完全オリジナル木製100均【セリア】PCケースの詳細

2022/05/31

PC 自作PC

自作PCを組んでいる途中で「ケースは木製で自作してみようかな」と思うことはないでしょうか?

そんなことはほぼ無いと思いますが、私はなぜか作ってみたくなったため、セリアでたくさんの木材とMDF板を購入し、作成したのが木製の100均セリアPCです。

ちなみに材料費は約4,000円くらいかかっているので、普通にそれなりのなケースが買えたな…と今でも思います。

木製100均セリアケース

セリアの木材ケースを詳しく紹介していきます。

完全に自作したセリアの天然木製PCケースです。対応しているマザーボードサイズはMicro ATX、ATXまで可能です。

大まかな設計など

木目を活かすために天然木(100均セリアで購入)を使いました。桐が使われているようで、もともと渋めのカラーにしてくれているのもメリットですね。

45×15cmの板材を6枚ほど使用しています。この材質の板はダイソーには無い(独自調べ)ため、セリアで買い漁りました。

左右には購入した板をそのまま2枚+高さを4分の1にカットした板を足しています。天面にはそのままの板プラス半分にカットした板で出来ています。

そのままサイズで使えるところは良いのですが、半分や4分の1にカットするのはなかなか大変でした。普通のノコギリでギコギコとやりました。

全体のサイズは横幅22.5×長さ45cm×高さ34cmくらいになっています。

それぞれのパーツはヒンジ用のパーツをやはりセリアにて大量購入して付属の小ネジで固定しています。

また、内側にはダイソーで購入したMDF板(セリアにもある)を利用してマザーボードを搭載できるように汎用のボルトをねじ込んでいます。

MDF板は、これまたセリアのL字パーツを何箇所もねじ止めして剛性を上げています。

micro ATXに対応したネジいちあいちあ

基本的にはMicro ATXサイズの穴位置で取り付けていましたが、その後ATXマザーも載せれる事に気づき、穴を増やしています。


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このようなネジ、ボルトなどのセットがあると便利で、このセットの金色のパーツを使ってマザーボードを取り付けています。

最終的には第4世代Intelが載った格安の中身を組んで今に至っています。グラボを支えるための支柱に1.5cmの角棒を使っています。

第4世代Intel CPUで組んだ状態

配線が酷いことになっていますが、ATXマザーボードと電源、そしてHDDとSSDを置いて一応の形にした状態ですね。

MDF板はほとんど歪みがないのですが、外装の桐板は個体差が大きく、結構歪んでいたりするので精度は出しにくいです。

ちなみにパーツ全てを100均で揃えるのが結構大切のようです。MDF板も桐板も薄いので、ホームセンターのゴツめのネジを使うとすぐに貫通してしまいます。

スタートスイッチのみのシンプルデザイン

前面にはスタートスイッチが1つ設置してあるだけで他のインターフェースは全くありません。電源ようスイッチは次の製品を使っています。


Ulincos モーメンタリ 押しボタンスイッチ IP67 防水 U19C3 ブルーLED 1NO1NC SPDT ON/OFF シルバー ステンレススチール 12V 19mm IP67 (青) カプラー付き

デザイン重視にしたというよりも、USB端子などを取り付ける技術がなかったというのが実情です。

そのため、結果的には前面に電源ボタンだけがある超シンプルな設計となり、デザイン的には好みですが、せめてUSBが欲しいという気持ちはあります。

ちなみにこのスイッチを取り付けるにもコツ?的なものがあったので一つの記事にまとめています。

その後、仕方がないので背面からUSB3.0を引っ張ってきて利用しています。

前面はMDF板にカーボンシート

最初は全体を木目の出ている材質で統一しようかと思いましたが、ちょっと面白みに欠けたため、前面はMDF板に100均(セリア)のカーボンシートを貼っています。

これによって若干スタイリッシュになったのではないかと自負しております。

このカーボンステッカーを電源ボタンの中心にも貼ることでメタル感が抑えられてさらにシックになりました。完全に自己満足の世界ですね。

100均セリア製自作ケースの問題点

この100均セリアケースには問題点が3つほどあります。

冷却用のケースファンが無い

ケースの中身何もない状態

このケースの最大の問題は、冷却用のファンが全くついていないことでしょう。それを補うために背面は半開放型としてCPUとグラボ、電源のファンだけで冷やす仕組みです。

それは仕組みでもなんでも無いのですが、IntelのCore i5 10400(TDP65W)とGTX1060程度なら問題なく動いてくれています。

Intel第10世代のシステムを積んだ状態
Micro ATXマザーにIntel Core i5 10400などを積んだ状態

おそらくこれ以上のスペックや熱量を持つCPUやグラボを積む場合にはなんとか空調を整える必要があるでしょう。

このIntel Core i5 10400 CPU搭載PCを作成するに至った経緯を記事にまとめています。M1 Macに対抗するためのパーツチョイスで、コスパ重視です。

電源は浮かせて置いてあるだけ

フレーム内に置かれた電源ユニット
電源を100均の防振パットで浮かしている

このケースの2番目の問題点は電源がしっかり固定されていないという点です。

なんというか上手い固定方法が見つからず、やはり100均の防振パッドを電源裏に張り付けて置くというスタイルに落ち着きました。

このケースは基本的にインテリアとしてデザインに振り切っているところがあるので、あまり派手に動かしたりするといろいろ大変なことになります。

高級インテリアだと思って慎重に扱う必要があります。

スイッチが1つでUSBポートなどが無い

セリアPCに搭載のボタンやポート類は電源ボタンのみで、これが1番高額なパーツ(2,000円弱)です。これが3つ目の問題です。

最近のケースはポートや5インチベイなどをかなり省略してきている流行に乗って、何もかもを削った結果がこの形となりました。

本当はUSBポートくらいはつけたかったのですが、MDF板の加工のための機材が全く、なんとか電源スイッチをハサミとカッターで穴を広げて取り付けられたという現状です。

セリア製オリジナル木製PCの利点

ここからこのケースの数少ない利点を挙げてみます。

サイドパネルや前面はおしゃれ

木製ケースのサイドパネル

サイドパネル(木の板)は厚さ8mm程度の桐材で良い感じの趣きがあります。かなり軽いので外装だけをこの素材にしています。

また、正面から見て左側がヒンジによって開き、マグネットで留まるという構造になっています。

マグネットで閉じる機構

ここが個人的には1番気に入っているポイントです。前面はMDF材を使っていて多少強度があるので、そこに3つのヒンジ金具を取り付けて横板が開閉できるようにしています。

音が静か

このケースにはケースファンや通気口がないことに加えて、CPUファンや電源のファンも内部に組み込まれてしまいます。

そのため、通気性は非常に悪いのですが、音が漏れないというメリットもあります。

冷却効率を限界まで下げて音を低減させているので、高温になりがちなTDPの高いCPUを使う際は要注意です。

壊れてもすぐ直せる

セリアPCは全ての外装が100均のパーツでできているため、破損したとしても非常に安価に修復することができるのも大きなメリットです。

逆に言えば金属製のPCケースよりもはるかに壊れやすいという側面も持っているため、丁寧な扱いが必要でもありますね。

特にマザーボードの固定しているMDF板は若干歪んでしまうことがあるので、今回の場合には、グラボの固定用兼支えとなる柱(廃材の木)でなんとか頑張っています。

CPUクーラーに大型のものを取り付けてしまうと特に危険性が高いので、各部の強度を気にしながら組んでいく必要がありますね。

あまり勧められないけど楽しい自作ケース

今回は自作PCケースをセリアメインの100均素材で作ってみました。正直、皆さんにおすすめできる手法ではないのですが、結構やってみると楽しいです。

もしも少しでも参考になれば嬉しいですが、自己責任で作業していただくこととなるため、その点はご了承ください。

個人的にはそのあとに購入したDeepcoolのケース(5,000円くらい)もコスパが高くて気に入っていました。

DeepCoolのPCケース

Deepcool MACUBE 110 ミニタワーPCケース(Amazonリンク)

このケースもかなりかっこいいです。今回の自作ケースにかけたお金で十分買えたよね…というのは気のせいです。

ということで、セリア100均ケースはコスパ度外視ですが完全オリジナルだからこその良さ、楽しさもありつつ、インテリアとしても綺麗なので満足しています。

今後も自作PC、自作ケース界隈が賑わっていくことを願いつつ。最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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