無印iPadはどこまで使える?【2in1PCにもなってコスパは最強】

2021/03/30

Apple PC タブレット

iPadは今や「無印」「mini」「Air」「Pro」と種類がたくさん出ています。

今回は「iPadはとりあえず無印を選んでおけば良いのではないか」という結論に至るまでの考察をお伝えします。

無印iPadがどれほど使い物になるのか、2in1PCとしても使えるのかなどを検証していきます。

無印iPadがコスパ最強である理由

私は現在、Macbook Proのサブ機として無印iPadの第6世代を使っていて、これで十分に満足しています。

ここからは、第7世代以降のモデルも考慮に入れつつ、迷ったらとりあえず無印iPadを選ぶべき理由を解説します。

価格の安さ

無印iPadは第8世代をApple公式で購入すると税込38,280円(容量32GB)とかなりリーズナブルになっていきています。

ハイスペックなiPad Proでは最低でも約10万円くらいの予算が必要で、Apple PencilやMagic Keyboardなどを追加していくと簡単に15〜20万円の買い物になります。

最近ではM1チップ搭載のMacbook Airが10万円程度から購入可能であり、高価なiPad Proを選択する際には、なぜProが必要なのかを真剣に考えるべきですね。

「無印iPad」と「Macbook Air」を買うのと「iPad Pro」と「Magic Keyboard」を買うのと同程度の金額であれば正直、前者を選ぶのが良いように思うのは私だけでしょうか。

十分な性能

iPad ProやAirの性能が高いのは間違いないですが、普段使いで必要すぎるスペックを無印iPadも持ち合わせています。

現在現役で十分に戦える第6世代〜第8世代までのスペック表を見てみましょう。

iPad第6世代 iPad第7世代 iPad第8世代
サイズ(mm) 240✕169.5✕7.5 250.6✕174.1✕7.5 250.6✕174.1✕7.5
重量 Wi-Fi版:469g
Cellular版:478g
Wi-Fi版:483g
Cellular版:493g
Wi-Fi版:490g
Cellular版:495g
ディスプレイ 9.7インチ
2048✕1536px
264ppi
10.2インチ
2160✕1620px
264ppi
10.2インチ
2160✕1620px
264ppi
CPU性能 Apple A10
Fusion
(iPhone7と同等)
Apple A10
Fusion
(iPhone7と同等)
Apple A12
Bionic
(iPhoneXSと同等)
メモリ 2GB 3GB 3GB
その他 Apple Pencil
第一世代に対応
Apple Pencil
第一世代と
Smart Keyboard
に対応
Apple Pencil
第一世代と
Smart Keyboard
に対応

第8世代のiPadはCPU性能が向上しましたが、それ以外は第7世代とほぼ変わりません。

私の使っている第6世代iPadでも動作がもっさりしているということは全く無く、ほとんどの場面で快適に操作可能なスペックです。

Apple Pencilが使える

第6世代以降の無印iPadでもApple Pencilを使用できるようになりました。無印iPadは第一世代のApple Pencilのみに対応しています。

書き味にこだわるならiPad Air以上に搭載の「フルラミネーションディスプレイ」搭載モデルが良いですが、普通に使う分には無印iPadで十分です。

ちなみに11インチと第3世代以降の12.9インチiPad Pro、第4世代iPad Airから第二世代Apple Pencilに対応しています。

第二世代のApple Pencilは本体のサイドにくっつけるだけで充電できるようになり、ダブルタップで鉛筆と消しゴムツールの切り替えも可能になりました。

Apple Pencilの第一世代と第二世代には互換性がないため、対応機種を間違えないよう注意が必要です。

どちらにしてもApple Pencilは非常に高額(第1世代でも約1万円)なので、互換品を購入してレビューしてみました。

正直メモ書き程度なら3,000円程度で買える互換品で十分です。無印iPadにはこれくらいがちょうど良いかもしれません。

Smart Keyboardも使える

iPadにSmart Keyboardを取り付けたスタイル

Smart Keyboardが通常の「iPad(第7・8世代)」でも使用できるようになりました。

それまでよりもサイズが一回り大きくなった(9.7インチ→10.2インチ)のは、Smart Keyboardに対応するためとも言えます。

カバーの代わりともなり、重量は200g程度しかないため持ち歩きには最適で、装着時の重量はほとんどのノートPCより軽量なのでさまざまな場面で役立ちます。

キーの反応は良く、キーピッチも19mmほど取ってあり配列はMacとほぼ同じ、ただしファンクションキーは無く、ストロークは浅いです。

打ち心地はさすがに一般的なキーボードには及びませんが、そこまで超長文を書くのでない限り、出先での使用にはとても便利な一品です。

この意味では立派な2in1PCと言えるレベルで使えると思います。

社外のBluetoothキーボードやマウスも使える

iPadに社外のBluetoothキーボードとマウスを追加

例として、iPad第6世代に、AndroidにもiPad OSにも対応しているキーボードのロジクールK380をBluetooth接続してみました。マウスも同じくロジクールのM590です。

文字入力は十分に快適で、Macと同じキー配列(commandキーやoptionキーの印字がある)のキーボードであればストレス無くタイピングできます。

社外のキーボードを追加する場合には「Mac用キー配列」に対応したものを選ぶのを強くおすすめします。日本語への変換や、記号キーの位置がWindowsとかなり異なるからです。

また、ファンクションキーがついている点も大切で「ホームに戻る」や「アプリ一覧を開く」ことが容易になります。

マウス操作はWindowsに慣れていると若干違和感がありますが、十分使えるという印象です。

iPadでも使いやすいBluetoothキーボードのロジクールK380のレビューもしています。

iPad OSの使い勝手が良い

2019年からiPadはiPhoneのiOSとは異なるiPad OSを搭載するようになりました。これにより、PCのような使い方がしやすくなりました。

基本的な操作はiPhoneと大きく変わりませんが、iPadでのみ利用できる機能がいくつか追加されました。

例えば2画面に分割ができる「Split View」はアプリを同時に動作させ、マルチタスクが行いやすくなりました。

これに近い機能として「Slide Over」は起動しているアプリの上にさらにアプリを重ねて起動できます。

さらに、iPadにマウスをBluetooth接続することができるようになったのもOSのアップデートのおかげです。

iPhoneやMacなどApple製品との相性が抜群に良い

iPadとMacbookを同期させている

Apple製品の特長であり大きなメリットは各端末間での連携のしやすさです。

たとえば、2018年以降のiPadをMacのサブディスプレイ兼液晶タブレットとして利用できるSidecarという公式のアプリも強力なツールです。

また、Macでスクリーンショットを撮ると自動でiPadでも画像が表示され、Apple Pencilなどで編集できます。

さらに、iPhoneでコピーした文章を、同じWi-Fi圏内にある同一アカウントのiPadにペーストできるなど多くの連携技術があります。

Appleの技術の結晶とも言える圧倒的なコンビネーションで、iPhone、iPad、Mac、AppleWatchからAirpodsまで、すべてが連携するのは恐ろしさすら感じます。

他のiPadシリーズとの比較

無印iPad(第6〜8世代を想定)と他の新型iPadシリーズを比較してみると、無印iPadで十分だというのがさらに伝わるかと思います。

新型のiPad ProやAirはMacとの境界線が分かりづらい

これは製品の立ち位置の問題ですが、iPad Proや最新のiPad AirはかなりMacbookに近づいて来ています。

iPad ProはもはやPCとしてもハイスペックな部類の性能を持ち「Magic Keyboard」を追加すればあらゆることが可能なオールラウンダーになるようにも思います。

そして、もちろん利用用途によってはiPad Proだけですべてをこなせるというパターンもあるでしょう。

ただ、個人的には「Apple Pencil」までがタブレットとしての利用価値を上げるアイテムだと感じています。

Magic Keyboardは必要だったのか

iPadにMagic Keyboardを取り付けた

トラックパッドが付いたMagic Keyboardを使いたい場合は12.9インチiPad Proの第3、第4世代か11インチiPad Proの第1、第2世代またはiPad Airの第4世代以上が必要です。

Magic Keyboardはそれだけで3万円以上する高級品で、iPad Proと合わせると10万円を軽く超えます。

また、重量がかなりあり(12.9インチ用で約680g、11インチ用で約600g)取り付けるとMacbook Air並の重さになります。

値段が高く、タブレットとしての使い勝手は少々低下するMagic Keyboardは、iPadの立ち位置を曖昧にしているように感じます。

iPadはMacbookにはなれない

iPadはProになってキーボードが付いても、Macbookにはなれません。

確かにiPad Proは万能な端末に見えますが、Macのようなプログラムのインストール、Officeのフル機能を使うこと、非常に重い作業をこなせる高いスペックは持ち合わせていません。

逆に、Macでは不可能な感覚的なタッチ操作、Apple Pencilでの描画、手軽に持ち出せる圧倒的な軽さ、多様なアプリケーション。これらをiPadは持っています。

また、MacbookとiPadが連携する「Sidecar」について考えても2つの端末の役割の違いがわかります。

Sidecarに対応したMacとiPadであれば、Macのサブディスプレイ兼液晶タブレットとしてiPadが機能します。Macが母体となり、iPadはサブなのです。

つまり、MacbookとiPadはしっかりと棲み分けられた機種であり、用途を選んで使い分けることが最善ということになるでしょう。

正直、無印iPadでもそれらを十分に発揮できるので「Macbook」+「無印iPad」というチョイスがある意味、最適解のように感じます。(個人的な意見です)

iPad miniは持ち運びには良い

iPad miniとApple Pencil

私はiPad mini 4を何年も使っていたこともあり、miniの良さはかなり実感しています。

重量300g程度と携帯性がとても良く、電子書籍を読んだり、Apple Pencilなどでメモ書きするのには抜群にちょうど良いです。

ただ、無印iPadよりも2万円ほど値段が高くて純正のキーボードは付けられないという点でコスパは悪いといわざるを得ません。

とにかく軽くて持ち運びやすいiPadが欲しいなら、iPad miniはもちろん良い選択肢にはなります。

無印iPadと他のタブレットを比較

さらに無印iPadをAndroidやWindowsなどのタブレットと比較してみましょう。

Androidタブレットと比較

HUAWEIのAndroidタブレット

AppleのiPadのライバルである、GoogleのAndroidタブレットの良さもたくさんあります。

カスタマイズが自由自在で、AndroidスマホやWindowsとの相性が良く、カスタマイズ性はiPadとは比較できないほどいろいろできます。

さらに、価格が安いというのもメリットです。値段だけで見るとiPadの半額くらいでAndroidタブレットが買えます。

iPadの方がOSのサポート期間が長い

iPad、iOSはAndroidと比べて明らかにサポート期間が長いです。ざっくりですが…サポート期間はiPadは5年、Androidは2年くらいというイメージになります。

iOS(iPad OS)はサポートの終了も明確にしてくれています。もちろん、サポートされていれば絶対に安全というわけではありません。

でも、サポート期間の曖昧なAndroidと比較するなら、ハッカーなどに狙われやすいのは古い端末もたくさん出回っているAndroidでしょう。

現在サポートされているiPadを調べるにはこちら⇒サポートされているiPadのモデル

Androidのセキュリティに関して取り上げた記事もあります。もちろんiPadにも関係しているところもありますので参考にされてください。

使い勝手について

使い勝手についてはAndroidがかなりiPadに寄せてきているのそこまで使用感に違いが無くなってきています。

ただ、iPhoneを使われている場合には全く違和感なくiPadも利用でき、強力に連携することも大きなアドバンテージでしょう。

まとめると、OSのサポートの長さや、全体的な完成度の高さはアンドロイドよりもiPadが上だと言えるでしょう。

それで、廉価なAndroidタブレットを購入するなら、プラス1〜2万円出してもiPadを選んだ方が良い場合が多いです。

Chromebookタブレットと比較

最近ではGoogleのChromeOSを搭載した2in1PCやタブレットも登場しています。

ChromebookはGoogleChromeのブラウザ版が動き、端末によってはAndroidアプリも動かすことが可能で、Androidよりもセキュリティ面で強固なのもメリットです。

Chromebookはタブレットとしての完成度で劣る

ChromebookはAndroidタブレットをPC寄りにした端末です。キーボードやマウス等を追加してWindowsPCのように使えるオールラウンダーです。

ただ、タブレットとしてのChromebookはiPadと比べると熟成されていない部分が多く、Androidのアプリもすべてを動かせるというわけではないです。

今のところタブレットとしてはiPadが使いやすいですが、Chromebookタブレットは今後さらに機種が増えていくであろう注目の端末ですね。

Chomebookについての詳細は次の記事を参考にされてください。

Windowsタブレットと比較

Windowsもタブレットとして使えるモデルが多数あり、コンバーチブル型(画面が360度回転するタイプ)やデタッチャブル型(キーボードが外れるタイプ)に分かれます。

Windows搭載なので仕事などにも使えるし、タブレットにもなるということで万能のように感じます。

Windowsもタブレットとしては少し使いづらい

WindowsタブレットはiPadのようにタッチ操作に特化したインターフェースではないので「パソコン作業+α」という感覚で見るのが良いです。

iPadはアプリで動作していますが、Windowsではブラウザ上やインストールしたプログラムで作業するという根本的違いがあるため用途が違うと考える方が良いでしょう。

2in1ノートPCについても詳しくまとめています。

Kindleと比較

Kindle paperwhite

Amazonから発売されているKindleは「Kindle電子書籍リーダー」と「Kindle Fire」という2シリーズが出ています。

どちらも低価格で端末のスペックは高くないため、AmazonのKindle本を読むのがメインの利用方法になるので、iPadとは大きく異なるジャンルのタブレットと言えます。

Kinde Fireタブレットについて

特に「Kindle Fire」はタブレットとしての基本性能が低く、ディスプレイは通常の液晶であるため、個人的にはiPadやAndroidタブレットを買うほうが良いと感じます。

友人の意見でも、低スペックで低価格のグレードは「ほとんど使えないから即売った」(個人的見解)とのことでした。

Google Playも使えないため、Amazonの書籍や動画を視聴するという目的限定なら良いかなという端末です。

Kinde(電子書籍リーダー)について

単行本をモノクロで読む限定であればKindeの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」はおすすめです。(無印Kndleは安価ですが解像度が低いなどのデメリットがあります)

電子書籍リーダーのKindleは「E ink」という特殊なディスプレイで目に優しく、6インチの大きさで約200gと軽量。充電1回で数週間使用できるというバッテリー持ちが魅力です。

実際にKindle Paperwhite(第7世代)を購入レビューしています。読書専用として割り切った使用なら、とてもおすすめできる製品です。

トータルで見てもiPadは強い

ここまでAndroidやChomebookタブレットなどと比較してみましたが、正直タブレットとしての完成度はiPadがトップだと感じます。

しかも、無印のiPadでも他のOSのタブレットを上回る使い勝手や、十分な性能をもっていて、価格も抑えられているため、やはり無印iPadはコスパ最強端末だと思います。

無印iPadの買い方

iPadは認定整備済品が安い

iPadは新品の価格がどこで買っても変わらないのが特徴です。ですが、整備済製品を選ぶとかなりお得に購入できる場合があります。

注意点としては狙ったモデルがいつもあるわけではないということです。

毎回ラインナップが異なるので、低価格でiPadを手に入れたい場合は整備済製品をひたすらチェックするのも一つですね。

新型の無印iPadはAmazonなどでも購入可能

Apple公式ホームページからでももちろん購入できますが、Amazonなどでも購入可能です。

ほとんど値段は落ちないのがiPadの特徴で、むしろ値段が高いショップもあるので気をつけましょう。

AppleCareは加入すべき?

AppleCareはiPadやiPhoneが壊れてしまった時などに即交換してくれる嬉しいサービスです。

ただし、値段が高いです。無印iPadでの加入であれば税込9240円です。この値段(最初の一回)で2年間の保証です。

そして、修理費用がタダになるわけではありません。iPad本体は税込4400円で修理、もしくは交換してくれます。さらに2回までという制限付きです。この辺りはそれぞれの見方次第です。

確かにiPadの修理は非常に高額になりますので、落としやすいな、という方であれば入っていて損は無いかと思われます。

「入らないでも良いよ」という方でも外ではカバーを付けて使用されることを強くおすすめします。

Cellular(セルラー)モデルとは

Cellular(セルラー)モデルと呼ばれるiPadは簡単に言えば、SIMカードを挿して外でもインターネットに繋がるようになるモデルのことです。

ポケットWi-Fiを持っていたり、スマホのテザリング機能が使えるなら、値段の高いセルラーモデルを買わなくとも、Wi-Fiモデルでも十分でしょう。

持ち物を減らしたいなどの理由でどうしてもタブレット単体でインターネットに繋ぎたい場合にはセルラーモデルをチョイスするのが良いでしょう。

容量は32GBで足りる?

無印iPadはなぜか32GBといきなり飛んで128GB版しかないパターンがほとんどです。64GBくらいがちょうど良いと思うのですが…。

そうは言っても無いものは無いので、選ぶならコスパ的には32GBがやはり一番良いです。写真や動画はクラウドに保存して、重いゲームなどで遊ばない限り32GBで十分です。

私も第6世代iPadですが、32GBで何の不自由もありません。本体にいろいろダウンロードしておきたい場合などは128GB版を選ぶか、iPad Airの64GB版も選択肢になるでしょう。

まとめ

無印iPadは多くの方におすすめできる基本性能と使い勝手を備えています。OS自体の信頼性の高さやMacやiPhoneなどとの連携の素晴らしさも大きなメリットです。

また、圧倒的な書き心地のApple Pencilや、タイピングも快適になる純正のキーボードといったアイテムも強みと言えるでしょう。

PCとしての作業をメインで行われるならWindowsやMacが使いやすいですが、タブレットとしての完成度はiPadが圧倒的で、コスパの高さは無印が最強です。

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