
中古のPCやスマホ・タブレットなどを扱うイオシスやじゃんぱら、ムスビーなどのオンラインストアを比較してみました。
中古スマホ購入にはいろいろ注意点も多いのでそのあたりも取り上げています。
中古端末で安くiPhoneなどを手に入れようと考えておられる方に参考となれば嬉しいです。
イオシスやムスビー等のオンラインショップを比較
各社オンラインストアの比較を行います。 特にスマホの販売について的を絞って比較していきたいと思います。 イオシスをムスビー、じゃんぱら、ゲオオンラインストア、ソフマップと比較しました。
購入のみでの比較です。今回スマホを中心に比較したため、ドスパラ(PCやタブレット専門)は除外しています。
サイトの見やすさ、商品の値段、商品写真の有無、保証期間などを比較しています。
イオシス | ムスビー | じゃんぱら | ゲオオンライン |
ソフマップ リコレ! |
|
---|---|---|---|---|---|
サイトの見やすさ | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 |
値段※1 | 平均的 | かなり安い | 安いものもある | キャンペーンで安い | 平均的 |
商品写真 | ない | ある | ほぼある | たまにある | ある |
保証期間 | 3ヶ月 | ない※2 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
赤ロム保証 | あり | 一応ある※3 | あり | あり | あり3年以内 |
送料 | 通常640円 | 無料もある | 商品ごと | 540円 (2,000円以上で無料) |
540円 (2,000円以上で無料) |
その他 | 日本未発売品も扱う | 注意点多い | 店舗数多い | UQモバイルとセット販売あり | 10日間の返品保証あり |
※2 ムスビーで赤ロムとなった場合は売り手と買い手の直接交渉が必要となります。利用制限の確認は購入前にしっかり行う方が良いです。「利用制限〇」や「赤ロム保証」という出品を選びましょう。
※3 ムスビーは仲介サイトであるため、ムスビー自体が保証を行うことはないですが、各出品者によって初期不良などについての記載があります。
イオシスの特長
イオシス
の特長の一つは保証期間の長さです。ほかのサイトでは最長1か月程度のところをイオシスでは3ヶ月保証(未使用品6ヶ月)です。
また、サイトの見やすさもイオシスがトップです。日本未発売の海外品も手に入るところも興味深いです。
また、イオシス楽天市場店でも同じように購入でき、楽天ポイントがゲットできるので、ポイントを貯めない方はこちらの方がいいかもしれません。
イオシスは実店舗も構えていますが、都心部でしかないため郊外ではほぼオンラインでの購入となります。実機を見れないのが残念なところです。
ただ、オンライン購入で中古ランクCの最低グレードであっても比較的良品なものが多かったり、ランクAだとほぼ新品だった。というような口コミが多いです。
ムスビーの特長
価格については物によるところが大きいのですが、ムスビー/中古ケータイ・スマホ専門サイト
の安さは確かです。
ショップが出品しているものも多く、それらの商品は赤ロム補償(後で取り上げます)や初期不良の保証がついていたりする場合もあります。
とはいえ、個人の出品では保証は基本的にはないことに注意する必要があるでしょう。
じゃんぱらの特長
じゃんぱらはイオシスととても似ているサイトで、値段設定もかなり近いです。商品画像があるものも多く、外観はしっかりチェック可能です。
実店舗が多いのが特徴で、地方でも展開しているので直接実機を見に行くこともできます。
じゃんぱらは、どちらかと言えば店舗での販売を重視している印象です。
オンラインストア上でも、掲載されている機種について販売元の店舗に直接電話やメールで問い合わせられるようになっています。
買取も強い
じゃんぱらの利点は買取の強さです。店舗に持っていけば安定した高値で買い取ってくれます。
フリマアプリを利用するよりも安心感のある(クレームなどは無い)ため、端末を売りたい場合の良い選択肢になります。
ゲオオンラインストアの特長
同じく店舗の多い【ゲオオンラインストア】
(GEO
Online)は値段的にはそこまで安く感じませんが、キャンペーンを行うことが多いです。
特にオンラインでは、ゲオモバイルとUQモバイルのコラボなどでかなり安く端末を購入できることがあります。
店舗のサポートも充実
一部の店舗(GEO mobileの看板)にて「スマホ相談員」と呼ばれるスタッフがおり、スマホの設定やトラブルに対応してくれます。(サポート料金が取られる場合あり)
また、店舗ではOCNモバイルONEや他のMVNOとセットで端末が割引されます。
店舗なら端末の状態も良くわかるので、近くにゲオモバイルがあるなら直接見に行くのも良いですね。
ソフマップ(リコレ!)の特長
ソフマップ(リコレ!)はサイトも見やすく、値段も平均的に安いです。SランクからEランク(ジャンク品)まで細かな設定がなされていて品数も十分にあります。
スマホに限らず、PCやデジカメ、オーディオ、家電まで取り揃えているので幅広く商品を探せます。
10日間の返品保証がついていて、購入者の都合での返品に対応してくれるという安心システム付きです。
ソフマップは実店舗も大きな都市にはいくつも構えていますので、近くに店舗があれば直接見に行くことも可能です。
ソフマップの注意点
ソフマップの注意点は、オンラインで取り扱っている店舗によっては製品の状態にかなりばらつきがあるということです。
友人がソフマップに出品している、あるオンラインストアでiPhone SE2を購入したところランクAだったにもかかわらず画面に擦れ傷があったということでした。
もちろんソフマップのすべてのストアがリスク高いというわけではありませんが、写真の無い物や極端に安く出されている製品は注意が必要でしょう。
中古での端末購入時の注意点
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スマホは見かけだけだとわからない |
商品ランクについて
商品ランクは大体がA、B、Cランクに分かれており、ショップによってはその他にSランク、未使用品、ジャンク品というように分けられています。
単純にAランクやSランク、未使用品は質が良くなるというわけですが、その判断基準はショップによって異なります。
だいたいのイメージは、「Aランク」はほとんど傷がない。「Bランク」は使用感がある。「Cランク」では画面にヒビなどあったりもする。「ジャンク」となると動作自体も分かりませんし、保証は無いのが普通です。
イオシスはオンラインストア上に売り物の写真を掲載していないので、この商品ランクの基準を頼りにするしかありません。
他のサイトでは写真が載せられているものも多く、それで判断可能な部分も多いです。
オンラインショップでは、商品の外観などはチェック出来てもバッテリー残量までは表記されていないことが多いです。これは買ってみてしか分からない部分でどうしようもないパターンが多いです。
商品に付けられたランクによってだいたいは判断することが出来るようですが、どうしても気になる方は直接ショップで見て触らせて貰うなどした方が良いでしょう。
赤ロム・ネットワーク利用制限について
docomoなどのキャリアの端末からSIMを抜いただけのものを白ロムと呼びます。
赤ロムと呼ばれるのは、端末の前所有者がまだ端末代を払い切っていない状態で、そのまま返済がなされないで利用制限がかかった場合や、不正契約が判明して使用不能になったものです。
こうなると全く端末が使用できなくなるため「赤ロム補償」があるかは重要です。ただ、ネットワーク利用制限が▲(赤ロムになる可能性がある白ロム)という状態でも、その後問題なく使えることがほとんどです。
ネットワーク利用制限▲の端末は安く販売されているため「多少リスクを負っても安いのが良い」という方には良いかもしれません。
ネットワーク利用制限 ✖(=赤ロム)の商品には手を出さないでください。
量は多くないですが、赤ロム端末はジャンク品として部品取りなどで購入されるなどはっきりとした目的がなければ無駄な買い物になります。
ネットワーク利用制限についてはIMEI番号を各キャリアのページから入力することで確認できます。 以下のサイトからチェックすることもできます。
ほとんどの場合は各オンラインショップで確認してくれていますが、IMEI番号が記載されていれば念のため自分でもチェックすると間違いないです。
docomo:http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
au:https://www.au.com/support/service/mobile/network-riyoseigen/
SoftBank:http://www.softbank.jp/mobile/support/3g/restriction/
SIMロック解除について
SIMロック解除がされていないと、そのメーカー例えばdocomoのスマホならdocomo系列のSIM(docomo回線の格安SIMでもOK)しか使えないです。
SIMロックを解除することで、すべてのメーカーのSIMが使えるようになります。つまりSIMフリーと同じ状態です。この項目も当然値段に影響を与えます。
2015年5月以降に発売されたスマホは基本的にはSIMロック解除が可能になっています。
ただし、購入から90~100日後でないとできないとか、中古で購入したものなどはdocomo以外は店舗にもっていかないとSIMロック解除できないなどの制約があります。
docomoはすべてWeb上で行えますが、auとソフトバンクは本人の所有する機種でない場合、店舗で解除してもらう必要があり手数料が3,000円かかります。
本人の所有するスマホならauでもソフトバンクでもWebで行えます。わたしもauで一括購入したiPhoneXRを即座にWebでSIMロック解除しました。
メルカリやラクマといったフリマサイトを用いてiPhoneなどのスマホを購入する場合は特に赤ロムの保証などは無いため、出品者を信頼するしかありません。
メルカリを良く用いて購入する我が家ですが、出品者の評価や、掲載している写真がなどで信頼性を測りつつ慎重に選びます。
特にスマホなどは高価な買い物ですのでじっくり選びましょう。相場も把握しつつ選択すれば相当安く手に入る場合があります。
中古端末専門店と格安SIM&端末セットの比較
IIJ mioやOCNモバイルONEなどで中古のiPhoneとのセット販売を行っています。
特にOCNモバイルONEではキャンペーンで、かなり安い価格で購入できるパターンがあるので、乗り換えるタイミングがちょうど良ければそちらを選ぶのもありです。
これらの格安スマホブランド(MVNO)からの購入では、中古とはいえかなり信頼できる端末をセットにしてくれるのでその点でも安心感はあります。
キャンペーンの期間以外では、実質値段の差はそれほど無いという印象です。中古の端末のみが欲しい方はイオシスなどで購入するのが良いです。
ドコモの新プランahamoの影響で格安スマホ業界も2021年から大荒れの模様です。
2021年の時点で、中古iPhoneを購入されようとしておられる場合「iPhone 7」以上を選びましょう。
理由は、iOSのアップデートやスペックの問題でおそらくiPhone 7でもあと2年くらいの寿命(正確にはわかりませんが)と考えられるからです。
iPhone 6sではもうそろそろAppleのOSのアップデートから除外され、セキュリティ上の問題も生じてきます。現在では、iPhone 7以上できればiPhone 8くらいを狙うと安心です。
おすすめの中古オンラインショップまとめ
安心感を求めるならイオシス
イオシス
の利点はネットショップのサイトの見やすさや、保証の厚さ、そして安定して結構安いところです。
中古とはいえ、かなりの安心感があるので確実な端末を求めるならイオシスはおすすめできます。
安さならムスビー
安さを求めるならば白ロム専門サイト/ムスビー
になります。半フリマショップですが、良く出品元をチェックするなら、かなりお得に買えます。
OCNモバイルONEやLINEモバイルなどとのキャンペーンもやってくれたりまします。
MNPで乗り換えるならOCNのキャンペーン
乗り換え(MNP)を考えている場合は OCN モバイル ONE
のキャンペーンを狙うのが正直一番安くなることが多いです。
OCNは中古に限らず、新品でも「1円の端末」を売ることもあるので要チェックです。
ゲオモバイル×UQモバイルもおすすめ
あまり知名度の無いゲオモバイル×UQモバイル(オンライン)もかなり良いキャンペーンを打ち出してくれます。特にiPhoneの中古端末とUQモバイルのセットが安いです。
例えば…2020年4月24日~5月11日まで中古のiPhone8(1円)とXperia8(4800円)を売り出しました。ちなみにiPhone8のほうは1日で売り切れになりました。
その後も中古iPhone8を1円で売り出すキャンペーンを断続的にしていますね。
また、店舗にて直接中古のスマホを見て状態のチェックすることができるため、安心して購入が可能です。店舗では同時加入するMVNOも選べるためメリットが多いです。
Price Rankで最安値を確認する
ここまで多角的に各サービスの比較を行ってきましたが、Price Rankというサイトを用いて現在最安値の中古スマホ、タブレット等を調べることができます。
Price RankではAmazonからイオシス、さらにメルカリなどのフリマショップまで約50ものサイトから最安を調べることが可能なので、私もよく利用します。
ただ、MNPする場合の端末価格までは出てこないので、純粋に中古端末を探す際に用いると便利です。
また、中古で最安というのがベストというわけではないので今回取り上げたいくつかの注意点を踏まえつつ、これらのサイトも利用しながら最適な端末をゲットしていただければと思います。