「Chromebook」でできることとできないこと【Windows・Mac・Androidとの違い】

2020/06/12

Chomebook PC

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Chromebookってなに?

このように感じられる方も多いでしょう。Chomebookとは、大手Googleが開発した「Chome OS」を搭載した端末のことですWindowsのノートPCと見間違えるような見た目で、しかも比較的値段が安いため目移りしますよね。

とはいえ、まずはこの新参PCであるChomebookに「できること」「できないこと」を明確にして、ご自身の使用用途に合っているかを考えましょう。

もしも、ご自身で利用されるのに十分な機能があると感じられるなら、結構いい仕事をしてくれる端末ですので購入も視野にいれてみてくださいね。

Chomebookにできること

Chomebookのアプリ一覧

「GoogleChrome」でできることはすべて可能

多くの方が使用されているであろうブラウザ「Google Chrome(グーグルクローム)」このChromeでできること、それは「web検索」だけではありません。Google Chromeには実際ありとあらゆることが可能なツールが入っています

Chomebookで動くアプリを確認してみる

Google Chromeで並ぶアプリケーション
WindowsPCでChomeのアプリを確認する

もし現在WindowsPCでGoogleChromeを使われているようでしたら、Chomeの最初の画面の右上のメニューを開くと、このようにアプリが並びます。これがChromebookでも使用できるアプリです。

例えば、Google Driveというクラウドストレージにファイルを保存しておけます。Windowsで作成したファイルも全て入ります。

そしてWindowsの有名なOffice。つまりWord、Excel、PowerPointなどは、Googleのアプリでほとんど同じようなことが可能です。しかもMicrosoft officeと異なり、すべて無料です。

もちろん仕事でOfficeが絶対に必要というなら仕方ないですが、Googleのアプリも個人使用には十分、そして今ではむしろこちらを使うほうが良いことも多いです。

・Word⇒Googleドキュメント

・Excel⇒Googleスプレッドシート

・PowerPoint⇒Googleスライド

これらのアプリケーションを使用してWindowsで出来ていたことのほとんどが可能となっています。また、一部制限はありますが、Online Officeでの編集も可能です。

Chromeは「アプリ」ではなくPCの「ブラウザ版」

ChromeBookでは、Android端末のChromeアプリとは異なり、Windowsと同様のブラウザ版Chromeが動いています。ブラウザ版Chromeでは、Androidでは搭載されない拡張機能が使えます。

そして、Windowsのように複数のウィンドウが開けます。操作感としてはWindowsのPCと限りなく近いのです。いくつものアプリを同時に立ち上げ、操作可能です。

WindowsのPCをお持ちの方は、Google Chromeブラウザをいくつも開いてみてください。その状態がほぼChromebookです。(実際にはWindowsのようなアプリアイコンが並びますが)

Androidアプリが使える機種がある

ChromebookとAndroid端末はともにGoogleが作る製品です。それゆえに非常に似ている部分が多いです。

Android端末の場合、Google Playからアプリをインストールしてそのアプリを使用しますが、Chomebookの中にもGoogle Playが使える端末があり、Android端末と同じアプリを動かすことも可能です。

ただし、完全にAndroid端末と同様に使えるかと言えばそこまでは言えず、正常に動作しないアプリもあるようです。これも端末によるところが大きいです。そして、このおかげでChomebookの売りである、セキュリティの高さが若干失われるというのもちょっと痛いところです。

オフラインでもできることはある

Chromebookは基本的にインターネットに繋がっていないと何もできないという話を聞きます。実際Google Chromeをしっかり使うにはインターネットへの接続は欠かせません。それでも、オフラインでも可能なことは十分にあります。

先ほど挙げたGoogleのアプリのドキュメントやスプレットシートなどはオフラインでも作業可能で、オンラインになった時に自動同期がなされますAndroidのアプリもオフライン使用可能なものはAndroid端末と同じように動きます

【番外編】WindowsPCにインストールできる

これは、現在発売されているChromebookの話とは異なりますが、ChromeOSのオープンソース版であるChromiumOSをWindowsPCにインストールすることが可能です。たとえば少々古くなった型落ちPCにインストールしてChromebook化してちょっと快適に動かすことも可能になります。「Cloud Ready」が使いやすいです。

WindowsPCをChromebook化する方法についてはこちら

Chomebookにできないこと

写真や動画などを本体にたくさん保存することができない

Chromebookでは、基本的には写真や動画などを本体のストレージに保存できません。それらを保存できるのはクラウド上、つまりGoogleドライブです。(全く出来ないわけではありません)

WindowsやMacなら、自身のストレージのHDDやSSDにデータを保存します。Chome bookは、この自前のストレージがとても少ないです。そのため、Chromebook内にファイル、データをほとんど保存できないのです。

WindowsPCのようなデスクトップ画面の使い方ができない

Chomebookのデスクトップ画面
Chomebookのデスクトップには何も配置できない

また、Windowsのデスクトップ画面と全く同じこと、つまりダウンロードしたファイルを一時的にデスクトップに保存することなどはできません。

このWindowsでは当たり前の作業ができないというのが最初は違和感を感じるかもしれません。Chomebookにはファイルを管理するアプリがあり、それを用いることになります。そういうものだと体で覚えていく必要がありますね。

重いアプリケーションをインストールすることができない

Windows PCなどでは「Photoshop」の正規版などの重いアプリケーションも本体に保存して使用します。Chromebookでも「Photoshop」は一応いわゆるスマホ版は動きますが、正規品をインストールすることができず、細かな調整・加工・編集はできません。

写真をオンライン上に保存して、スマホでもできるような簡単な加工は可能ですが、それ以上を求める場合にはWindowsやMacが必要になるということです。

ChromebookとWindows・Macとの違いまとめ

Chromebookには基本的にストレージ(保存容量)がほとんど無い
Chromebookでは重いアプリケーションがインストールできない

ChromebookとAndroid端末との違いまとめ

・AndroidのアプリもChromebookで使用できる(機種による)
・Chromebookはブラウザ版Chrome。AndroidはChromeアプリ
・セキュリティはChromebookの方が若干高い

購入時の注意点

ChromeOSの更新期限を確認する

Chromebookには自動更新ポリシーの期限という、いわゆるOSのサポート期限が明確に決まっています。Androidのように曖昧ではありません。Androidが嫌いなわけではなく、むしろ好きですがあまりにもサポートに関して曖昧なので心配になりますよね。Chomebookはそのような心配はなく「この時期で終わる」ということが決まっています。

サポートの有効期限は機種ごとに異なる

でもなぜWindowsのように一括にしないのか?!という謎を感じますが、スペックの問題などもあって仕方ない部分なのでしょう。それで、安くても古いモデルは要注意です。 自動更新ポリシーの期限を過ぎると当然ながらセキュリティが甘くなっていきます。

ちなみに2020年以降に発売のモデルは最長で8年の自動更新ポリシーの設定がされているので、最新機種はかなり長く使えます。詳しくはGoogleの自動更新ポリシーをご覧ください。

Chromebookをおすすめできる方

Googleアプリで十分事足りる方

Chrome BookはChromeブラウザで作業を完結させられる人なら最高の選択肢です。現在WindowsのPCを使っていて、Google Chromeしかほとんど開いていないなと感じるなら何の支障もなく、Chrome Bookに乗り換えることができるでしょう。

また、現在Android端末でChromeを利用し、PCとの連携も行っている場合でも、Chrome Bookは同じく、もしくはそれ以上の親和性をもって連携可能です。

セキュリティを重視される方

特にAndroid端末を使用されている方で古いモデルの場合、セキュリティが心配になります。この点でもChrome Bookは基本的にソフトウェアを端末にインストールしないのでセキュリティリスクは減ります。(ただしAndroid用のアプリをインストールしたりする場合、少々危険が伴います)

そして、明確なサポート期限が設けられているためそれらを確認しつつ使用すれば、高いセキュリティを保って使用することができます。

Chromebookはおすすめできない方

Apple製品を愛しておられる方

これまでApple一筋で来られた方、申し訳ありませんが恐らくChomebookを購入されてもただの薄い板にしかならない可能性が高いです。

「AppleとGoogle」=「水と油」くらいの性質の違いがあってどうしても分かり合えないんですよね。というかメインPCにMacなどをお持ちであれば、Chomebookに手を出される必要はないですね。新型のiPhone・iPad・Macを次回もご購入されるのが間違いないです。

仕事で正規版のOfficeや特殊なプログラムが必要な方

この場合にはやはりWindowsのPCという選択が安全です。Chomebookの限界はWindowsではできるはずのことが完璧にはこなせない、というところに現れます。

趣味の範囲、個人使用であれば十分使い物になるChomebookですが、お仕事でこのアプリケーション・プログラムが必要。Officeが入っていないとダメ。ということであれば潔くWindowsPCを購入されてください。安全第一です。

現在おすすめのChomebook

Chromebook Lenovo S330は35,000円程度で手に入るエントリーモデルです。14インチのディスプレイに、厚さ約20mm、約1.5kgの重量と持ち運べるギリギリのサイズ感で、CPUには、MediaTek MT8173C 2.10GHzを使用、メモリ4GBです。HD画質ディスプレイ&ストレージeMMC 32GBのバージョンか、FHD&64GB、FHD&32GBのモデルが登場しています。

Windows10では低スペックですが、ChromeOSの場合、十分な性能と言えます。入出力端子として、USB TypeC(USB Power Delivery対応、HDMI、DisplayPort出力機能付き)、USB3.0×1、HDMI×1を備えて十分な拡張性を持っています。2025年6月までの自動更新が保証されています。

S330の実機レビューもしていますのでご関心がありましたら、そちらもご覧ください。個人的に使用して思うことは、ほとんどこれ一台で十分という感じですね。(超個人的感想です)


ということで、Chromebookは万人向けではありませんが、ご自身の使用される環境によってはベストマッチするかもしれない製品です。

WindowsよりCPUスペックが低くてもOSの軽さから快適な操作が可能なのがChromebookの利点です。起動の速さなどは性能の高いスマホくらいのスピードでストレスもないです。

また、一部モデルでアンドロイドのアプリも動き、価格もWindowsやMacと比べるとかなり安いため、Chromebookは使用用途に合えばかなり良い買い物になるでしょう。

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