ESR iPad Pro 11インチ ガラスフィルム UltraFit Classic & Armorite レビュー
今回はESR様より製品をご提供いただき作成しています。
ESR製ガラスフィルム UltraFit ClassicとArmoriteの2製品を比較レビューします。
ちなみに「UltraFit」とはトレイ(iPad取り付けガイド)のことで「Classic」はバージョン名のようで、「UltraFitのArmorite」バージョンも存在します。
今回比較したのは「UltraFitトレイのClassicバージョン」と「旧トレイのArmoriteバージョン」となります。
ESR iPad Pro 11インチ M4(第5世代)専用ガラスフィルム UltraFit Classic
ESR製 9H強化ガラスフィルム「UltraFit Classic」のiPad Pro 11インチ M4モデル用を送っていただきました。
ESR ガラスフィルム UltraFit Classicの特徴
2枚入りの安心感
2枚入っているのは一度ミスってもリトライ可能な安心感があり、特にサイズの大きいiPadは張り付けが難しいのでありがたいです。
張り付け用の機構が使いやすい
画面表面をきれいにしたiPadをガイドに取り付けて、フィルム側に付いているテープを引っ張るだけで位置も正確にきれいに付きます。
作業手順
WET WIPE(1)・MICROFIBER CLOTH(2)・DUST REMOVAL STICKER(3&4)を使ってiPadのディスプレイ面を綺麗にします。
ディスプレイが綺麗になったら、ガイドのフィルムとテープの上にiPadを下向きで載せます。
カバーの左側を閉じて、手で上から抑えます。(軽く押すくらいでOK)
上から抑えつつ、テープをゆっくりと引き抜きます。この際に残ってしまっていた埃なども一緒に取り除いてくれるような設計になっているようです。
ガイドからiPadを取り外して、表面のフィルムも剥がします。
完成です。
非常に簡単に、ほぼ完璧に取り付けられました。(※サイズが違うのは選んだ製品が異なったため)
M4 Proにピッタリ(のはず※)
今回、提供品としてM4 iPad Pro専用品を送っていただいたのですが、サイズはM1 iPad Proと変わらないだろうと思い、M1 Proにそのまま貼りました。
実際にはM1 ProとM4 Proでは若干ですがサイズが異なり、フィルムの縦方向が若干長く、横幅は若干短かかったです(※製品の表記通り)。
それで、型番違いのM1 Proに張り付けることはできて縦側もギリギリ問題なかったです。
しかし、カメラ部分の切り欠き位置が異なり、Face IDが使えなくなりました。(※透明なフィルムですが影響があるようです)
今回は私もあまり確認せずに「多分使えるだろう」と思っていたのが良くなかったです。(良い製品だしギリギリ使えなくはないですが…)
それで、ケースも保護フィルムも確実に自分のiPadに合うかどうか、しっかりチェックされてから買いましょう。
メーカーさんが「専用品」として売っているものは本当に専用なんだなと実感しました。
以下、強引にM1 iPad ProにM4 iPad Pro用のガラスフィルムを貼った際の感想となります。
使用感
透明度が高い
この製品はブルーライトカットなどは無く、純粋なクリアガラスなので画質の劣化はほとんどありません。
指の滑りも良い
表面の加工が指紋防止となっていてタッチ感はフィルムが無い状態よりも良いくらいです。Apple Pencilの反応も全く落ちません。
反射は少し強め
クリアガラスフィルムはどうしても反射が強くなる傾向があります。(iPad Proの素の反射防止能力が高いとも言える)
比較してみると、周囲のものの反射は強くなっています。iPad Proなら最大輝度が600ニト(M4モデルはHDRで最大1600ニト)まで上がるのでそこまで問題にはならないです。
ESR iPad Air/Pro 11インチ用ガラスフィルム Armorite
その後、ESRさんのご厚意でM1 iPad Pro 11インチに合うフィルムを追加で送っていただきました。
こちらはArmoriteバージョンで、前述のUltraFit Classicとは別のトレイを使い、硬度9Hかつ強力な耐衝撃性が特徴です。
貼り付けの手順
UltraFit Classicとは異なり、Armoriteはガイドとフィルムというシンプルな構成です。
ガラスフィルムを上に持ち上げて、iPadを上向きで載せます。iPadの表面をクリーンツールの「WET WIPE」とクロスで完璧に綺麗にします。
ただし、クリーンツールの3「Dust Removal Sticker」は場合により少々粘着成分が残ってしまうようで、注意が必要かもしれません。
ここからは埃などが乗らないよう素早く作業しましょう。
iPadのディスプレイ側の保護フィルム(1)を剝がし、ガラスフィルムをiPadに乗せます。
上の写真はあまり良くない状況ですが、本来は上部の「2」とある部分を指でなぞって、上から気泡を抜いていきます。(勝手に気泡が消えていきます)
最後に外側のフィルムを剥がして完成です。
ガイドの精度も高いため、ほぼ完璧な位置に取り付けられます。
やはりiPad Pro 2021(M1)モデル対応品だけあり、どの箇所も完全にフィットします。
ESR製スタンドカバーと一緒に使っても干渉することなく、しっかりと保護してくれている感があります。(反射はやはりちょっと強めですね)
UltraFit ClassicとArmoriteの比較
フィルムの貼りやすさはUltraFitトレイが上回る
表面の滑らかさや透明度はUltraFit ClassicとArmoriteは同レベルで、張り付け位置は一発で簡単に決まります。
ただ、通常トレイのArmoriteはiPadのディスプレイが上に向いた状態でガラスフィルムを貼るため、スピーディに行わないと埃などが侵入しやすいです。
UltraFitトレイはiPadを裏向きにして、フィルムを引き抜くという仕様なので、綺麗に仕上がる確率は高いです。
張り付けが簡単なUltraFitトレイは旧世代のiPad用が無いのが残念です。(対応機種:iPad 第10/11世代・Air M2/M3・Pro M4〈11&13インチ〉)
とはいえ、旧トレイのArmoriteでもしっかり埃などを除去して取り付ければ、完成時のクオリティは同レベルです。
どちらのフィルムもiPad用としては非常にレベルが高く、位置決めなどで何度も試行錯誤する必要がないため、おすすめできる製品でした。
硬度は同じ9H
硬度は同じ9Hで、これは「鉛筆硬度」であり「モース硬度」と呼ばれるHが付かない1~10(10=ダイヤモンドの固さ)とは異なります。
鉛筆硬度の9Hは、モース硬度で言えば4.5くらいらしく「木工用の釘で引っかいても傷がつかない」程度のレベルで、実際のガラスより若干弱いくらいです。
Armoriteは64gの鉄球を1.7mの高さから落としても耐えられるミリタリーグレードとのこと。(Classicは0.5mの高さまで耐えられる)
指紋の付きにくさや滑らかなタッチ感も同レベル
UltraFi ClassicもArmoriteもどちらも指紋防止の表面処理がされていて、素のディスプレイより汚れにくいです。
また、タッチやスワイプ時の滑らかさも向上するので使用感はとても快適になりますね。
ESR iPad Pro用 ガラスフィルム まとめ
ESRさんが寛大にも複数の製品サンプルを送っていただいたので、ガラスフィルムの比較も行えました。
ESRさんの製品はどれも価格と性能やデザインのバランスが良くて、コストパフォーマンスは高いです。
ESR 2枚入り ガラスフィルム iPad Pro 11インチ M4など対応 UltraFit Classic/Armorite
ESR 2枚入り ガラスフィルム iPad Air(第4~5世代) iPad Pro 11インチ(2018~2022)など対応 Armorite