメモリ増設はできず、諦めています。

    もしもメモリのスロットが開いていたり、交換できるタイプのノートパソコンであれば自己責任にはなりますが、この方法が最も効果があります。

    4GBのメモリでなんとか頑張るという話を無視して、8や16GBに増設するというのですから。できれば私もしたい方法です。

    繰り返しますが自己責任となります。保証などが効かなくなることをご理解の上で行って下さい。

    (メモリが交換・追加できてHDDを搭載なら同時にSSDに交換することで圧倒的に速度が向上します。この辺りは結構マニアックな話ですね)

    メモリ以外の要素について

    パソコンにはいろいろと考えないといけない要素があり、チョイスを難しくさせます。

    メモリ以外でもPCのスペックを左右する要素は例えば、CPUの性能や記憶媒体(ROM)がHDDなのかSSDなのかといった違いです。

    CPU性能

    PCの性能において大きく影響を与えるCPU性能(脳のような働き)ですが、気を付けていただきたいのはAtom・Celeronという名のついたCPUは基本的に動作が遅いです。

    それで、IntelであればCore i3以上、そしてAMDであればRyzen 3以上のモデルを選ぶとストレスがないでしょう。

    記憶媒体の性能(HDD・SSD)

    少し前までは記憶媒体としてHDD(ハードディスクドライブ)が良く使われていました。

    しかし最近ではSSD(ソリッドステートドライブ)というディスクを使わずにメモリチップにデータを書き込むものが使われるようになりました。

    正直一度SSDの速さを体感してしまうと2度とHDDには戻れないくらい作業速度が変わります。

    起動時間ではHDDで30秒くらいかかっていたとすればSSDでは10秒くらいで立ち上がります。

    そのほかのデータ処理も圧倒的に速いため、PC作業を頻繁に行われるならSSDを搭載モデル以外に選択肢はないでしょう。

    今後PCを購入される場合の推奨スペック

    今後それなりにパソコンでの作業を行う場合には、とりあえずメモリ8GB以上は必須と言ってもいいです。Windows 11の登場で特にそうなっています。

    さらに、全体的に必要十分と思われるスペックを並べてみます。独断での勝手なおすすめ内容ですので、参考程度にお願いします。

    3Dの高画質ゲームをされる場合などはさらにハイスペックが求められるでしょう。また、Windows 11に対応した構成にしています。

    CPU:Intel Core i3(第8世代)、AMD Ryzen 3(第2世代)以上

    メモリ:8GB以上

    ROM:SSD(最低128GB以上)

    ディスプレイ:FHD以上

    サイズ:お好み(13インチ以上推奨)

    自作・デスクトップPCならメモリ容量は自在

    ここまでは基本的にノートPCを中心に話を進めて来ました。ですが、家でのみPCを利用される場合にはデスクトップPCという選択肢もあります。

    デスクトップPCの場合には最初の購入時にスペックが低くても後からのスペックアップが比較的しやすいです。特にメモリの増設はとても簡単な部類です。

    また、自作PCはコストパフォーマンスも比較的良いので、ご興味が湧きましたら次の記事も参考にされてください。無駄にMacと競い合っています。

    M1チップ搭載Macを自作デスクトップのWindowsPCで追い抜くには - plz-reference-blog

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    M1チップ搭載のハイスペックなMacを自作したWindowsPCで凌駕したい。というよくわからない筆者の独自企画の第一弾です。新型Macの性能と、それを上回るためのパーツ選定を行い、実際に組んでみます。

    まとめ

    メモリは8GB以上ほしいという話をしてきましたが、Windows 10では、使う用途によって4GBでも問題ないこともあります。

    将来的なことを加味してどれほどパソコンに投資すべきかというのを見定めつつ、この記事も参考に選んでいただけると嬉しいです。

    そして4GBメモリで苦戦されている方には定期的な再起動や「Reduce Memory」というアプリがかなりおすすめでした。

    さらに、ノートPCだけだとなんとなく作業効率が悪いなと感じられている方は、サブディスプレイ追加についての記事も参考にされてください。

    ノートPCに外付けのディスプレイ追加によるメリットや接続方法を紹介 - plz-reference-blog

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    最近ではノートPCでほとんどの作業がこなせます。そんな中でマルチモニター化・サブ(外付け)ディスプレイ追加のメリットや必要性が確かにあることをお伝えします。ディスプレイの選び方や接続方法なども詳しく考えてゆきます。

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