Intel Core 3シリーズ搭載 Windows ノートPCについて
COMPUTEX 2026で発表されたWindowsノートPC各モデルについて取り上げます。
Acer Swift Air 14やDell XPS 13をはじめ、ASUS、HP、MSI、Lenovoから続々と新機種が登場しました。
それらの一部機種に採用されるプロセッサは「Core シリーズ3 (Wildcat Lake)」です。
現行のCore Ultra搭載機より価格を抑えつつ、基本的なAI処理や事務作業をこなせるスペックのようです。
Acer Swift Air 14
いくつかの製品の中でAcer Swift Air 14に注目します。
- SoC:Core 7 350(Core シリーズ3)
- メモリ:最大16GB
- ストレージ:最大512GB(1TBまでアップグレード可能)
- ディスプレイ:14型WUXGA(1,920×1,200ドット/120Hz)、350cd/平方m、sRGB100%
- カメラ:フルHD/赤外線
- 無線機能:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
- バッテリ容量:70Wh
- ポート:USB Type-C 2基、USB、オーディオ端子
- サイズ:313.99×222.65×12.9~13.3mm
- 重量:1.19kg
- OS:Windows 11 Home(x86)
このような構成で、米国では699ドル(恐らく日本円だと12万円くらい)あたりからになるそうです。
70Whバッテリーにて動画再生で最大19時間、Webブラウジングで最大16時間の駆動が可能。
カラーはセージグリーン・フロストブルー・ブロッサムピンク・ライラックパープルの4色で、北米では8月に発売予定らしいです。
搭載されるSoCざっくり言えばCPUのIntel Core 7 350=Core シリーズ3 Wildcat Lakeについて見てみます。
Core シリーズ3(Wildcat Lake)について
このシリーズは明らかに「Apple A18 Pro」を搭載した「MacBook Neo」を強く意識しています。
出回っているPassMarkスコアを参考に比較すると・・・
- Intel Core 7 350:シングル約4,200、マルチ約16,000
- Apple A18 Pro:シングル約4,000、マルチ約8,500〜9,200
上記は参考程度でしかないベンチマークですが、数字だけ見ると処理性能の高さはなかなかです。(CPUの型番によって性能は違います)
NPUは「17TOPS」を確保しており、基本的なAI処理にも対応可能らしいです。Copilot+ PCの必要条件である40TOPSに届いていないのも興味深いです。
インテルは初めて非UltraチップにNPUを搭載し、新しいCore 7 360は前世代のIntel Core 7 150Uと比較して「最大2.1倍高速な作成および生産性、最大64%低いプロセッサ電力、最大2.7倍のAI GPUパフォーマンス」を提供するなどと供述しています。また、「Core シリーズ3」なのに「Core 7」っていうIntelのネーミングは相変わらず凄まじく分かりづらいです。(Core i 時代の方がまだ良かったのでは?)
価格について
今回発表された各モデルは、MacBook Neoの対抗馬として品質と価格にも注力しているようです。
価格帯を見てみると・・・
- MacBook Neo:599ドル(約100,000円)
- Acer Swift Air 14:699ドル(約120,000円※)
- Dell XPS 13:699ドル(約120,000円※)
Dell XPS 13には学生割引で599ドル(約100,000円※)から購入できる選択肢もあり、これもMacBook Neoに追従しています。※日本円は予想金額です。
ただし、低価格帯を実現するためにメモリ容量などは絞られる可能性があります。Core 3シリーズは最大メモリ量は48GB〜64GBらしいです。(MacBook Neoは8GB固定)
また、AcerやDell、ASUSなどは上位にSnapdragon Xシリーズを搭載したモデルもリリースされます。
こちらはARM版Windowsとなり、MacBookのMシリーズ以降と同じアーキテクチャで動作させています。
この辺りの混沌もありますが、ゲーム用途以外ではかなり互換性が上がっているので実用レベルに達していると思います。※ARM版Windowsはエミュレーション動作となるソフトも多数あるので実質的な速度は各環境で大きく異なる場合があります。
まとめ
COMPUTEX 2026で発表された新Windowsノートは、間違いなくMacBook Neoを強く意識したラインナップでした。
- Core シリーズ3搭載で、AI処理や事務作業を快適にこなせる性能がある
- MacBook Neoを意識した品質とデザイン
- 10万円前半の価格で最新のWindows環境が手に入る
- メモリ容量が絞られる傾向にありヘビーな作業には注意が必要
- Intelのプロセッサネーミングが複雑でスペックの比較検討に手間がかかる
Core シリーズ3は事務作業や日常的なAI活用であれば十分すぎるスペックです。
メモリ容量の制限などの課題は残りますが、コストパフォーマンスを重視しつつ、なんだかんだWindowsを使いたい場合には有力な選択肢となるかもしれません。

