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ロジクールの格安キーボードⅯK245 NANOのレビュー【価格以上のしっかりした作り】

キーボードの沼にはまってロジクールの格安キーボードに行き着いています。これが最後になるのかは不明ですが…

CoolerMasterのメカニカルキーボードも気に入っているのですが、もっと安くで良いのないのか?という謎の発作が発症しているのです。

Arteckの薄型キーボードや、ロジクールのBluetoothキーボードK380も持っています。今回はさらに安いロジクール ワイヤレス コンボ MK245 NANO(MK245n)です。

ロジクールは最新の「MX Mechanical」が登場したわけですが、当ブログは最近端末を追いかけることをしないので、今さら2016年発売のMK245 NANOを購入しました。

MK245nのポイント

キーボードとマウスとレシーバー

おおまかなスペック

  • サイズ:キーボード 28.8×13.9×2.1(ⅽm)マウス 10×3.2×6(cm)
  • 重量:キーボード 312g、マウス 75g(電池なし)
  • キー数:83
  • キースイッチ:メンブレン
  • キーストローク:約2.5mm
  • キーピッチ:19mm
  • 押下圧:57g
  • 接続方式:2.4GHz無線
  • 駆動方式:キーボード、マウス共に単4電池×2(付属)
  • バッテリー持ち:キーボード 36ヶ月、マウス 12ヶ月
  • マウスボタン数:3
  • 保証期間:3年間

2.4GHz USBレシーバーでの接続

付属のUSBレシーバー

なぜロジクールのキーボードがすでにあるのにさらに買い足したのかというと、ロジクールK380がBluetooth接続限定だったからです。

また、メカニカルで気に入っているCoolerMaster SK622も有線かBluetooth接続なんです。

これも個人的な感覚なので、一概には言えないのですがBluetooth接続が不安定な時が時々あり、それに嫌気がさす症状が出てきているのです。

MK245nはUSBレシーバーによる接続のため、そのイライラ感がなくなります。Windowsではスリープ解除も確実にできます。

USBレシーバーは箱の隅にある
見つけにくい位置にレシーバーが刺してあるのに注意

さらに、専用のUSBレシーバー1つでキーボードとマウスの両方を接続できるのもポイントですね。私はキーボードしか使いませんでしたが…

パンタグラフではなくメンブレン方式

薄型ではパンタグラフ方式が多いのですが、このキーボードはメンブレンという一番安価な方式をとっています。

パンタグラフも結局のところラバードームを使うので、メンブレンと基本構造は変わらないのですが、ひし形のパーツでより薄くできるのがパンタグラフ方式です。

MK245 NANOはそもそも超薄型にする気もないようで、厚さ約2cmとそれなりに分厚いですが、それによってメンブレン式にできているのでしょう。

打鍵音はラバーを使うので比較的静かで、周りを気にせずに使えるのはありがたいですね。

キーストロークが2.5mmとちょっと深め

MK245nの特徴に一応薄型キーボードのわりにキーストロークが2.5mmとそれなりに取ってあるところです。

この原因は先ほども挙げた、メンブレン方式であるところからきているようです。そのおかげでしっかりとした打鍵感を感じさせてくれます。

ノートPCと比べると明らかにストロークが深いので、ちょっと違和感が出る可能性もありますね。好みがわかれるポイントです。

MK245 NANOのメリット

安いのに打鍵感や配列が良い

MK245nの全体

キーストロークが2.5mmと比較的深く、キーに引っ掛かりがなくてキーピッチも19mmしっかり取ってあり、コンパクトでありつつ配列も癖が無いです。

薄型のキーボード、パンタグラフ方式でキーストローク1mmくらいのものから深くても2mm程度のものと比べるとちゃんと打っている感があります。

これは好みの問題とも言えるので、深めのストロークが苦手な方には合わないかもしれません。

個人的にはメカニカルキーボードもいろいろ使ってきた中で、MK245nの超高品質ではないけれど打っている感覚がしっかりあり、しかも軽い打鍵感が好印象。

ノートPCに近い表面の処理なのに、それなりに沈み込むキーは長時間のタイピングでも指に負荷がかかりません。

私はメカニカルは赤軸(一番軽いキータッチ)が好きなので、このキーの軽さ(赤軸よりは若干重め)もちょうどよく感じます。

そして質の悪いメンブレンキーボードでは時々スペースキーの端を打つと引っ掛かったりすることがありますが、MK245nはそんなことは起きません。

剛性感もなぜかしっかりしている

MK245nは超安価なだけあり、見た目はチープでかつ軽いです。そのため剛性も無くてたわんでしまうのではないか?と思われがちです。

しかし、なぜかこのおもちゃみたいな筐体で剛性感はしっかりあります。約2cmの分厚さやサイドのアールが剛性を上げているようにも感じます。

MK245nの背面、チルト
ブルーの主張が凄いので周りを黒ビニールテープで巻いています

チルト機能で8°の角度が付くところも良いですね。この脚も弱そうで意外と強い。見た目に反しての剛性がすごいところがしっかりできているなぁ。

また、子供が荒く扱っても大丈夫な設計がされている気もします。排水用の穴があり、防水まではいきませんが、耐水設計になっているようです。

金額的に子供用にもピッタリでありつつ、大人が使ってもしっかりと安定したタイピングが可能なのがさすがロジクールといったところ。

つまりコスパが高い

正直、もっと高品質なものがや打鍵感重視のキーボードを求めるなら、お金を出せばいくらでもあります。

例えばメカニカル赤軸のサクサク感や、青軸のカチカチ感が好きな方は値段は倍以上しますが、肌に合うものを選ぶのが良いと思います。

重要なのは、MK245nと高級キーボードを純粋に比較してはいけないということです。

MK245nの利点はこの圧倒的安値なのに、癖のない打鍵感、キー配置、高い剛性感を有していることです。高級感は皆無です。

MK245nは約2,000円程度で買えるのに意外と使えてしまう、コスパに全振りしたキーボードなのです。

MK245nのちょっとイマイチな点

若干分厚くて野暮ったくておもちゃみたい

サイドから見たMK245n

これはおそらくみんなが思うポイントだとおもいますが、MK245nは作りが安っぽく見えます。実際安いですからね。

2,000円程度の金額で高級感を求めることはできないのですが、今回購入したモデルはブラック×ブルーのカラーリングで、おもちゃ感が出ていますね。

でもキーボードは道具なので、そこまでデザインにこだわらない方であれば全然問題ないと思います。私も使っていてキーボードはほとんど見ないので気にならなくなりました。

また、薄型のキーボードに比べると分厚い(手前で約2cmくらい)です。個人的には慣れの範囲内でした。

ちなみに、この厚みで違和感が無いなら薄型のメカニカル(MX MechanicalやG913)も問題ないことがわかる試金石的な使い方もできますね。

ポップなカラーは好みが分かれる

このポップな色合いは好みが分かれるポイントです。カラーバリエーションはブラック×ブルー、ブラック×イエロー、ホワイト×ブルーというラインナップです。

どの配色も結構目を引くビビッドなカラーが刺し色として入っています。

私も嫌いではないのですが、キーボードの下に一周あるブルーがちょっとうるさめだったので、購入した日に黒のビニールテープで巻いてしまいました。

私の周辺機器がブラックでほぼ統一しているので、ブルーが強すぎてちょっと浮きました。なので、今回掲載しているすべての写真が側面オールブラックになっています。

印字部分のブルーは逆にオシャレなので良いかなと。あとは普通にブラック×ホワイトで出してくれてもいいんじゃないかと思いますけどね…

JIS配列のみ

これは配列の話で、JISつまり日本語配列のみというのがロジクール製キーボードの特徴でもあります。一部US配列バージョンも出していますが、M245nはJIS配列のみです。

日本ではJIS配列が多勢であって、企業でも基本的には日本語配列を使うのでJISが慣れている方が多いためJIS配列のみでもデメリットではないとは思います。

ただ、個人的にはUS配列バージョンも出ていると嬉しいなと感じてしまいますね。今回はロジクール製品ということでJIS配列で妥協しました。

同封のマウスは使わないかも

付属のマウス

付属マウスも一つのUSBレシーバーで動作するというのがこのワイヤレス コンボ MK245nの特徴です。マウスとコンボになっていて2,000円程度なんですよね。

一応このマウスも普通に使えるもので、ちょっとしたWebブラウジングなどでは使っていてもなにも問題はないです。カチカチ音が大きいくらいですね。

ロジクールのトラックボールマウスM575と並べた

ただ、個人的にはこれまたロジクールのM575というトラックボールマウスを好んで使っているので、今回は同封のマウスは使っていません。

このトラックボールマウスのボールのブルーとMK245nの印字のカラーがマッチしていて意外と相性がいいです。M575もかなりおすすめのマウスですね。

ロジクールK380との比較

MK245nとK380を並べた

これまで長く使っているロジクールのBluetoothキーボードK380とも比較してみます。値段は3,000円くらいとMK245nよりちょっと高めです。

打鍵感や打鍵音

K380の打鍵感はキーストロークが1.5mmと浅く、押下圧が60gなのでとても浅めなノートPCというイメージです。またしっとりとした押し心地が特徴ですね。

MK245mはK380よりも1mmほどストロークが深いため、押し込んだ感が強めな打鍵感となっています。

打鍵音についてはK380の方が明らかに静かで、ペタペタという感じに鳴ります。MK245nではストロークもある分ちょっと音は大きめに鳴りますね。

浅いストロークと静かなタイピングを実現したい場合にはK380がおすすめです。丸いキートップも慣れると打ちやすく感じます。

逆に、ちょっと深めなストロークとカチャカチャ打っている感が欲しい場合にはMK245がおすすめですね。

接続方法について

K380はBluetoothで3台までの接続が可能です。MK245nではUSBレシーバーを用いて1台のみの接続となります。

iPadなどに接続するならBluetoothでシンプルに接続できるK380がおすすめです。Windows PCへの接続の場合にはMK245nはUSBレシーバーなので安定しています。

また、USBレシーバーによる接続ならBIOS(Windowsの初期セットアップ画面)の操作も可能な点や、スリープからの解除も確実に行えるなどの利点があります。

K380も良いキーボード

MK245nとK380をサイドから
K380はかなりの薄型

これまでいろいろなキーボードを使ってきましたが、一番長く家にあり続けたK380もなかなか使いやすいです。

サイズ的にもMK240nよりもちょっと小さくて薄いため、持ち運びにもちょうどよいですし、デザインも可愛さがあります。詳細レビューもしています。

まとめ

このセットでとりあえずの満足が得られる謎

約2,000円程度でこのクオリティのキーボードが手に入るというのがやはりロジクールだなといったところです。

3,000円前後のキーボードでこれまでいくつも試してきましたが、MK245nのコスパは相当高いと感じましたね。

正直マウスの方はほぼ使わないので今回はキーボードのみでの評価になってしまいます。

結局ロジクールが好き

結論として、この価格帯でここまでしっかりしたキーボードは少いよねということを書いていますが、結局は私自身がロジクール製品が好きで肌に合うというのが大きい気がします。

これまでキーボードはいろいろなメーカーの製品を買い漁ってきました。ArteckやiCleverという中華製品の薄型キーボード、Satechiの高級路線薄型キーボード。

これらの薄型キーボードは基本的に良かったのですが、打鍵感が個人的にはちょっとだけ固かったです。好みの問題なのでどれも悪いわけではないんです。

さらにメカニカルではWENRUIのRK61、CoolerMasterのSK622あたりを購入してきました。メカニカルは打っていて楽しさがあり、SK622は現役です。

実はロジクール製キーボードはK380という薄型のものも使っていて、iPadにつなぐ時などはBluetoothで快適に使えて打鍵感も個人的には好きです。

また、Webカメラもエレコムなども使いましたが、結局はロジクールの安いモデルで十分ということもあったり、マウスもロジクールのものが3個くらいあります。

そのようにPCの周辺機器はなぜかロジクール製品が増えていき、MK245nという激安キーボードも肌に合ったというところが大きいです。

しかし、気づいたらロジクールの最上級ゲーミングキーボードのG913 TKLも購入してしまったのでレビューしています。

MK245nはおもちゃみたいだけど良い製品

M245nは正直おもちゃみたいな見た目で高級感もなく、謎にポップなカラーリングの時点で受け入れられない方も多いかなと感じます。

それでもこの価格でしっかり使える商品がある、ということは伝えられたら幸いです。あとは好みの部分が大きいので、実際に試すしかないのがキーボードの難しいところ。

近くの量販店などに実機があればいいのですが、そうもいかないことが多いので、このレビューも少しでも役立てば幸いです。

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