中華製モバイルバッテリーのスペック
メーカー:不明(中国製)
容量:10,000mAh
重量:約120g
サイズ:長さ110×幅70×高さ10mm
出力:5V/1A(USB)
ポート数:1
充電端子:micro
USB
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iPhone 8と似たようなサイズ感 |
スペックとしてはざっとこんな具合です。(メーカー不明のためすべて実測)サイズ的にはかなりコンパクトで、iPhone8と比べても小さいです。
見た目もかなり綺麗で、傷もなくアルミボディでゴールドのカラーは899円には到底見えません。
重量も120gくらいなので、本当に10,000mAhあるのか?と疑いが隠せません。普通10,000mAh以上の容量があると200g以上はあるモデルがほとんど。しっかりしたアルミなのにこの軽さは…
メーカーロゴも入っていない「無印良品」並みのシンプルさです。個人的には好きなのですが、やはり信頼性は何とも言えないですね。
Amazonや楽天市場でも同じような機種があるか探す
あまりの安さだったために、Amazonや楽天市場でもこの価格帯のバッテリーが出ているか探してみることに。同じ商品はありませんが、非常に近いのがありました。
10,000mAhの容量では1,500円以上はしますね。見た目はとても似ていますが、サイズなどが少々異なります。このような形状のモバイルバッテリーはいろいろ出ているようですが1,000円を切ることはほぼ無いですね…
モバイルバッテリーの基礎知識
モバイルバッテリーは容量10,000mAhと書いてあっても実際のところは6割くらい(6,000mAh)ほどしか充電には当てられないようです。エネルギーの損失があるのが原因らしい。
ちなみにiPhone 8や新型iPhone SEのバッテリー容量は約1,800mAhですが、最近の大容量なアンドロイドスマホなどは5,000mAhを超えるものも出てきています。
それで、モバイルバッテリーで10,000mAhという容量はむしろ普通くらいです。タブレットやPCをしっかり充電しようと思えば20,000mAhくらいは欲しくなるでしょう。

そして大事なのが「PSEマーク」最近ではこのマークが無ければ販売することが許されていないです。激安モバイルバッテリーにも一応しっかりPSEマークもついています。
中華製の激安モバイルバッテリーを使う
ここまで外観やスペックを考えてきましたが、問題は本当にちゃんと使えるのかというところですね。
モバイルバッテリーを充電する
モバイルバッテリー自体の充電中はゲージが点灯し、完全に充電終了すると消えます。充電中の発熱もなく、とりあえず爆発しそうな雰囲気はないです。
付属品はUSBケーブルのみですので、プラグの方は自前のを使います。付属のケーブルも異様に短かったので、Huaweiのを借用。
スマホを充電する
激安モバイルバッテリーでスマホを実際に充電してみます。10,000mAhあれば、iPhone 8だと、計算上はだいたい2~3回は充電できるはずです。実際に接続してみます。

iPhone 8と恐る恐る繋いだ
USB端子からiPhone 8へと繋ぎます。問題なく充電してゆきますが、出力が少々弱いのか時間はかかります。とりあえず、発熱などは生じません。そのまま充電していく分には問題なかったです。とりあえず1回はフル充電できました。
さらに検証を重ねる
その後、私のOPPO Reno A(バッテリー容量3,600mAh)でも充電してみることに。スマホの操作をしながら充電していると、バッテリー残量はなかなか上がっていきません。5V/1Aでは出力が弱すぎるのか?まあ、下手に急速充電されても怖いので良いのですが。
さらに激安バッテリーをフル充電してからOPPOを放置して充電してみると…OPPO Reno Aはバッテリー容量が3,600mAhなので10,000mAhあれば約2回は充電できるはず…。
しかし、1回目の充電で19%→93%で止まってしまいました。約65%しか充電できていない→2,500mAhくらい分です。エネルギー損失を考えてもちょっと少なすぎないかな?
中華製の激安モバイルバッテリーの感想
メルカリで購入した激安モバイルバッテリーは外観的には満足しているのですが、おそらく容量は10,000mAhも無いですね。あっても4000mAhくらいかと。まあ4,000mAhでも1,000円以下なら安いのですけどね。
一体どこで仕入れたものなのかが謎で、メーカーなど不明でよく分からない部分もあるので、過充電などに注意しつつしばらく使って、そのご緊急用バッグ行きになる予定です。
災害時の備えも大切ですよね、これからも役立ちそうなものがあったらレビューしていきたいと思います。
安心のAnker製モバイルバッテリー
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Anker PowerCore Fusion 5000と並べてみた |
ここまで激安バッテリーを検証してきましたが、正直モバイルバッテリーは多少値段が上がっても、Ankerなどの有名どころが無難な気がします。
しばらく後で、Anker製の5,000mAhの容量のモバイルバッテリーを購入しました。ちなみにこのバッテリーは実測で3,500mAhくらいの容量がありました。
「Anker PowerCore」シリーズは有名どころで、Anker独自の充電技術である「PowerIQ」という技術を搭載しており、接続機器を自動検知し最適な電流を流します。コンセントに直接挿せる便利な設計になっていて使い勝手が抜群です。
今回はメルカリのバッテリーが安すぎて衝動買いしたのですが、レビューして調べていくうちにやはり安心のブランドを選ぶのが良いな。というのが正直な感想です。
そして、怪しいバッテリーはできるだけ使わない方が無難ですし、使うにしても過充電には注意しつつ緊急用くらいで考えたほうが良いですね。