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格安デスクトップPCの選び方【Windows 11対応】

今回は格安のデスクトップPCの購入方法、特にコスパの高い中古品の見分け方や買い方、そしてちょっとした改造方法などをピックアップしてみます。

前回Windows 10でコスパの高いマシンを作ろうとして若干失敗した経験などを生かし、今回はWindows 11対応PCで攻めていこうと思います。

Windows 11対応PCの見分け方

Windows 11に対応するには結構厳しめの制約があります。メモリ4GB以上、DirectX 12互換グラフィックス、TPM2.0搭載などです。

いろいろややこしいのですが、Windows 11に対応したPCの見分け方としては、搭載されているCPUで見分けてしまうのが一番確実です。

具体的にはIntel Coreシリーズは第8世代以降、AMD Ryzenでは第2世代以降が対応になります。

Intel Coreシリーズならi3、i5、i7の後に4桁の数字がありますが、これが最低8000番台以降である必要があります。

Ryzenでは3、5、7の後の番号が2000番台以降が必要です。ただし、一部例外があるので注意です。

対応しているCPU一覧はMicrosoft公式ページにあります。CoreシリーズやRyzenシリーズ以外のCPUなどもチェックされたい方は以下のリンクを確認されてください。

基本的にはこれら比較的新しいCPUが搭載されていれば、同時にほかの要件も満たされている場合がほとんどです。

ちなみにWindows 10は2025年10月にサポートが終了します。それまで使えたらいいという極限まで攻める低価格PCを狙う場合はまた変わってきます。

Windows 11非対応なのにアップデートされているPCに注意

時々Intelの第7世代以前のCPU搭載モデルなどで「Windows 11アップデート済み」などと謡っている製品がありますが、あれは要注意です。

一応古いモデルでも無理やりWindows 11にアップデートする方法があるのですが、セキュリティ面での不安が残ります。

公式の発表でも触れられていますが、Windows 11非対応PCで強引にアップデートした場合には「Windows Updateの対象外」となるようです。

Windows Updateは機能追加だけでなく、重要なセキュリティ対策を行うものでもあるのです。

その対象から外れるというのは、2025年までアップデートが行われるWindows 10を使うよりはるかに危険です。

あまりにも値段が安くてIntelやAMDの古いCPUが搭載されているモデルで、Windows 11搭載を謡うモデルは避けましょう。

ノートPCの場合は新品がおすすめ

今回はデスクトップPCで縛っていこうと思います。ノートPCの場合には中古で探すとかなり細かなところまでのチェックが必要となり、正直難しいです。

ディスプレイやキーボードの状態、筐体全体のコンディションやバッテリーの状態などを調べる必要が出てきます。

また、ノートPCの寿命は比較的短い傾向にあるので古すぎる商品は使える期間が短くなりがちです。

個人的にはノートPCをコスパ良く手に入れるなら、Lenovoなどで新品購入された方が結果的には満足感が高いと感じます。

もちろんMacBookもいいと思いますが、ブランド力のあるMacはどうしても高額になるので、コスパ重視で選択するならWindows PCになりがちです。

10万円以下でおすすめのノートPCを厳選した記事も書いています。安ければ6万円程度でしっかり使えるモデルもいくつかあります。

格安デスクトップを中古品で狙う

デスクトップPCでWindows 11に対応していて、事務用途での使用のためのコスパの高いモデルを探すなら中古品が良いです。

あくまでもOfficeやブラウザ上での作業、軽めの画像・動画編集くらいが行えるマシンという前提で進めていきます。

ゲーミングPCを低価格で作られる場合には注意点が多いため、今回は除外しています。そのため、グラフィックボード非搭載モデルを選んでいます。

コスパを求めるならIntel第8世代で決め打ちする

Windows 11に対応させるなら、CPUがIntel Coreシリーズ第8世代(Core iX 8XXXと表記)を選ぶのがコスパ重視の選び方の基本になりそうです。

もちろんIntel第9世代以降でも問題ないのですが、結局それ以上のスぺックを求めるなら最新世代のCPU搭載機の方がトータルで良い選択になる場合もあります。

また、Ryzen第2世代以降もWindows 11に対応していますが、市場に少ないのでコスパが悪いことが多いです。

ということで、狙うべきはIntel第8世代のCore i3 8100やCore i5 8400といった中間グレードのモデルです。Celeronなどは遅いのでさすがに避けましょう。

中古デスクトップの具体的な選び方

CPU

Intelの第8世代CPUはi3 8100が最も廉価で低スぺックです。最上位はi7 8700Kでオーバークロック対応の高性能CPUです。ほかにも末尾にTが付くと省電力版だったりします。

個人的なおすすめはi5 8400辺りで、ゲームするにも十分な性能があり、コストパフォーマンスがとても高いCPUです。

価格的にはi3が一番安いのですが、第8世代のi3では性能的にちょっと物足りなくなる可能性も高くなります。

Windows 11でしばらく使っていくならi5 8400は必要十分な性能です。もちろんi7が一番高性能ですが、コスパ的にはちょっと悪くなりがちです。

ただ、中古で選ぶ場合にはうまく探せばハイスペックなCPU搭載モデルが低価格で手に入る可能性もあるのが夢がありますね。

最新世代のCPUとの差

Intel製CPUは第12世代から大幅に性能がアップしています。同じグレード同士で比べると第8世代と第12世代では大体2倍くらいの性能差になっています。

第12世代Intel CPUはRyzen 5000番台CPUよりコスパが高い場合も多く、かなり革新的なシリーズになった印象です。

ただ、12世代から4世代前の8世代Intelでも性能はかなり高く、体感的な差が2倍速くなるようなことは無いです。

厳密にベンチマークやソフトの動作、動画エンコードの時間などを比べれば差が出てきますが、CPU使用率が100%近い非常に重い作業でないとそこまでの差は感じにくいです。

そして、そこまで重い作業を定期的に行われるようなら、確実に最新CPU搭載のモデルを選ぶのが良いでしょう。

メモリ

Windows 11のメモリ使用量はWindows 10よりも若干上がっている印象があります。

Windows 10では4GBでもそれなり(でもギリギリ)に使えましたが、Windows 11では最低8GBは欲しいという感じになりました。

メーカー製PCなどでもメモリの増設は比較的簡単に行えるため、後から付け足しも可能です。8GBあれば一般的な作業は困りませんが、16GBあれば様々な用途に対応可能です。

ストレージ

Windows 11はHDDでもSSDでも問題なく動作しますが、SSD搭載モデルがおすすめです。体感的に安いSSDでもHDDと比べると10倍くらいの速度差を感じます。

ちなみに、HDD搭載モデルもまだ多いため、SSDへの換装を自力で行って安く済ませる方法もあります。

SSDへの交換がちょっとややこしいですが、おすすめなのはWindowsをクリーンインストールしてしまうことです。

クローンを作ってコピーする方法もありますが、必要なファイルや画像、動画などは他の記憶媒体に移すか、クラウドに保存してバックアップするのが良いでしょう。

プログラムの再インストールが面倒という場合にはクローンでのコピーもありですが、クリーンインストールなら不要アプリは必然的に消されて軽くなります。

・Windows 11のクリーンインストールの方法

MicrosoftのWindows 11をダウンロードするのリンクの中の「Windows 11のインストールメディアを作成する」の説明通りに進めればOKです。

必要なのは最低8GB以上の容量のあるUSBメモリかDVDディスクです。作成したインストールメディアを使って新しいSSDにインストールしていきます。

PC側のBIOSかUEFI画面にてブートする順番を変更し、USBかDVDからブートしてWindows 11をクリーンインストールできます。

さらに最近ではM.2 NVMeのSSDも比較的手に入れやすくなっているので、M.2 NVMe接続に対応したPCを狙うのも良いですが、この辺りはちょっと調査が必要ですね。

M.2 NVMe接続では体感的には今までのSATA接続SSDとあまり変わらないですが、速度を測ると確実に速くなってはいます。

Windows 11のストレージ容量は最低64GB必要ですが、実際には最低120GB、余裕を見て250~500GBくらいあると安心ですが価格は上がりがちです。

メーカー製PCのリース落ちなどを狙う

確実に低価格でWindows 11対応PCを手に入れるなら、中古のメーカー製(Dellやhp、NECなど)PCを漁るのが一つの手段です。

自作して一から組むのも良いですが、パーツ選びや組み立ての手間とトータルではコスパは悪いことが多いです。

メーカー製PCならもともとWindows 10か11が搭載されていてOS代も含まれていることが多いため、かなり安く済ませることができます。

メーカー製PCの弱点としては、コンパクトタイプだとグラボなどを追加するなどの拡張性が低い点ですね。

特に個々の機種ごとでマザーボードや電源が専用設計なことが多く、自作PCの物とはケーブルなども大きく異なっている場合があります。

そのため、後々のアップグレードなどは難しく、基本的には購入したままの状態で使うことになります。

メモリの増設やストレージの追加、交換が可能かどうかなども個別に調べてみる必要がありますね。

新品との値段差と性能差

予算が60,000円以上を確保できるなら、新品でLenovoやDellのメーカー製PCを狙うのが良い場合も多いです。

特にLenovoの高性能小型PCは新型のRyzen 5や7のGPU内蔵CPUを搭載した最小構成だと6〜8万円程度で購入なモデルもあるため、中古価格ならそれの半分くらいを狙いたいです。

今回はとにかく金額を抑える目的で探すので、中古かつパーツ交換込みで30,000円台でないとコスパはあまり良くないです。

これで新品と中古の性能差も2倍くらいとなるので、コストとのバランスはトントンになるイメージですね。

ただし、性能差はベンチマークや重い負荷をかけた時に体感できるレベルのものなので、一般的な作業ではほとんど気にならないでしょう。

また、動画制作や重いゲームなどをされる場合には新型のパーツを使ってしっかりお金をかける事のメリットが大きいです。

利用用途を明確にして購入されるのが大切です。これは何度も繰り返させていただきます。

実際に選んでみる

中古でデスクトップPCを購入する方法は大きく分けて二つあります。

  1. 中古PCショップ
  2. メルカリなどの個人売買

1つ目は中古のパソコンを扱うショップですが、オンラインでの購入ならパソコン工房さんやドスパラさんなども一例です。

もう一つはメルカリなどの個人的なやり取りで入手する方法です。

私のおすすめは断然中古PCショップです。個人売買で高価なPCを購入する場合の保証の無さなどは大きなトラブルやリスクに繋がりかねません。

PCをそのまま購入する場合には送料もそれなりにかかるため返品、返金などのやり取りもややこしくなりがちです。

その点で中古ショップなら中古PCであっても数ヶ月〜1年くらいまでの保証をつけてくれる場合もあり安心感が違います。

初期不良などには当然対応してくれますし、在庫もそれなりに抱えているため、返品処理などもスムーズな事が多いです。

中古デスクトップPCならBe-StockやQualitがおすすめ

おすすめのネットショップならBe-StockやQualitです。中古ですが、しっかり保証期間も設けてくれています。

また、しっかりWindows 11対応という記載に加えて、CPUなどのスペック詳細も書かれているので自分でも確認できるところが安心ですね。

中古パソコンショップ Be-Stockでは Intel Core i5 8400や8500を搭載したモデルなら3万円前後で購入可能です。

Be-StockではCPU世代を選択して価格順で検索可能なので便利ですね。

Be-Stockの商品選択画面
Be-Stockのメイン画面でCPU世代を選ぶ

Intel第8世代で決め打ちしてしまえば基本的にはWindows 11に対応なので、ここから選ぶといいですね。

同じく中古PCショップのQualitも価格の低いモデルが多くあります。こちらはWindows 11対応モデルを分けてくれています。

QualitのWindows 11対応モデル一覧
QualitはWindows 11対応モデル一覧がある

Be-StockもQualitも価格設定は似ていて1年の保証が付くことがほとんどなので、両方で検索しながら探すのがいいです。

Core i5 8400Tなど、末尾にTが付くモデルは省電力版モデルで通常の8400と比べると省電力でちょっとスペックも落ちます。

また、低価格でCPUが良いものを搭載したPCでは、ストレージがHDDだったりメモリ容量が少ない場合もあります。

SSD搭載かつメモリが8GB以上を狙うと金額がそれなりに上がってきてしまうので、自力での交換ができるとコスパは上がりやすいです。

良さそうなモデルを見つけたら、その型番で検索をかけて細かなスペックを調べておくと安心です。特殊な不具合なども起きていないかなども調べるといいですね。

Be-Stock【Intel第8世代CPUモデル一覧】

Qualit【Windows 11対応モデル一覧】

新品購入ならLenovoの小型デスクトップがコスパ最強

予算が6万円以上ならば新品での購入がおすすめで、特にLenovoの小型PCは圧倒的なコスパを誇ります。

このコスパの高い最新PCがあるために中古でのPC選びは選択肢が狭まっていると言っても良いくらいです。

Ryzen 5搭載の中間グレードだとしても事務用途を余裕でこなし、画像編集や軽めの動画編集までも扱えてしまうスペックを持っています。

Lenovoデスクトップモデル(公式HP)

これらの最新PCがおそらくコストパフォーマンスでは最高クラスの事務用PCとなるでしょう。

ゲーミング用途ならBTOがおすすめ

ここまでで紹介したモデルは中古でも新品でもよくある事務作業や画像、軽い動画の編集などまでの用途に適したモデルです。

PCゲームをがっつりと行われるなら、自作で作ってしまうかBTOでセミオーダーのゲーミングPCを購入するのが良いでしょう。

いきなり自作した場合にはもしもパーツの不具合や相性問題で動作しないときに原因特定がとても難しいので、最初はBTOで組んでもらうのが安心ですし、若干安い場合も多いです。

コスパ重視なら「FRONTIER」はかなり値段を抑えてくれます。特価モデルはすでにパーツが固定されていてカスタマイズ性は低いですが選ぶのは楽です。

【FRONTIER】 (公式HP)

ゲーミング用途なら最低でも10万円以上の値段帯で、CPUとグラフィックボードの性能を優先して選んでいく形になるでしょう。

まとめ

格安デスクトップPCの選び方としてWindows 11搭載モデルに絞って考えてみました。

価格的には中古で保証のあるPCを買うのが最も安くすみますが、予算が60,000円程度まで出せるなら新型のメーカー製PCが最もハイコスパになります。

Windows 11が出たということは12もいずれ登場するはずなので、それまでの間で一番用途に合っていてコスパの高いモデルを探せると良いなと思います。

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