ロジクール MX Keys MiniのレビューとG913 TKLとの比較【確かに事務用途最強キーボードでした】

2022/07/29

キーボード ロジクール 周辺機器

ロジクールのゲーミングキーボードG913 TKLを気に入って使っていますが、事務用途で最強のキーボードはMXシリーズが名高いです。

ということで、ずっと気になっていたMX Keys Miniを購入してG913 TKLと比較したりしてみました。これまで通算10台目のキーボードになりますね。ほんとに危ない…

ロジクール MX Keys Miniの詳細

MX Keys Miniの全体

MX Keys Miniの発売は2021年11月なのですでに多くのレビューがされています。最新のMXシリーズキーボードはMX Mechanicalで2022年7月に発売されました。

ハイエンドメカニカルキーボードのMX Mechanicalは比較的静音な方ですが、デスクワークでは若干音が気になるはずです。

それで、これまでのレビューからも静音性も高く、かつ扱いやすいキーボードとしてMX Keys Miniを選んでみました。フルサイズ版のMX Keysも人気が高いです。

スペック詳細

  • サイズ:約296×132×21(mm)
  • 重量:約506g
  • キーピッチ:19mm
  • キーストローク:1.8mm
  • キースイッチ:パンタグラフ
  • キーレイアウト:日本語配列 83キー
  • 接続方式:USB(Logi Bolt)、Bluetooth(マルチペアリング対応)
  • バッテリー:USB-C充電、バックライトオンで最長10日、オフで最長5か月

配列は日本語(JIS)のみですが、WindowsでもMacでもどちらにも対応できるように印字がされています。ただし、iPadではUS配列として認識されてしまうので注意です。

直販価格は13,860円という設定で、フラッグシップモデルだけある高めの値段設定ですね。

私は感覚がおかしくなってきていますが、1万円以上するキーボードって高いですよね?高いはずです。いや、普通に高い。

前回買ったG913 TKLが定価約30,000円だったので、それと比較してしまうと安く感じているだけですね。危ないです。

Logi Bolt対応

UniflyingレシーバーとLogi Boltレシーバー
左がUniflying、右がLogi Boltレシーバー

MX Keys MiniにはLogi Boltによる無線接続が可能になっています。これまではUniflyingレシーバーを使っていましたが、これからはLogi Boltが標準になるようです。

Logi Boltに対応したことによって進化したポイントはセキュリティや通信安定性の向上ということらしいです。

そうは言っても、Unifryingの時点で遅延はほぼなかったので、一般ユーザーにはそれほどメリットは感じられないかもしれません。

しかも、なぜかMX Keys MiniにはLogi Boltレシーバーは同封されておらず、別で購入するか、ほかの対応機種についているものを使うかしないといけません(謎)。

単品では1,000円ちょっとで売られていますが、1万円以上のキーボードなのでさすがに同封して欲しかったところです。

スマートイルミネーション

スマートイルミネーション

MX Keys Miniはスマートイルミネーションというバックライトの自動調整機能が搭載されています。

手をキーボードに近づけるだけでセンサーが反応して、バックライトが点灯します。そして席を離れると自動でオフになりバッテリーを節約してくれます。

この機能によって暗い部屋でも1文字目から照らされた状態でタイピングできるという便利機能ですね。

バッテリー持ちについて

MX Keys Miniはフル充電でバックライトをつけた状態だとバックライトオンで最長10日もつとなっています。充電はUSB-C端子です。

充電端子とON-OFFスイッチ

スマートイルミネーション機能で自動的に調整してくれ、オフになるタイミングも早いため感覚的にはもっと長く持つ印象です。

バックライトオフで最長5か月間もバッテリーが持つのはすごいですね。明るい環境ならバックライトをOFFにしておくとバッテリー残量はほとんど気にならないでしょう。

メディアキーが使いやすい

使いやすいメディアキー

メディアキーの中でも「ディクテーションキー」という音声入力モードに即以降できる機能や「絵文字キー」は最近の必要にマッチしていると思います。

さらにマイクのミュート、ミュート解除機能もオンラインでの仕事やミーティングが増えている現状に合わせた機能ですね。

ただし、Zoomなどのアプリでミュート、ミュート解除しようとする場合には後で解説するLogi Options+でキーボードショートカットをアプリごとに設定するのがいいです。

打鍵感について

個人的にブログやその他の作業でキーボードを打ち続ける必要があるので、打鍵感は常にこだわって評価しています。

MX Keys Miniはパンタグラフ方式を採用していてノートPCに近い打鍵感となっていますが、重量は500g以上でかなりの安定感があり、かつ非常に静かに打つことができます。

キーストロークが約1.8mmと浅めですが、MacBook Air(M1 2021)のキーボードよりもストロークは深く、しっかりとした打鍵感があります。

絶妙なバランスで調整されている

ほかのパンタグラフキーボードと比べて優れている点は、全体的に絶妙なバランスで仕上げられているというポイントです。

押下圧60g程度という数値だけでは測れない、スムーズで癖のない押し心地と、ちょうどよい反発力でタイピングを素早く行えるサポートをしてくれる感があります。

個人的には長い間メカニカル方式のキーボードを愛用していて、サクサクと打っている感覚が好きでした。

この打鍵感については好みの部分が大きいのですが、MX Keys Miniは浅めなストロークながらも、打っていて心地が良いというのは新鮮でした。

疲れにくい適度な反発とキートップの凹みが絶妙にタイピングをサポートしてくれているのがわかります。確かに多くのレビューで高評価が得られている理由がわかります。

メディアキーも最近の必要を考慮して配置されていたり、作業効率を上げるという点でMX Keys Miniはかなり優秀です。

専用ソフトLogi Options+について

Logi Options+の設定画面

これまでのロジクール製品はLogicool Optionsというソフトで設定を変更していましたが、最近新しくLogi Options+が登場しました。(WindowsとMacのみ対応)

MX Keys Miniの場合はLogi Options+でしか設定ができません。これまでLogicool Optionsを使っていた場合にはLogi Options+の追加インストールを促されます。

両方ともインストールしてあっても問題なく動作しています。設定方法はほとんどかわっておらず、見やすいインターフェイスになったようです。

キーの変更はアプリごとに変えられ、F4キーからdelキーまでの11個だけを設定変更できます。推奨される動作以外にもキーボードショートカットの追加も可能です。

デフォルトではメディアキーが表に来ていて、変更できるのはメディアキーの動作です。

Fキーに固定(メディアキーと切り替え)するにはFn+escキーです。

Fキー固定にしてFn+Fxキーを押すことでメディアキーを押せるので、好みでどちらかに固定しておくのがいいですね。

Logicool Flow機能

これはロジクールのマウス側の方の機能になるのですが、Logi Flowという複数のPCを同一デバイスでシームレスにコントロールできる機能があります。

この機能によって、Windows⇔Windowsはもちろん、Windows⇔Mac間でもスムーズにデバイスを行き来できます。

これはマウスのカーソル移動によって可能になるのですが、MX Keys MiniもLogicool Flowに対応しているので、カーソルが移動した側でキーボードも操作可能になります。

※この機能を使うのには同時にLogi Flow対応のマウスを購入する必要があります。

ロジクール G913 TKLと比較してみる

G913 TKLとMX Keys Mini

最近ずっと使っているG913 TKLですが、こちらは実売価格で25,000円くらいとMX Keys Miniの2倍くらいの金額です。

この2機種を比較するのはどちらもシリーズ内で最高クラスの製品となっていたからです。私もどちらにするか悩み、結局両方買うというパターンになってしまいました。

ちなみにどちらもUSBレシーバーとBluetoothで無線接続が可能で、薄型(リストレストが不要)でハイエンドなキーボードです。

もちろん、相違点はいくつもあります。

パンタグラフかメカニカルか

MX Keys MiniとG913 TKLの側面

まずはキースイッチです。MX Keys Miniはパンタグラフ方式というノートPCでよく使われているキースイッチになっていて、浅めのキーストロークになっています。

G913 TKLはメカニカルスイッチで、私のモデルは赤軸(リニア)が使われていてスムーズで軽い打鍵感が特徴です。

この違いは完全に好みの部分が大きく、メカニカル方式に一度触ってしまい、そこから抜け出せなくなってしまう方もおられます。

個人的にもメカニカルの打っていて楽しい打鍵感は好みなのですが、MX  Keys Miniのちょうど良い反発と質感の高い作りからくる安定した打鍵感も捨てがたいです。

全体的な仕上げやデザイン

MX Keys MiniとG913 TKLの表面処理

どちらのモデルもロジクールのフラッグシップモデルとして、質感は非常に高いです。ただし、MX Keys Miniの方は表面が金属素材に見えて実は樹脂です。

表面の塗装がとても良い仕上がりなので、金属でなくても十分なのですが、G913 TKLは本物のアルミ、しかもヘアライン加工の施されたタイプです。

この質感の違いは結構大きく、並べるとG913 TKLが値段が2倍する理由もちょっとだけ分かる気がします。

そうは言っても、これも好みの部分が大きくて全体的にダークな印象のG913 TKLと、グレーとシルバーの温かみのあるMX  Keys Mini、正直どちらも良い感じです。

ちなみにどちらもホワイトのバージョンもあるので、カラーで悩まれる場合には色違いの物もチェックしてみてください。

サイズの違い

G913 TKLはTKL=テンキーレスということで、フルサイズからテンキーを省いただけのモデルです。フルサイズ版はG913として売られています。

MX Keys Miniはテンキーレスかつ、矢印キーなどを右下に埋め込んだ最もコンパクトなサイズのキーボードです。

このサイズ感の違いも意外と大きいです。私はしばらくコンパクトのモデルを使っていて、途中でG913 TKLになったのですが、やはり若干の大きさを感じます。

これも好みの問題で、テンキー付きのフルサイズ版が良い方はG913か、MX Keysを選ばれるのが良いですし、テンキーレスならG913 TKL、コンパクトならMX  Keys Mini。

さらにコンパクトかつメカニカルが良いならMX  Mechanicalという選択肢もあります。

ソフトの使いやすさ

・MX Keys Miniは「Logi Options+」

・G913 TKLは「G Hub」

正直これは圧倒的にLogi Options+の方が安定していて使いやすいです。

G Hubアプリについての酷評がかなり多いため、そんなに悪いかな?と思っていましたが、本当に使いにくいですね。

G913 TKLはオンボードメモリ機能があるので、キーボード本体に内容を記憶させて使うのをおすすめします。

Logi Options+については結構親切にわかりやすいインターフェースとなっているのでイライラすることは少ないと思います。また、MXシリーズはLogi Flowに対応しています。

ちなみにG913 TKLは専用のレシーバーで低遅延なLIGHTSPEEDに対応した少し大きなサイズのものになっています。

レシーバーの違い

MX Keys Miniには付属していませんが、Logi Boltレシーバーも通信の安定感は抜群で、マウスとキーボード両方を接続することができるのがポイントですね。

どちらがおすすめか

MX Keys Miniは事務作業を静かにミニマムに行いたい人向け

MX Keys Miniの強みは薄型なのに打ちやすくて静音性も高く、コンパクトなところです。

自宅にて家族が一緒にいる中などで静音性を重視しつつ、打鍵感も良いキーボードとしてMX Keys Miniはとてもおすすめです。

また、マルチペアリングでの端末の切り替えもスムーズで、WindowsでもMacでも使えるように印字されているのもポイントです。

さらに、MX Keys Miniは横幅がコンパクトなのでマウスとの距離が近く、キーボード⇄マウスの移動時間のコンマ数秒を削ることができます。

最小限の構成に必要な部分を詰め込んだというイメージのMX  Keys Miniなので、独立したFキーやテンキーなどを多用される方には向かないキーボードです。

G913 TKLは自室でゲームも事務もどっちもしたい人向け

個人で仕事をしていて打鍵音が気にならず、ゲームにも使うならG913 TKLは相当おすすめできるモデルです。

サイズ的にはMX Keys Miniより一回り大きいですが、標準的なキー配列となっていて癖がないです。(基本的にはWindows用の配列です)

また、打鍵感もなかなか良いため打っていて楽しくなるのがG913 TKLの大きな利点です。

ただし、金額もかなり高いため打鍵感重視ならHHKBやリアルフォースなどの選択肢も入ってきます。ゲーミング用途でG913 TKLの圧倒的応答速度が真価を発揮します。

事務的作業をこなしつつ、打鍵感にも拘りながらも自由なライティングもできて、ゲームではプロが使っているという、かなりオールマイティな機種です。

唯一の問題は打鍵音になると思います。比較的静かな赤軸(リニア)の場合でもMX Keysと比べると倍くらいの音がするので打鍵音を抑えたい場合には向かないですね。

G913 TKL単体でのレビューもしています。

ロジクールK380とも比較する

MX Keys MiniとK380を並べた

こちらは低価格帯の同じくロジクール製、Bluetooth接続専用の薄型キーボードK380です。

このキーボードもかなり人気があり、価格的にも3,000円程度と比較的安価で手を伸ばしやすいです。

主な違いは打鍵感、キーピッチ、ストロークなどの部分です。値段差が3倍以上あるので、MX Keys Miniの方が打鍵感がいいのは当然ですよね。というところ。

ただ、K380の打鍵感が悪いのかというとそうでもない。さらに浅いキーストロークでサイズ的にも一回りコンパクトです。

個人的意見ですが、K380は女性向けのキーボードとしてかなりおすすめな気がしますね。非常に軽いキータッチと小さ目なサイズ感とカラーバリエーション。

カラーは写真のグレー(ブラック)のほかにホワイト、ブルー、レッド、ローズ(ピンク)から選べるのが良いですね。

仕事向きなのはMX Keys Miniですが、Bluetooth接続だけで良くて、カジュアルに使いたいという場合にはK380は十分に使えるキーボードですね。 

MX Keys MiniとMX Master 3Sの相性

MX Keys MiniとMX Master 3S

ロジクール製品では超有名な機種であるMX Master 3Sも今回同時に購入してみました。

MX Keys MiniとMX Master 3Sを一緒に使うメリットは多くあり、その一つはデザインが統一されてかっこいいところです。

これは主観でしかないのですが、同じMXシリーズで揃えることでの一体感は非常に高く、色合いやデザインの整合性が取れることで机の上がシュッとします。

また、Logi BoltレシーバーがMX Master 3Sに同封されているのでセットで購入するとLogi Boltレシーバー1つで両方を接続可能です。

MX Master 3Sも単独でレビューしてみました。

Logicool Flowにも対応

先ほども触れましたが、MX Master 3Sには「Logicool Flow」というデバイス間を自由に行き来できる機能が搭載されています。

この機能をMX Keys Miniと一緒に使うことによって非常に扱いやすくなる場合があります。

個人的にはそれほど使う機会がないのですが、Windws PCとMacを同時に開いてつかっているような環境で文字やファイルの移動がスムーズになります。

また、ほとんど遅延なくデバイスを行き来できるため、ストレスなく1セットのマウスとキーボードで複数端末を操作することが可能です。

この機能を愛用されている方にはLogicool Flow対応であるというのは必須な条件になってくるくらいに強力な機能です。

Windows間やMacとiPadなどの間での連携は比較的簡単ですが、WindowsとMacを同時に起動させている状況ではこのLogicool Flowは強い機能です。

MX Keys Miniのまとめ

デスクの光景

MX Keys Mini(KX700)は事務用途で確かに圧倒的に扱いやすいコンパクトでスマートなキーボードでした。  

ゲーミングキーボード最高峰のG913 TKLと比較してみると打鍵感の違いや対応ソフトの違いなどはありますが、値段帯から考えてもとても良いキーボードです。

G913と比べてみると、この性能で13,000円くらいなら安いとさえ思えてくるコスパの高いキーボードともいえると思います。

それほどに完成度が高く、事務作業用で静かなコンパクトキーボードを探しておられるなら、確実におすすめできる逸品ですね。

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